『Harrison Birtwistle: Punch and Judy』  The London Sinfonietta / David Atherton 

『Harrison Birtwistle: Punch and Judy』 
The London Sinfonietta / David Atherton 


CD: Etcetera Records B.V. 
KTC 2014 (1989) [2CD] 
Made in W. Germany 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211020090024p:plain

 

PUNCH AND JUDY 
a tragical comedy or a comical tragedy 
opera in one act 
by 
HARRISON BIRTWISTLE 
scenario and libretto 
STEPHEN PRUSLIN 

CAST 
Pretty Polly / Witch: Phyllis Bryn-Julson 
Judy / Fortune Teller: Jan DeGaetani 
Lawyer: Philip Langridge 
Punch: Stephen Roberts 
Choregos / Jack Ketch: David Wilson-Johnson 
Doctor: John Tomlinson 

The London Sinfonietta  
DAVID ATHERTON 


CD 1 

1. Prologue - Melodrama I - Punch's Lullaby - War-Cry  4:31 
2. Homage toJudy - Judy's Lullaby - Word-Game - First Cycle - Second Cycle - Third Cycle - Fourth Cycle - Murder Ensemble I - Proclamation I - Passion Aria I - Couplets - War-Cry  7:39 
3. Resolve I - Toccata I a  1:07 
4. Passion Chorale I  2:11 
5. Toccata I b - The Quest for Pretty Polly I - Travel Music I - Weather Report I - Prayer I - Punch's Serenade I  5:18 
6. Pretty Polly's Rhapsody I - Moral I  2:25 
7. Sinfonia - Melodrama II - Accusation - Principle - Rule I - Riddle Game I - Formula - First Paradox - Principle - Formula - Second Paradox - Principle - Riddle-Game III - Formula - Third Paradox - Principle - Murder-Ensemble II - Proclamation II - Couplets  8:13 
8. War-Cry - Resolve - Toccata II a - Passion Chorale II  4:55 
9. Toccata II b - The Quest for Pretty Polly II - Travel Music II - Weather Report II - Prayer II - Punch's Serenade II  5:28 
10. Pretty Polly's Rhapsody II - Moral II - A Little Canonic Prelude to Disaster - Melodrama III - Parody and Paraphrase - Rule II - Morale - Gebrachmusik I  5:54 


CD 2 

1. Roundel, 1st movement - Preyer - Coronation-Scene - Dithyramb I - Gebrachmusik II - Roundel, 2nd movement - Preyer - Coronation-Scene - Dithyramb II - Gebrauchmusik III - Roundel, 3rd movement - Preyer - Coronation-Scene - Dithyramb III - Paean  6:28 
2. Recitative and Passion Aria II - Murder Ensemble III  3:35 
3. Proclamation III - Couplets - War-Cry - Lament, Exorcism, and Lullaby - Travel Music III - Weather Report III  7:43 
4. Nightmare - Prognosis - Fortune-Telling - Formula - Rule III  2:17 
5. Tarot-Game, 1st draw - Tarot-Game, 2nd draw - Tarot-Game, 3rd draw - Black Wedding - Alarm - Definition - Black Wedding Procession - Pretty Polly's Black Rhapsody  5:31 
6. Quartet - Scourging - Condemnatio-Principle - Rule IV - Cries - Adding-Song - Fainting-Spell - The Quest for Pretty Polly III - Weather Report IV - Travel Music IV - Punch's Serenade III - Moral III  12:32 
7. Toccata III a - Passion Chorale III - Toccata III b  3:16 
8. Melodrama IV - Resolve - Gallows-Song - Rule V - Interview-Game - First Sitting - Reply - Second Sitting - Reply - Tease  3:17 
9. Death March - Execution - Couplets - Aside - Couplets - War-Cry  3:37 
10. Triumph - Punch Triumphans - Apotheosis - Love-Duet - Epilogue - End of the Opera  6:44 


Recording Producer: James Mallinson 
Assistant Producer: Andrew Cornall 
Recording engineer: Stanley Goodall 
Recorded in June and July 1979 in the Decca Studios, Westhampstead, U.K. 
Reproduced by courtesy of Universal Edition 

Publischer: Universal Edition, London 
Back cover design: Sergine Gilliope 
Art work front cover: Howard Raybould, *Solar panel* 
Courtesy Thumb Gallery, London 
Mediaeval woodcut of Punch and Judy reproduced by courtesy of Harrison Birtwistle 

Recording funded by the Arts Council of Great Britain 


◆「Punch and Judy: Note by Stephen Pruslin」より(大意)◆ 

1964年にバートウィッスルとピアニストのスティーヴン・プラスリンが出会い、人形劇「パンチ・アンド・ジュディ」に基づくオペラを作ることになって、プラスリンが台本を書き、1968年にデイヴィッド・アサートンの指揮で初演された。
創作の意図は、遊園地や観光地で演じられる伝統的な「パンチとジュディ」の人形劇を子供向けのオペラとして忠実に再現することにはなくて、原作の空想や仕掛や細部などを足掛かりとして、大人のための様式的で儀式的な劇(drama)を作ることにあった。ゲイブリエル・ジョシポヴィッチ Gabriel Josipovici はこの作品を「通俗人形劇を装った古代ギリシア演劇」と評した。


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全28頁)に「Punch and Judy」「Synopsis」(Stephen Pruslin (C) 1980)、「Stephen Pruslin」(無記名)、「Harrison Birtwistle」(Andrew Clements)、台本(英文)、「Punch and Judy Stage-plan」(図)、トラックリスト&クレジット、木版画図版7点、写真図版(モノクロ)1点。 

デイヴィッド・アサートン指揮ロンドン・シンフォニエッタによるハリソン・バートウィッスルのオペラ『パンチ・アンド・ジュディ』。
1980年に2枚組LP(英デッカ)としてリリースされ、1989年にオランダのエトセテラ・レーベルからCD再発されました。

★★★★★ 


Punch and Judy: Prologue


Punch and Judy Harrison Birtwistle Richard Rittelmann Walter Kobera Neue Oper Wien



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『バートウィッスル: シークレット・シアター/悲劇/5つのディスタンス/ツェランの詩による3つの歌』  ピエール・ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポラン

『バートウィッスル: シークレット・シアター/悲劇/5つのディスタンス/ツェランの詩による3つの歌』 
ピエール・ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポラン 


CD: Deutsche Grammophon/ポリドール株式会社 
POCG-1878 (1995年) 
¥3,000(税込)(税抜価格¥2,913) 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211020030517p:plain

 

帯裏文: 

「《シークレット・シアター》は、バートウィッスルの探究した移動する音楽空間を使った、画期的な作品だった。この形式によって、彼は戦後の前衛派(ブーレーズ、ベリオ、カーター)との結びつきを強め、彼のスタイルの独自性をも打ち出したのだ。――中略――音楽には一箇所たりとも即興的な部分はなく、全体にわたって細密に計算されている。最後の部分では、執拗に繰り返されるカデンツァ的な断片に、まるで新たになにかが始まるかのような、引きのばされた音がそれにかぶさって、しめ括られる。
  アーノルド・ホィットール」


ハリソン・バートウィッスル
Harrison Birtwistle
(1934-    ) 


1-8. 悲劇 (20:37) 
Tragœdia 
1. Prologue  1:37 
2. Parados  2:15 
3. Episodion: Strophe I - Anapaest I  3:50 
4. Antistrophe I  1:33 
5. Stasimon  2:24 
6. Episodion: Strophe II - Anapaest II  3:50 
7. Antistrophe II  2:22 
8. Exodos  2:46 

9. 5つのディスタンス 13:47 
Five Distances 
5つの楽器のための 
for Five Instruments 

10-12. ツェランの詩による3つの歌 (13:32) 
Three Settings of Celan 
ソプラノと5つの楽器のための 
for Soprano and Five Instruments 
10.白と光 5:07 
White and Light 
11.夜 3:33 
Night 
12.テネブレ 4:52 
Tenebrae 

13.シークレット・シアター 27:47 
Secret Theatre 


クリスティーン・ウィットルジー(ソプラノ)[#10-12] 
Christine Whittlesey, soprano 

アンサンブル・アンテルコンタンポラン 
Ensemble InterContemporain 
指揮: ピエール・ブーレーズ 
Pierre Boulez 

録音: 1993年6月 パリ 
Recording: Paris, IRCAM-Studio/ESPRO, 6/1993 
Executive Producer: Roger Wright 
Recording Producer: Christian Gansch 
Tonmeister (Balance Engineers): Helmut Burk 
Recording Engineers: Hans-Rudolf Müller, Jürgen Bulgrin 
Editing: Ludger Böckenhoff, Rainer Hebborn 
Publisher: Universal Edition, London 
Cover Illustration: Paul Psorakis/ARTBANK 
Artist Photos: Lillian Birnbaum 
Art Direction: Hartmut Pfeiffer 


◆本CD解説(アーノルド・ホィットール)より◆ 

「フルートの引き延ばされた高音に、ホルン、ハープ、チェロの低音がアクセントをつけ、続いてホルンの旋律が、最初は単音を強調し、それにハープとチェロが活発で打楽器的な音型で対抗する。《悲劇》(1965)の冒頭部におけるバートウィッスルの技法は、固定したものに装飾をつけると、それがいかに不安定なものになり得るかを示すものである。「結び合わされた断片」(エリオット・カーターストラヴィンスキーの《兵士の物語》にたいする指摘である)という言葉が、心に浮かぶ。たしかにバートウィッスルは、ドラマティックな音楽の性質について、基本的に考え直したストラヴィンスキーに、大きな影響を受けている。」
「ここにはロマン派的な憧れはなく、バートウィッスルはこのタイトルが19世紀的な意味での「悲劇」を表すものではないとしている。つまり、これは「ヤギの踊りであり、作品はギリシャ悲劇の儀式的、形式的な面にかかわるものであり、ある特定の悲劇の内容を示唆するものではない」のだ。《悲劇》は、バートウィッスルの最初のオペラ《パンチとジュディ》にも引用されている。」

「《悲劇》から19年を置いて書かれた《シークレット・シアター》の中で、バートウィッスルは、機知と想像力に富んだ、初期の構成と形式の原則をさらに発展させている。作曲家は《悲劇》とともに《シークレット・シアター》を、「絶対音楽と劇場音楽のあいだの溝に橋をかけようとした作品である。あるドラマを描いているが、そのドラマは純粋に音楽的なものである」と語った。」
「そして「構成要素」は、ロバート・グレイヴズの詩『シークレット・シアター』の中の音楽にもとづいており、その詩の冒頭部の7行が、スコアに引用されている。

眠りを求める心から、1日の苦役が
納屋の床にころがる粗末な袋のように落ちるとき 
音楽に、自然の蜃気楼に、心を開け 
そして夜の比類なき色彩の洪水に 

いまは真夜中をすぎ、遠くで笛の音がする 
我らは思い思いに舞台へと上がり 
大胆にベルを鳴らし幕を引き、我らの愛を踊ろう」

「バートウィッスルの前衛的な傾向は、またパウル・ツェラン(1920-1970)の詩にたいする彼の興味にもうかがい知れる。彼は英訳されたその詩に音楽をつけ、ソプラノとクラリネット2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスというアンサンブルのための作品に仕上げた。ツェランルーマニアユダヤ人で、第2次世界大戦中は強制収容所に入れられ、両親は殺害されるという悲惨な体験をもち、そのため詩にも強い内省的な、閉鎖的ではないが陰鬱な暗さがあり、それが形式にたいする感性とバランスを保っている。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全16頁)にトラックリスト&クレジット、アーノルド・ホィットールによる解説(訳: 木村博江)、歌詞(英訳: マイケル・ハンバーガー/訳: 木村博江)、「「4Dオーディオ・レコーディングとは」」、写真図版(モノクロ)2点。

パウル・ツェランの原詩はドイツ語ですが、歌詞は英訳によっています。バートウィッスルと同じイギリスの作曲家マイケル・ナイマンにも「ツェランによる6つの歌」(歌詞はドイツ語)があるので、聞き比べるとよいです。


Three Settings of Celan



 

 

 

 

 

『マイケル・ナイマン: ソングブック』  ウテ・レンパー/マイケル・ナイマン

マイケル・ナイマン: ソングブック』 
ウテ・レンパー/マイケル・ナイマン 

Michael Nyman
Song Book 
Ute Lemper 
Michael Nyman Band 
Michael Nyman 


CD: London/ポリドール株式会社 
POCL-1195 (1992年) 
税込定価¥3,000(税抜価格¥2,913) 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211019162713p:plain

 

帯文: 

「時代を先取るナイマンとレンパーのコンビによる第2弾。
二十世紀末に研ぎ澄まされた光を添えるアーティスティックに美しいソング・ブックの登場。」


帯裏文: 

「数々のグリーナウェイ監督映画の音楽を手掛け、その超近代的で洗練された美しさでブームを呼んでいるマイケル・ナイマンが、ウテ・レンパーという類い稀れな逸材を得て、見事にそのイマジネーションの領域を具現化しています。あくまでクールに、時として明るく軽やかに、ウテ・レンパーの輝く透明な声はありとあらゆるニュアンスを含んで語りかけ、聴き手をマイケル・ナイマンの世界に引き込みます。」


マイケル・ナイマン: ソングブック 
Michael Nyman (1944-    ) 
Song Book
テキスト: パウル・ツェラン/ウィリアム・シェークスピア/ウォルフガング・アマデウスモーツァルトアルチュール・ランボー 
Text by Paul Celan / William Shakespeare / Wolfgang Amadeus Mozart / Arthur Rimbaud 


ツェランによる6つの歌(パウル・ツェラン) 
Six Celan Songs (Paul Celan) 
1.影につつまれたある女性ノシャンソン 6:18 
Chanson einer Dame im Schatten  
2.かれらのなかに土があった、そして 4:12 
Es war Erde in ihnen 
3.詩篇 3:35 
Psalm 
4.コロナ 6:08 
Corona 
5.夜に尖らされて 6:27 
Nächtlich geschürzt 
6.花 5:44 
Blume 

エーリアルの3つの歌(シェークスピア) 
Ariel Songs (Shakespeare
7.来い、さあ行け 3:15 
Come and go 
8.鼾をかいて寝てる間に 1:06 
While you here do snoring lie 
9.五尋の深き海底に 4:18 
Full fathom five 

10.私は奇妙な存在だ(モーツァルト) 5:18 
I am an unusual thing (Mozart) 

パリの饗宴[パリはまたまた大騒ぎ](ランボー) 
L'Orgie Parisienne (Rimbaud) 
11.さあいいか! 戻ってくる火事を 3:18 
Allez! on préviendra les reflux d'incendie 
12.パリよ! お前の足が怒りに満ちて 3:24 
Quand tes pieds ont dansé 


ウテ・レンパー(ヴォーカル) 
Ute Lemper (Vocal) 
マイケル・ナイマン・バンド 
Michael Nyman Band 
指揮: マイケル・ナイマン 
conducted by Michael Nyman 

Recording 
Producer: David Cunningham 
Engineer: Michael J. Dutton 
Assistant Engineer: Chris Brown, Philippe Garcia 
Location: Abbey Road Studios, London 
Date: June 1991 
Mixed at Kitsch Studios, Brussels 
Mastering and editing by Transfermation and at Abbey Road 
Executive Producer: Don Mousseau 


◆本CD解説(柿沼敏江)より◆ 

パウル・ツェラン(1920-1970)は東欧にあるブコヴィナ地方の中心都市チェルノヴィッツ(旧ルーマニア領)に生まれた詩人で、ユダヤ人の両親は強制収容所で死亡し、みずからは逃れたものの強制労働収容所で強制労働を体験する。その後、ブカレスト、ウィーンを経てパリへ移って詩人、翻訳家として活躍したが、セーヌ川に身を投じて生涯を終えた。」

「●ツェランによる6つの歌
 この歌曲は、1990年の5月から7月にかけて、ウテ・レンパーのために書かれたものである。(中略)これらは直観的にナイマン自身が選んだものであるが、〈コロナ〉の中の次のような詩句で表わされるようなキーワードとアイディアが、6つの歌曲全体をつなぐ土台となっている――「石がようやく花咲こうとする時だ」。」

「●エーリアルの3つの歌 
 ピーター・グリーナウェイの映画『プロスペローの本』のために、ナイマンは5つのエーリアルの歌を書いているが、これはそのうちの3曲を書き直したもので、テキストはシェークスピアの『あらし』によっている。(中略)『プロスペローの本』では、ナイマン・バンドをバックにサラ・レオナードによって歌われるこの歌が、ここではウテ・レンパーによって主としてピアノの伴奏で歌われる。」

「●私は奇妙な存在だ 
 1990年から91年にかけてジェレミー・ニューソンの映画『手紙、なぞなぞ、書き物』のために作曲された。(中略)歌のテキストとして、モーツァルトの手紙や残された書き物が使われている。また、(中略)死の直前にモーツァルトが自分の作曲家としての見通しについて述べた言葉も、加えられている。」

「●パリの饗宴〔パリはまたまた大騒ぎ〕 
 1989年、フランス革命200年を祝って行なわれた『パリの横断』という視聴覚による展覧会のために書かれた音楽から取られている。若きランボーがパリの喧騒を描いた詩が自由に抜粋され、テキストとして再構成されている。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(本文16頁)に解説「《ソングブック》について」(柿沼敏江)、「アーティスト紹介」、「歌詞対訳」(中村朝子柿沼敏江)、写真図版(モノクロ)1点。

ツェランの詩はドイツ語、シェイクスピアモーツァルトは英語、ランボーはフランス語で歌われています。モーツァルトの「私は奇妙な存在だ」は「なぞなぞ」です。
パウル・ツェランの詩の訳は「『パウル・ツェラン全詩集』中村朝子・訳(青土社)より転載」。

パウル・ツェランの詩による歌曲には他にバートウィッスルの「ツェランの詩による3つの歌」(1993年録音)がありますが、これとそれとを比べると、ブーレーズ指揮によるバートウィッスルはいかにも難解な現代音楽であり、ナイマンの(音楽をベートーヴェン的苦悩と葛藤以前に戻すかのような)バロック=ミニマル音楽はたいへんききやすいです。ツェランの断片的・吃音的で難解な詩には難解な現代音楽のセッティングのほうがふさわしいような気もしますが、これはこれでよいです。

★★★★★ 


Six Celan Songs (Paul Celan) - 4. Corona



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Elliott Carter: The Music for String Quartet Volume II』  Arditti String Quartet 

『Elliott Carter: The Music for String Quartet Volume II』 
Arditti String Quartet 


CD: Etcetera Records B.V. 
KTC 1066 (1988) 
Made in W. Germany 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211019025858p:plain

 

Elliott Carter (1908) 

The Music for String Quartet 
Volume II 


1. String Quartet No. 2 (1959)  20:08 
Introduction - Allegro Fantastico - Presto scherzando - Andante espressivo - Allegro 

2. String Quartet No. 3 (1971)  20:12 

3. Elegy (1943)  4:15 


Arditti String Quartet 
Irvine Arditti, Violin 
David Alberman, Violin 
Levine Andrade, Viola 
Rohan de Saram, Cello 

Recorded under the supervision of the composer in St. Silas Church, Kentish Twon, London, June 1988 

Produced by Roy Emerson 
Recording engineer: Martin Haskell 

Front cover picture: Taco Anema, Amsterdam 
Booklet pictures: 
Elliotto Carter: Malcolm Crowthers, London 
Arditti S.Q. and E. Carter: Misha Donat, London 

Publishers: 
Quartet 2+3: Associated Music Publishers 
Elegy: Peer International Corp. 


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全16頁)にDavid Harveyによる解説(英・仏・独)、演奏者紹介(英・仏・独)、写真図版(モノクロ)2点。

アルディッティ弦楽四重奏団によるエリオット・カーター弦楽四重奏曲集成(全二巻)。「I」に第1番(1951年)と第4番(1986年)、「II」に第2番(1959年)と第3番(1971年)およびチェロとピアノのための「エレジー」(1943年)の弦楽四重奏版が収録されています。ブックレットの解説は全曲に及んでいて、「I」と「II」のブックレットは表紙以外は全く同一内容です。

その後1990年代に第5番が作曲されていて、アルディッティ四重奏団による演奏がCD化されています(『Elliott Carter: Chamber Music』Montaigne、1998年)。

★★★★★ 

 


 

 

 

 

 

 

『Elliott Carter: The Music for String Quartet Volume I』  Arditti String Quartet

『Elliott Carter: The Music for String Quartet Volume I』 
Arditti String Quartet 


CD: Etcetera Records B.V. 
KTC 1065 (1988) 
Made in W. Germany 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211019025713p:plain


Elliott Carter (1908) 

The Music for String Quartet 
Volume I 


String Quartet No. 1 (1951) 
1. Fantasia Maestoso  12:38 
2. Allegro scorrevole  12:23 
3. Variations  13:02 

String Quartet No. 4 (1986) 
4. Appassionata - Scherzando - Lento - Presto  20:47 


Arditti String Quartet 
Irvine Arditti, Violin 
David Alberman, Violin 
Levine Andrade, Viola 
Rohan de Saram, Cello 

Recorded under the supervision of the composer in St. Silas Church, Kentish Twon, London, June 1988 

Produced by Roy Emerson 
Recording engineer: Martin Haskell 

Front cover picture: Taco Anema, Amsterdam 
Booklet pictures: 
Elliotto Carter: Malcolm Crowthers, London 
Arditti S.Q. and E. Carter: Misha Donat, London 

Publishers: 
Quartet 1: Associated Music Publishers 
Quartet 4: Hendon Music/Boosey & Hawkes 


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全16頁)にDavid Harveyによる解説(英・仏・独)、演奏者紹介(英・仏・独)、写真図版(モノクロ)2点。

アルディッティ弦楽四重奏団によるエリオット・カーター弦楽四重奏曲集成(全二巻)。「I」に第1番(1951年)と第4番(1986年)、「II」に第2番(1959年)と第3番(1971年)および第1番以前に作曲された「エレジー」(1943年)が収録されています。ブックレットの解説は全曲に及んでいて、「I」と「II」のブックレットは表紙以外は全く同一内容です。

その後1990年代に第5番が作曲されていて、アルディッティ四重奏団による演奏がCD化されています(『Elliott Carter: Chamber Music』Montaigne、1998年)。

★★★★★ 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

『Elliott Carter: The Complete Music for Piano』  Charles Rosen 

『Elliott Carter: The Complete Music for Piano』 
Charles Rosen 


CD: Bridge Records, Inc. 
BRIDGE 9090 (1997) 
Manufactured in Canada 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211019022718p:plain

 

Elliott Carter 


1. 90+ (1994)  6:13 
2-3. Piano Sonata (1945-46, revised 1982)  (22:41) 
 2. I. Maestoso  10:14 
 3. II. Andante  12:25 
4. Night Fantasies (1980)  21:00 

Charles Rosen, piano 

5. Elliott Carter and Charles Rosen in conversation  6:40 

Total Time: 56:55 


Producers: Klaas A. Posthuma, David Starobin 
Engineers: Klaas A. Posthuma, David Merrill 
Editing: Silas Brown 
Mastering Engineer: Adam Abeshouse 
Cover Photographs: Becky Starobin 
Design: Ross Hudson, Intermedia Design 

*Sonata* and *Night Fantasies* recorded in Holland, 1982 
*90+* and *Conversation* recorded at MasterSound Astoria, December, 1996 
Piano for *Sonata* and *Night Fantasies*: Steinway
Piano for *90+*: Hamburg Steinway provided by Mary Schwendeman 
Executive Producers: David and Becky Starobin 

*Piano Sonata* and *Night Fantasies* originally released on Etcetera KTC1008 


◆本CDについて◆ 

チャールズ・ローゼンによるエリオット・カーター「ピアノ独奏曲全集」。オランダの「Etcetera」レーベルから1983年にリリースされた『Night Fantasies / Piano Sonata』収録の2曲に、その後に作曲された「90+」とそのレコーディングでのカーターとローゼンの会話を追加収録したものです。

ブックレット(全8頁)にトラックリスト&クレジット、「Notes by Charles Rosen」、作曲者・演奏者紹介、写真図版(モノクロ)1点。裏表紙に写真図版(カラー)1点。

★★★★★ 


Night Fantasies


Elliott Carter and Charles Rosen in Conversation



 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Elliott Carter: The Vocal Works (1975-1981)』  Speculum Musicae 

『Elliott Carter: The Vocal Works (1975-1981)』 
Speculum Musicae 


CD: Bridge Records, Inc. 
BCD 9014 (1989) 
Mfg. (manufacturing) in USA 

 

f:id:nekonomorinekotaro:20211018195939p:plain

 

Elliott Carter (b. 1908) 


Three Poems of Robert Frost (1942, orchestrated 1980)  (4:46) 
1. Dust of Snow  1:22 
2. The Rose Family  1:20 
3. The Line Gang  2:00 

Patrick Mason, baritone 
Speculum Musicae: 
Susan Palma, flute 
Ronald Roseman, oboe 
Allen Blustine, clarinet 1 
Robert Yamins, clarinet 2 
Donald MacCourt, bassoon 
Oren Fader, guitar 
Aleck Karis, piano 
Benjamin Hudson, violin 1 
Carol Zeavin, violin 2 
John Graham, viola 
Eric Bartlett, cello 
Donald Palma, double bass 
David Starobin, conductor 


A Mirror on Which to Dwell (1975)  (17:09) 
Six Poems of Elizabeth Bishop 
4. Anaphora  3:12 
5. Argument  2:29 
6. Sandpiper  2:17 
7. Insomnia  2:36 
8. View of the Capitol from the Library of Congress  2:53 
9. O Breath  3:21 

Christine Schadeberg, soprano 
Speculum Musicae: 
Susan Palma, flute, piccolo, alto flute 
Allen Blustine, clarinet in B-flat and E-flat, bass clarinet 
Stephen Taylor, oboe, English horn 
Joseph Passaro, percussion 
Aleck Karis, piano 
Benjamin Hudson, violin 
Lois Martin, viola 
Eric Bartlett, cello 
Dennis James, double bass 
Donald Palma, conductor 


10. Syringa (1978)  18:53 
English Poem by John Ashbery; Texts in Classical Greek 

Katherine Ciesinski, mezzo-soprano 
Jan Opalach, bass-baritone 
Speculum Musicae: 
David Starobin, guitar 
Susan Palma, alto flute 
Stephen Taylor, English horn 
Allen Blustine, B-flat clarinet, bass clarinet 
Daniel Druckman, percussion 
Aleck Karis, piano 
Benjamin Hudson, violin 
Lois Martin, viola 
Eric Bartlett, cello 
Donald Palma, double bass 
William Purvis, conductor 


In Sleep, in Thunder (1981)  20:31 
Six Poems of Robert Lowell 
11. Dolphin  3:04 
12. Across the Yard: La Ignota  3:15 
13. Harriet  3:34 
14. Dies Irae  3:16 
15. Careless Night  4:30 
16. In Genesis  2:30 

Jon Garrison, tenor 
Speculum Musicae: 
Susan Palma, flute, piccolo, alto flute 
Ronald Roseman, oboe, English horn 
Allen Blustine, clarinet in B-flat, bass clarinet 
Donald MacCourt, bassoon 
William Purvis, horn 
Raymond Mase, trumpet 
Jonathan Taylor, trombone 
Aleck Karis, piano 
Joseph Passaro, percussion 
Benjamin Hudson, violin 1 
Carol Zeavin, violin 2 
John Graham, viola 
Eric Bartlett, cello 
Donald Palma, double bass 
Robert Black, conductor 


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全32頁)にトラックリスト&クレジット、「Elliott Carter and American Poetry」(Lloyd Schwartz)、「Background on the music and recordings」、歌詞(英文)、「The Performers」、写真図版(モノクロ)1点。裏表紙に写真図版(カラー)1点。

エリオット・カーター声楽作品集。「ロバート・フロストの3つの詩」(オーケストラ版)、「A Mirror on Which to Dwell――エリザベス・ビショップの6つの詩」、「Syringa――ジョン・アシュベリーの詩」、「In Sleep, in Thunder――ロバート・ローウェルの6つの詩」。

「a mirror on which to dwell」は形而上派詩人ジョン・ダンを思わせる綺想(conceit)の詩「Insomnia」の一節です。
「The mooon in the bureau mirror / looks out a million miles / (and perhaps with pride, at herself, / but she never, never smiles) / far and away beyond sleep, or / perhaps she's a daytime sleeper. // By the Universe deserted, / *she*'d tell it to go to hell, / and she'd find a body of water, / or a mirror, on which to dwell. / So wrap up care in a cobweb / and drop it down the well // into that world inverted / where left is always right, / where the shadows are really the body, / where we stay awake all night, / where the heavens are shallow as the sea is now deep, and you love me.」
(化粧箪笥の鏡に映った月は/遥か彼方を見つめる/(そしてたぶん自分自身を/矜持を持って、しかし決して微笑むことなく)/眠りを超越して/たぶん日中に眠るのだろう//荒廃した世界で/地獄へ失せろ、と彼女は言い/そして棲むことができるような水域か/鏡を見つける/心労は蜘蛛の巣で包んで/井戸へ落としてしまえ//反転した世界へ/そこでは左が右であり/影が実体であり/夜は目覚めの時であり/天空よりも海のほうが深く/私はあなたに愛されている)

「Syringa」はギリシア神話オルフェウスをテーマにしたアシュベリーの詩をメゾ・ソプラノが英語で、アイスキュロスやサッポーやプラトンのテクストの断片をバス・バリトン古代ギリシア語で(同時に)歌っています(ディスコミュニケーション?)。

★★★★★ 


A Mirror on Which to Dwell: No. 4, Insomnia