ポチャカイテ・マルコ
『ポチャカイテ・マルコ』
Pochakaite Malko
CD: ツチノコレーベル(INFINITE RECORDS)
IFRD-0017 (2001年)
税込定価¥2,940(税抜定価¥2,800)
帯文:
「変拍子に狂い、暗黒に酔う」
「マグマを思わす重量級リズムにチェンバー・ロック的な曲展開。そしてシンフォニックなキーボード、民族音楽の隠し味、と複雑怪奇なキメラ状の音楽性を誇るポチャカイテ・マルコ、登場。」
帯裏文:
「軸が捩れた瞬間、「個」は突然現出し、新たな地平を抱擁する。
地殻が破裂し、本来内包すべき反抗的精神、反社会的行動を捨て去り、自己矛盾を暴露した前進音楽の地平には21世紀の精神異常者の腐り果てた屍が無残な姿を晒しているだけだ。そこに誰が未来の鼓動を感じることができようか。かつて反対派ロックと叫ばれたあのあの星辰は何処に消えてしまったのか。もはやその精神は伝承されず滅び行く運命なのか。
もし、この叫び、嘆きに呼応するなら是非ともこの奇妙なネーミングに踊らされてほしい。騙されたと思ってもいい。なぜならここにはスタイルの模倣という巷に溢れるエセ・レコメンとは違う、前衛の刺の化身となって、抑圧からの解放を叫ぶメッセージが音塊となって共振し始めているのだ。
竹川真/アークエンジェル」
1. G-13 (Ogino) [5:41]
2. Ukraine (Ogino) [4:24]
3, Lanka (Ogino) [5:31]
4. Cat Field (Ogino) [2:29]
5. Funeral (Kuwahara/Ogino) [7:35]
6. 不整脈~arrhythmia~ (Kuwahara/Ogino) [5:21]
7. Trinity (Kuwahara/Tateiwa/Fushiimi/Trad.) [3:57]
8. 5th Element (Tateiwa) [6:07]
9. Acid Rain (Ogino) [7:26]
10. Holy Mountain (Ogino) [5:17]
Pochakaite Malko are:
Shigekazu Kuwahara (Bass)
Kazuo Ogino (Keyboards)
Junzo Tateiwa (Drums/Percussions)
Tomohiro Ueno (Keyboards)
Guest Musicians:
Kei "Hotal" Fushimi (Guitar on "Trinity")
Keiku (Voice on "5th Element")
All tracks mixed by Kazuo Ogino, Junzo Tateiwa and K. Amano
Recorded at Amano Hifi lab, Tokyo, April-August 2001
Engineer: K. Amano (Amano Hifi lab)
Art Direction and Design: Kaori 'caoryn' Ishibashi
Pictures: Kaori 'caoryn' Ishibashi
◆本CDについて◆
透明ジュエルケース。二つ折りブックレット(4頁)にトラックリスト&クレジット。
特典CD:「Lanka」「不整脈~arrhythmia~」(Live at "Binspark" March. 5th 2000)。
本作は2006年にArcàngeloから紙ジャケリマスターで再発されています。
メンバーはGhostの荻野和夫(キーボード)、ex.高円寺百景の桑原重和(ベース)を中心に、キーボードの上野朋洋、ドラムの立岩潤三(のちGhost、UAの2004年作『Sun』にパーカッションで参加)。桑原重和とゲストの伏見蛍(ギター)はのちに高円寺百景の吉田達也とズレトブスコ(Zletovsko)を結成しています。
音の方はマグマとユニヴェル・ゼロとサムラ・ママス・マンナをミックスしたような感じで、路線としてはHappy Familyに近いです。カオティックな頽廃感があってよいです。ジャケもイカしてます。アネクドテンの『ウェイキング・ザ・デッド』と並べて飾っておくとよいです。
★★★★★
G-13
不整脈~arrhythmia~
Pochakaite Malko (Bonus CD)