INGHELBRECHT
DIRIGE / CONDUCTS
DEBUSSY
Le Martyre de Saint Sébastien
CD: INA - Naïve/Auvidis
Series: Montaigne archives
V 4855 (1999)
Made in Austria
Inghelbrecht dirige Debussy
Le Martyre de Saint Sébastien
Mystère en cinq mansions de Gabriele d'Annunzio
1. La Cour des Lys 20:58
2. La Chambre Magique 12:53
3. Le Concile des Faux Dieux 19:29
4. Le Laurier blessé 15:07
5. Le Paradis 6:43
Ethel Sussman, voix sola (soprano)
Christiane Gayraud, Solange Michel, les jumeaux (contralti)
André Falcon, recitant
Chœur de la Radio Télévision Française
Jeanne Baudry-Godard, chef de chœur
Orchestre National
D. E. Inghelbrecht, direction
Concert du 23 février 1960.
Prise de son: Michel Philippot (stereo)
Enregistrement des Archives de L'Institut National de l'Audiovisuel
Total timing: 75'30
◆本CDについて◆
ブックレット（全48頁）にトラックリスト＆クレジット、Jean Royによるアンゲルブレシュト紹介文「Un héritage et une leçon」（仏文）とその英訳（抄訳）「Désiré-Emil Inghelbrecht」および解説「Le Martyre de Saint-Sébastien」（仏文）とその英訳「The Maryrdom of Saint Sebastian」、歌詞（仏語原文のみ）、レオン・バクストによるデッサン（モノクロ）2点。
デジレ＝エミール・アンゲルブレシュト指揮フランス国立管弦楽団及びフランス国立放送局合唱団による神秘劇「聖セバスティアンの殉教」。語りは映画俳優のアンドレ・ファルコン。1960年ライヴ録音。
1910年の暮れに原作者のダヌンツィオから指名を受けて、ドビュッシーが半年足らずで書き上げた劇付随音楽は、不備な部分を残しながらも、ライヴ音源であることも相まって、ある意味アングラ演劇的な迫力を感じさせます。「エキゾチックで両性具有的な」（ウィキペディアより）イダ・ルビンシュタインが女性ながら聖セバスティアンに扮して語り＆踊りを披露しカトリックからバッシングされた本作が初演された1911年は、あのレーモン・ルーセルの舞台版「アフリカの印象」が上演された年でもあり、本CDの録音（アンゲルブレシュトによるオラトリオ版）では聖セバスティアン役は男性が担当していますが、1910年代と1960年代のアングラ感が交錯する名演であるといってよいです。
★★★★★
