『ビザンチン幻唱/ギリシア正教会の典礼』
Greece/Hymnody of the Greek Orthodox Church
JVC ワールド・サウンズ[ギリシア]
CD: ビクターエンタテインメント株式会社
VICG-5346 (1994年)
¥2,500円(税込)(税抜価格2,427)
帯文:
「古代からビザンチン時代を経て、いまも生きるギリシア正教。
西方教会とは異なる男性合唱のミサは、円形ドームの教会に響きわたり、
まさに天上の音楽というのにふさわしい。一九九二年現地収録。」
1.聖ミナスの祝祭日の聖歌 48:56
Chant on Saint Menas' Memorial Day
企画・構成: 山城祥二
録音・解説・写真: 大橋力
制作ディレクター: 藤本草
マスタリング・エンジニア: 今泉徳人
ジャケット・デザイン: 田中一光
ジャケット編集: 由井幸男
1993年 ギリシア共和国アテネ市ゾーゾホス・ピギ教会にて現地録音
Date of recording: 1993
Place of recording: Zoodochos Church, Athens, Greece
◆本CD解説(大橋力)より◆
「このディスクは、ギリシア共和国の首都アテネにあるギリシア正教会、ゾーゾホス・ピギ(Zoodochos Pege)教会でとりおこなわれた典礼のこの世のものとおもわれないような豊麗なひびきを、最新の録音方法によってつぶさにおさめた稀少価値のたかいものです。
この典礼は、エジプトでうまれた守護聖人のアギオス・ミナス(現在はクレタ島イラクリオンの守護神ともなっている、聖ミナス)を記念する祭礼として夜8時ごろから約4時間にわたってとりおこなわれました。司祭、輔祭の典礼をたすけてボランティアの信徒たちによる聖歌隊がうたっています。
この典礼の合唱は、東洋的ないろあいをたっぷりとふくんでいるのにお気づきでしょう。微小音程を手品のようにつむいでいくメリスマ(こぶし)的な旋律、重厚なドローンによるぞくぞくするような和音の変幻、そして腹の底から朗々とひびきわたる声が、聖堂のドームに幾重にもこだまして、まさに天上の音楽というにふさわしいといえます。このギリシア正教会の典礼の合唱は、はるか1千年前から、キリスト教の東方の拠点、コンスタンティノープル(ビザンチン帝国の首都。現在のイスタンブール)において、華麗に花ひらいたビザンチン聖歌を源流としています。」
◆本CDについて◆
ブックレットに日本語および英語解説、「JVC ワールド・サウンズ・シリーズ(全100巻)御案内」(CDリスト)。
★★★★★
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