『マーラー:交響曲第9番/第10番から「アダージョ」』
クラウディオ・アバド=ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Gustav Mahler
Symphonie No. 9
Claudio Abbado
CD: Deutsche Grammophon/Polydor K.K.
F60G 20230/1 [2枚組]
¥6,000
Made in Japan
「〈ライヴ・レコーディング〉
デジタル録音」
グスタフ・マーラー
GUSTAV MAHLER
(1860-1911)
COMPACT DISC 1 [52:06]
交響曲 第10番から 「アダージョ」
Simphonie Nr. 10: Adagio
1.Andante 3:28
2.Andante come prima 5:50
3.(Bratschen/violas) 6:01
4.(Ziffer/24) 3:27
5.a tempo 5:42
交響曲 第9番 ニ長調
Symphonie No. 9 D-dur
I. Satz:
6.Andante comodo 5:03
7.Etwas frischer 3:47
いくらか爽快に
8.Tempo I 1:31
9.Mit Wut. Allegro rusoluto 1:35
激しく
10.Leidenschaftlich 2:40
情熱的に
11.Schattenhaft 1:41
影のように
12.Etwas fließender 3:36
いくらか流麗に
13.Wie von Anfang 3:58
最初のように
14.Schon ganz langsam 3:58
極めてゆっくりと
COMPACT DISC 2 [52:42]
II. Satz:
1.Im Tempo eines gemächlichen Ländlers. Etwas tappisch und sehr derb 2:42
ゆっくりとしたレントラーのテンポで/いくらかぶきっちょに、そして非常に粗野に
2.Poco più mosso subito (Tempo II) 2:28
3.Tempo III 1:31
4.A tempo II 2:45
5.Tempo I 1:26
6.Tempo II 1:25
7.(8 Takt vor "Tempo I subito") 3:02
III. Satz:
8.Rondo-Burleske. Allegro assai, Sehr trotzig 1:50
きわめて反抗的に
9.L'istesso tempo 1:14
10.Sempre l'istesso tempo 2:15
11.Sempre l'istesso tempo 3:06
12.(Klarinetten/clarinets) 1:39
13.Tempo I subito 1:36
14.Più stretto 0:48
IV. Satz:
15.Adagio. Sehr langsam und noch zurückhaltend 3:49
きわめてゆっくり、そしてさらに控え目に
16.Plotzlich wieder sehr langsam (wie zu Anfang) 2:07
突然再び非常にゆっくりと(最初のように)
17.Molto adagio subito 1:59
18.a tempo (Molto adagio) 2:27
19.Stets sehr gehalten
常にきわめて冷静に
20.Fließender, doch durchaus nicht eilend 1:34
流麗に、しかしけして急がないで
21.Tempo I. Molto adagio 5:05
22.Adagissimo 4:29
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Wiener Philharmoniker
指揮:クラウディオ・アバド
Dirigent: Claudio Abbado
プロデューサー:ギュンター・ブレースト(第9番)、ライナー・ブロック(第10番)
ディレクター:クリストファー・オールダー(第9番)、ライナー・ブロック(第10番)
レコーディング・エンジニア:カール=アウグスト・ネーグラー
エディティング:ラインヒルト・シュミット
データ:1987年5月(第9番) ウィーン、コンツェルトハウス
1985年6月(第10番) ウィーン、ムジークフェラインザール
におけるライヴ・レコーディング
ケース表及び解説書表:ハロ・ヴォルター撮影
◆本CD解説(根岸一美)より◆
「アバドの音楽は、よく指摘されることだが、「作品構成の構造に目を向け、その構造自体の有する表現力を浮き上がらせ、作品全体の構造を明晰に、効果的に、集中的に現前させることに力点をおいて」おり、彼の「アプローチは、表現主義的な演奏の対極をなすもので、バーンスタインとは好一対をなしている」(ドナルド・ミッチェル、『レコード芸術』1987年12月号)というのが基本的な特質であろう。しかしそれは、表現がないとか、形式主義的ということを意味するのではなく、マーラーのこの曲のように、いわばすでに充分すぎるほどに表現的な作品においては、アバドはむしろ形態の美と秩序が重要なのだと主張しているとも言える。」
◆本CDについて◆
2枚組用ジュエルケース(24mm厚)。ブックレット(全20頁)にトラックリスト&クレジット、根岸一美による解説、写真図版(モノクロ)2点。
アバドのマーラーはききやすくてよいです。ジャケットデザインもよいです。
★★★★★
Symphony No. 10