ダンカン・ブラウン  『ギヴ・ミー・テイク・ユー [+2]』

ダンカン・ブラウン 
『ギヴ・ミー・テイク・ユー [+2]』 

Duncan Browne 
Give Me Take You 


CD:ビクター エンタテインメント株式会社 
シリーズ:Immediate Original Jacket Collection 
VICP-61245 (2001年) 
定価¥2,415(税抜価格¥2,300) 

「20bit K2 Mastering」 

 

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帯文: 

「後にメトロでの活動で決定的な評価を得るダンカン・ブラウンの記念すべきデビュー・アルバム。
すでに彼独特の繊細な世界が展開されているファンならずとも必聴の好盤。」 


1.ギヴ・ミー・テイク・ユー 3:17 
Give Me Take You (D. Browne - D. Bretton) 
2.ナインペンス・ワース・オブ・ウォーキング 3:40 
Ninepence Worth of Walking (D. Browne - D. Bretton) 
3.ドゥワーフ・イン・ア・トゥリー 3:40 
Dwarf in a Tree (A Cautionary Tale) (D. Browne - D. Bretton) 
4.ゴースト・ウォークス 5:39 
The Ghost Walks (D. Browne - D. Bretton) 
5.ウェイキング・ユー〔パート1〕 1:50 
Waking You [Part One] (D. Browne - D. Bretton) 
6.クロエ・イン・ザ・ガーデン 5:14 
Chloe in the Garden (D. Browne - D. Bretton) 
7.ウェイキング・ユー〔パート2〕 0:58 
Waking You [Part Two] (D. Browne - D. Bretton) 
8.オン・ザ・ボムサイト 2:44 
On the Bombsite (D. Browne - D. Bretton) 
9.アイ・ワズ、ユー・ワーント 2:21 
I Was, You Weren't (D. Browne - D. Bretton) 
10.ギャビラン 4:04 
Gabilan (D. Browne - D. Bretton) 
11.アルフレッド・ベル 4:36 
Alfred Bell (D. Browne - D. Bretton) 
12.デス・オブ・ニール 4:33 
The Death of Neil (D. Browne - D. Bretton) 

13.オン・ザ・ボムサイト〔モノ・シングル・ヴァージョン〕 2:46 
On the Bombsite [Mono Single Version] (D. Browne - D. Bretton) 
14.アルフレッド・ベル〔モノ・シングル・ヴァージョン〕 4:35 
Alfred Bell [Mono Single Version] (D. Browne - D. Bretton) 

13、14: ボーナス・トラック 


Produced by Andrew Loog Oldham. 
Music composed and arranged by Duncan Browne. 
Words by David Bretton. 
Engineer - Irish. 
Cover design by Derek Burton, David Bretton and Duncan Browne. 
Front cover photo - Max Edwards. 
Rear cover photo - Gered Mankowitz. 
Vocals, guitar - Duncan Browne. 


◆本CD歌詞(対訳:中島英述)より◆ 

「ギヴ・ミー・テイク・ユー」より: 

「I give you me and you take. 
I offer real and you give me fake:」
「僕は君に僕自身を与え、そして君はそれを受け取る 
僕は君に事実を差し出し、君は僕に偽りを与える」

「デス・オブ・ニール」より: 

「To have a private world alone 
Where no one else could be, 
Entered through a secret door 
And he would have the key.」 
「ひとりになれる自分だけの世界 
そこでは他の誰も生きてはいけない 
そんな世界を手に入れるために 
彼は秘密のドアをくぐり抜けた 
そして彼は鍵を手に入れたのだ」 
「They thought that Neil was off his head 
And laughed so he could hear, 
But Neil could smile at what they said, 
His arete was near.」
「みんなは考えた、ニールは頭がおかしくなってしまったと 
そして彼に聞こえるように声高に笑った 
しかしニールは彼らの言葉に微笑んだ 
彼のアレート(引用者注:アレテー arete 究極の目的)はすぐそばだった」

 

◆本CD解説(大鷹俊一)より◆ 

「ダンカン・ブラウンは1947年3月25日イギリス空軍の軍人だった父親のもとに生まれている。幼い頃から音楽を学んでいた彼はクラシック・ギタリストとなるべくロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ドラマ・アートで3年間にわたって学んでいる。(中略)彼は自作曲のデモをあちこちに送るようになる。それに反応したのがイミディエイトであった。
 レーベル創始者のアンドリュー・ルーグ・オールダム自らがプロデュースにあたり、ダンカン自身のアレンジで作りだしたのが本作『Give Me Take You』(IMSP018 ’68/7)である。」
「しかし(中略)、ロクにプロモーションもされないうちにレーベルがつぶれてしまうのだった。行き場を失ったダンカンは70年にベル・レコードからセカンド・シングル「Resurrection Joe / Final Asylum」(Bell BLL 1119)を発表しているが不発に終わっている。
 次にダンカンにチャンスを与えたのは、(中略)大物プロデューサー、ミッキー・モストで、彼の設立したRAKレコードからセカンド・アルバム『Duncan Browne』(’73)を発表する。そしてレーベル・メイトのスージー・クアトロやアージェントのメンバー、さらにキーボーディストのラビットらがバッキングに参加したアルバムにも収められていたシングルの「Journey」は全英チャートにランクインするヒットとなったのである。」
「さらに認知度を上げることになったのがピーター・ゴドウィンと組んで結成したメトロによってだった。(中略)デュオは(中略)『Metro』(’76)でデビューを飾る。のちにデヴイッド・ボウイが『Let's Dance』でカヴァーした名曲「Criminal World」などが収められているのもこのアルバムなのだが、当時は残念ながら期待されたほどの成功は収めなかった。」
「しかしメトロは長続きせずダンカンは再びソロに戻り『The Wild Places』(’78)、『Streets Of Fire』(’79)をサイアー系列のロゴ・レーベルからリリースする。」
「その後80年代のダンカンはテレビ番組や舞台の音楽の仕事が中心となっていき、グラナダ・テレビのシリーズだった音をまとめた『Travelling Man』(’84)を、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイターのニック・ポッターのレーベルからリリースしている。」
「しかし90年代に入って彼は癌を宣告され闘病生活を余儀なくされる。(中略)最後の力をふりしぼって完成させた作品が『Songs Of Love & War』(’95)であった。」


◆本CDについて◆ 

紙ジャケット(A式、シングル)仕様。LPインサート(歌詞)復刻。ブックレット(全12頁)にトラックリスト&クレジット、解説(大鷹俊一)、歌詞日本語訳(中島英述)、「IMMEDIATE Original Jacket Collection」(CDリスト、モノクロ図版5点)。

つぶやくようなヴォーカルにクラシックギターオーボエハープシコード、女声スキャット、効果音など、閑雅な音作りがなされています。
作詩を担当しているデイヴィッド・ブレットンはダンカン・ブラウンの学校の友人だということですが、落ちぶれた老シェイクスピア俳優の死を描く「ゴースト・ウォークス」や、蝶のコレクションだけが生きがいの初老の学校教師の孤独な日常を点綴する「アルフレッド・ベル」、イカロスのように崖から飛んで自由を手に入れる「デス・オブ・ニール」など、味わい深いです。

★★★★★ 


The Ghost Walks


Chloe in the Garden


Alfred Bell


森田童子  『狼少年 wolf boy』 

森田童子 
『狼少年 wolf boy』 


CD: USM Japan / Universal Music LLC 
制作: USMジャパン 
発売・販売元: ユニバーサル ミュージック合同会社 
追悼 森田童子 紙ジャケット・シリーズ⑧ 
UPCY-9848 (2018年) 
定価¥2,300(税抜価格)+税 
Made in Japan 

 

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帯文: 

ねじ式レコード 7 
地下の王様、森田童子のメッセージを、
秘密の暗号で、きみに送ります。」


帯裏文: 

「6thアルバムにして、最後のオリジナル作。時代を反映したテクノ風味が、一層の物哀しさを醸す。
(オリジナル発売日:1983年11月30日)」
「●初紙ジャケ化 
●オリジナルLPをミニチュア再現した紙ジャケット+4pインサート 
●オリジナルLPの意匠を再現した帯 
●2016年リマスター音源 
●歌詞付 
●生産限定盤」


1.愛情練習(ロシアン・ルーレット) 
2.ぼくを見つけてくれないかなァ 
3.ぼくは流星になる 
4.151680時間の夢 
5.球根栽培の唄(ときわ荘にて録音) 
6.ぼくのせいですか 
7.憂鬱デス 
8.狼少年・ウルフボーイ 

森田童子・作詩・作曲/石川鷹彦・編曲 

写真: ヒルタ有一(ジャケット) 
写真・資料提供: 海底劇場 


◆本CD歌詞より◆ 

「夢さりし後に 
何もない ぼくが 
ただポケットに 手を入れて立っているョ」
(「ぼくを見つけてくれないかなァ」より)

「満員電車の中で 
ぼくは左耳を押さえて 
去年の夏の海鳴りを聞いてる」
(「ぼくは流星になる」より) 

「やがて世の中は 
夜になります」

「ぼくは昨日の続きの夢を見る 
そして また その続きの夢の続きの夢を見る 
だから ぼくの夢は もう夢ではないのです 
ぼくは夢を151680時間も長い間 見続けているのです 
もうやりなおせない程 
いつの間にかぼくは 
夢の中で生きてきてしまったのです」 
(「151680時間の夢」より) 

「ぼくは どこまでも 
ぼくであろうとし 
ぼくが ぼくで 
ぼくであろうとし 
ぼくはどこまでも 
ぼくであろうとし 
ぼくが ぼくで 
ぼくであろうとし」
(「球根栽培の唄」より) 

「ただ自堕落に 
おぼれてゆく日々に 
ひとりここちいい」 

「ただ何もなく 
青いだけの空は 
ひとりここちいい」 
(「憂鬱デス」より) 

「狼に育てられた 
ぼくは涙も笑うことも 
しりません 
だから ぼくはいつも 
地平線の向こうで 
死にたいと思います」
(「狼少年・ウルフボーイ」より) 

 

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◆本CDについて◆ 

紙ジャケット(E式/シングル)仕様。LPインサート「森田童子 狼少年幻想絵巻(丸尾末広)」復刻(4頁)。CDブックレット(全12頁)にトラックリスト&クレジット、写真図版(モノクロ)1点、歌詞、LPインサート図版(モノクロ)2点(外側&内側)、「’81年12月 国鉄両国駅西口構内 黒色テント③ねじ式」、ブックレット表紙&裏表紙はLP表&裏ジャケをモノクロで再現したものです。

LPは1983年にワーナーパイオニアからリリースされました。「ねじ式レコード 7」というのはなんなのか、謎ですが、本作はライヴ盤を含めて森田童子の7枚目のレコードなので、たぶんそういうことだと思います。つげ義春ねじ式」、岡田史子「ガラス玉」、丸尾末広少女椿」、そういう時代の流れでした。
オビ裏紹介文には「時代を反映したテクノ風味」とありますが、打ち込みリズムやシンセはそれっぽいとはいえ、アコギやヴァイオリンも入って、むしろタンゴ風味です。「愛情練習(ロシアン・ルーレット)」のキメの「ステップ」は、そこはかとなくRCサクセション「ステップ!」(1979年)を連想させます。

★★★★★ 

 


 


 

 

『Smetana / Martinů / Eben: Piano Trios』  The Florestan Trio 

『Smetana / Martinů / Eben: Piano Trios』 
The Florestan Trio 


CD: hyperion Records Limited, London 
CDA67730 (2010) 
Made in England 

 

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Bedřich Smetana (1824-1884) 
Piano Trio in G minor Op 15 (1855)  25:14 
1. Moderato assai  10:08 
2. Allegro, ma non agitato  7:03 
3. Finale: Presto  7:58 

Bohuslav Martinů (1890-1959) 
Piano Trio No 1: Cinq pièces brèves (1930)  10:48 
4. Allegro moderato  1:44 
5. Adagio  3:17 
6. Allegro  1:32 
7. Allegro moderato  1:46 
8. Allegro con brio  2:23 

Petr Eben (1929-2007) 
Piano Trio (1986)  21:10 
9. Drammatico  4:46 
10. Andante con espressione  6:54 
11. Lento  4:54 
12. Agitato  4:33 


The Florestan Trio 
Susan Tomes: piano 
Anthony Marwood: violin 
Richard Lester: cello 

Recorded in Henry Wood Hall, London, on 9-11 December 2008 
Recording Engineer: Simon Eadon 
Recording Producer: Andrew Keener 
Executive Producer: Simon Perry 
(P) & (C) Hyperion Records Ltd, London, MMX 

Front illustration: *The Prophetess Libuse* (1893) by Vitezlav Karel Masek (1865-1927) 
Musée d'Orsay, Paris / The Bridgeman Art Library, London 

Duration 57:14 


◆本CDについて◆

ブックレット(全16頁)にトラックリスト&クレジット、Robert Philipによる解説(英文/仏・独訳)、写真図版(モノクロ)1点。

スーザン・トムズ(ピアノ)、アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、リチャード・レスター(チェロ)からなる「フロレスタン・トリオ」(1995年結成)の2008年録音。三人のチェコの作曲家による三つのピアノ三重奏曲が収録されています。

スメタナピアノ三重奏曲 ト短調 作品15」(1855年)。長女ベドジーシカの死に触発されて作曲、初演は不評だったものの、リストには激賞されました。

●ボフスラフ・マルチヌー(マルティヌー)「ピアノ三重奏曲 第1番 5つの小品」(1930年)。新古典主義的傾向の作品で、作曲者自身はこの曲を聴いたある彫刻家の「まるで大理石から削り出したような音楽だ」という評言が気に入っていたようです。

ペトル・エベン「ピアノ三重奏曲」(1986年)。エベンは少年期に南ボヘミアの家で父親のヴァイオリン、兄のチェロでピアノ三重奏曲を演奏した楽しい思い出があるようですが、自作については「ピアノ三重奏曲というよりは弦楽二重奏とピアノのための曲」で、ピアノの音と弦楽器の音の性格の違いを明らかにし、両者を一致させるのではなく対立させたかった、といっています。

★★★★★ 


Petr Eben - Piano Trio - Drammatico



 

 

アイン・ソフ  『妖精の森』 

アイン・ソフ 
『妖精の森』 

Ain Soph 
A Story of Mysterious Forest 


CD: Crime / King Record Co., Ltd. 
KICS 2054 (1990) 
税込定価¥2,800(税抜価格¥2,718) 

 

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1.クロスファイア Crossfire 2:54 
2.インタリュードⅠ Interlude I 1:30 
3.ナチュラル・セレクション Natural Selection 8:10 
4.ブライアン・スミスの主題による変奏曲 Variation on a Theme by Brian Smith 9:44 
5.組曲: 妖精の森 A Story of Mysterious Forest 18:47 
 目覚め Awakening 
 密かな憧憬~微風 Longing~With the Wind 
 神秘の森 Mysterious Forest 
 燃ゆる想い Passion 
 深き眠り Deep Sleep 
 闇夜の中で Darkness 
 小人たちの踊り Dance 
 予言者の告示(失意) Misfortune 
 神秘の森 Mysterious Forest 
 目覚め Awakening 
6.インタリュードⅡ Interlude II 0:33 
 

山本要三 Yozox Yamamoto: ギター 
Fender Electric Gutiars, Martin Acoustic Guitar, Worn Leather Strap
服部眞誠 Masey Hattori: キーボード 
Steinway Grand Piano, Spinet Cheleste, Hammond organ, Hohner Clavinet, Yamaha Electric Grand CP 70, Fender Rhodes Electric Piano, Minimoog, Polymoog, Korg PS 3000, Korg PE 2000, Roland SH-5, Roland SH-3, Roland Vocorder Plus Oberheim, Solina, Mellotron 400S
鳥垣政裕 Masahiro Torigaki: ベース 
Fender Bass, Effect
名取寛 Hiroshi Natori: 
Drums, Percussion, Crystal Gong

The music on this L.P. is not dancing music, but basically music for listening to. 
Recorded Jan. 24 to 27 and Jan. 29 to Feb. 1, 1980, at King Records Studio #2 and Studio 901, Tokyo 

Producer: Motohiko Takawa
Director: Jiro Kohno, Hiroshi Takami
Engineer (Recording & Mixing): Yoshiharu Fukushima
Assistant Engineer: Takao Suga 
& Ryusuke Sase, Yutaka Nakamura, Fumio Yokoyama (Studio 901) 
Mastering Engineer: Shogo Sakamaki 

Front cover picture: "La Prophetesse Libuse" by Masek Karel Vitezlan (1893)
Art Director: Yoshio Shiraki 
Designer: Hideune 


◆本CDについて◆ 

LPは1980年にネクサス(発売元: キングレコード)からリリースされました。「ユーロピアン・ロック・コレクション」のキングレコードが満を持してリリースしたジャップス・プログレ第二弾で(第一弾はノヴェラ)、キャメルとかカンタベリー系の音ですが、要所要所に聴きどころが設えられていて、工芸品のように精緻に作り込まれています。チェコの画家カレル・ヴィーチェスラフ・マシェク(1865-1927)の作品「女予言者リブシェ」(1893年)をあしらったジャケットもよいです。原画と左右が逆になっているのはオビで絵が隠れないよう配慮したのでしょうか。
ノヴェラや美狂乱は歌が入っている故か、今きくとやや気恥ずかしい部分もありますが、アイン・ソフはインストなので問題ないです。個人的にはギターパートを耳コピしまくった懐かしい一枚です。

★★★★★ 

 


鉄腕アトム(1980)第9話

※本作収録楽曲が使用されています。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

川畑文子  『青空』 

川畑文子 
『青空』 
1930年代のアイドル シンギング&ダンシング・スター


CD: 日本コロムビア株式会社 
COCA-14234→5 (1997年) MONO [2枚組] 
定価¥4,200(税抜価格¥4,000) 

 

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帯文: 

「1930年代のアイドル! 
歌はマレーネ・ディートリッヒ、踊りはジョセフィン・ベイカーと賞賛された
日本ポピュラー音楽史の黎明期に輝くスター 復刻なる!」 


DISC 1 

1.いろあかり In a Shanty in Old Shanty Town 3:08 
Jo Young作詩、Little Jack Little & John Siras作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年1月24日録音/2月20日発売 

2.三日月娘 Shine on Harvest Moon 3:25 
Jack Norworth & Nora Bayes作詩・作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年1月24日録音/2月20日発売 

3.沈む夕日よ(セントルイス・ブルース) St. Louis Blues 2:54 
William Christopher Handy作詩・作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年3月14日録音/4月20日発売 

4.別れの接吻 Wabash Moon 2:35 
Dave Dreyer, Morton Downey & Bill Mckenny作詩・作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年3月14日録音/4月20日発売 

5.青空 My Blue Heaven 3:28 
George Whiting作詩、Walter Donaldson作曲 
堀内敬三訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年5月19日録音/6月20日発売 

6.キューバの豆売り Peanut Vendor 3:24 
Marion Sunshine & L. Walfe Gilbert作詩、Moises Simons作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年5月19日録音/6月20日発売 

7.ひとりぼっち I Ain't Got Nobody 3:22 
Roger Graham・Spencer Williams & Dave Peyton作詩・作曲 
森岩雄訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年5月29日録音/7月20日発売 

8.泣かせて頂戴 Sigh and Cry Blues 3:18 
森岩雄作詩、Jack Russel作曲 
Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年6月12日録音/7月20日発売 

9.思い出 Among My Souvenir 3:13 
Edger Leslie作詩、Horatio Nicholls作曲 
深澤五郎訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年7月10日録音/8月20日発売 

10.ハワイの唄 Song of Hawaii 3:24 
Morton N. Bories & Paul Corbell作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年7月10日録音/8月20日発売 

11.ユカレレ・ベイビー Ukulele Baby 3:03 
John Kamano & Joseph Shuster作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年8月14日録音/9月20日発売 

12.淋しき路 The Lonesome Road 3:30 
Gene Austin作詩、Nathaniel Shilkret作曲 
堀内敬三訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年8月14日録音/9月20日発売 

13.ラモナ Ramona 3:16 
L. Walfe Gibert作詩、Mabel Wayne作詩・作曲 
妹尾幸陽訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月7日録音/10月20日発売 

14.ラヴァ・カム・バック・トゥ・ミー Lover Come Back to Me 3:07 
Oscar Hammerstein II作詩、Sigmund Romberg作曲 
堀内敬三訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月12日録音/10月20日発売 

15.ジョニー Johnny 3:33 
Friedrich Hollander作詩・作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年19月14日録音/11月20日発売 

16.嘆きの天使 Fallin' in Love Again 2:42 
Sammy Lerner作詩、Friedrich Hollander作曲 
森岩雄訳詩、杉田良造編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月12日録音/11月20日発売 

17.スウィート・ジェニー・リー Sweet Jennie Lee 3:03 
Walter Donaldson作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月12日録音/11月20日発売 

18.レット・ミー・コール・ユー・スウィートハート Let Me Call You Sweetheart 3:10 
Beth Slater Whitson作詩、Leo Freedman作曲 
堀内敬三訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月12日録音/11月20日発売 


DISC 2 

1.輝く希望 Come and Trade in Your Blue Days 3:07 
W. H. Male作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、Thomas Missman編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年11月18日録音/12月10日発売 

2.アラビアの唄 Sing Me a Song of Araby 3:12 
Fred Fisher作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年11月18日録音/12月10日発売 

3.サイド・バイ・サイド(貴方となれば) Side by Side 3:10 
Harry Woods作詩・作曲 
村瀬好夫訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド withバートン・クレーン 
1934年1月23日録音/1月29日発売 

4.フー? Who? 3:15 
Otto Harbach & Oscar Hammerstein II作詩、Jerome Kern作曲 
宇佐不吟訳詩、服部良一編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年1月23日録音/1月29日発売 

5.花売娘 La Violetera 2:58 
E. Ray Goetz作詩、José Padilla Sanchez作曲 
森岩雄訳詩、Maurice Duffur編曲、伴奏/フロリダ・アルゼンチン・タンゴ・バンド 
1933年12月18日録音/1934年1月10日発売 

6.君のマザー Your Mother and Mine 3:20 
Gus Edwards作詩・作曲 
堀内敬三訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年1月24日録音/1936年7月20日発売 

7.薔薇の唄(サ・セ・パリ) Ça c'est Paris 2:42 
Lucien Boyer & Jacques Charles作詩、Jose Padilla Sanchez作曲 
瀬沼喜久雄作詩、仁木他喜雄編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年5月18日録音/6月20日発売 

8.あたし一人を My Darling 3:23 
Edward Heyman & Richard Heyens作詩・作曲 
千家徹三訳詩、仁木他喜雄編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年4月16日録音/6月20日発売 

9.思い出のハヴァナ(シボネー) Siboney 2:50 
Dolly Morse作詩、Ernst Loecuona作曲 
本牧二郎訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年5月19日録音/7月20日発売 

10.ピエロの唄 Clowning (The Blues Away) 3:23 
Kuntz作詩、Spitzhoff & John L. Golden作曲 
本牧二郎訳詩、菊地博編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年5月19日録音/7月20日発売 

11.今はまぼろし 3:09 
奥山靉作詩、C. Lapham作曲・編曲 
伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年7月4日録音/8月20日発売 

12.楽しいひととき By a Waterfall 3:20 
Irving Kahl作詩、Sammy Fain作曲 
千家徹三訳詩、仁木他喜雄編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年7月4日録音/8月20日発売 

13.スペインの娘 Lady of Spain 3:18 
Erell Reaves作詩、Tolchard Evans作曲 
桐山麗吉訳詩、奥山貞吉編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年10月5日録音/12月20日発売 

14.思い出の東京 The Sidewalks of New York 2:47 
Charles E. Lawlor & James W. Blake作詩・作曲 
大井辰夫訳詩、奥山貞吉編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年10月24日録音/12月20日発売 

15.灯りを消さずに(バイ・バイ・ブラック・バード) Bye Bye Black Bird 3:14 
Mort Dixon & Ray Henderson作曲 
奥山靉訳詩、奥山貞吉編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1934年10月24日録音/1935年2月20日発売 

16.黒い瞳よ 2:42 
堀内敬三作詩・作曲、奥山貞吉編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1933年9月7日録音/1935年2月20日発売 

17.君がまぼろし Chasing Shadow 3:21 
Abner Silver & Benny Davis作詩・作曲 
藤浦洸訳詩、仁木他喜雄編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1938年6月2日録音/7月15日発売 

18.二人の恋 (This Is) My Last Affair 3:32 
Haven Johnson作詩・作曲 
門田ゆたか訳詩、服部良一編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1938年6月2日録音/7月15日発売 

19.ワー・フー Wah Hoo! 3:31 
Cliff Friends作詩・作曲 
門田ゆたか訳詩、服部良一編曲、伴奏/コロムビア・ジャズ・バンド 
1938年8月23日録音/1939年1月20日発売 


◆本CD解説(乗越たかお)より◆ 

「川畑文子は大正5年6月17日、ハワイのクナ・レーンで生まれた。父・川畑重平は岡山県からの移民、母の春代はハワイで生まれ育った日系二世。文子は日系三世であり、本名はアリス・文子(フミ、文江と書かれたものもある)・川畑である。
 川畑夫妻は文子が3歳の時(1919年)、一家でロスアンゼルスへ渡った。もっともこの頃のアメリカ、とくにカリフォルニア州では急激に増加した日本人に対する排斥運動が激化しており、ハワイ在住の日本人がアメリカ本土に渡ることは法律上禁止されていたはずなのだ。おそらく川畑一家はカナダやメキシコなどを経由して入国したのだろう。」

RKO劇場チェーン(中略)のロスアンゼルス支配人ベン・ベナードは文子をみるや惚れ込み、父を説得してついに劇場出演させる。初舞台はロス中央にある超一流のウエストコースト劇場。わずか13歳で、いきなりソロ・ダンスのデビューだった。文子の歌やタップはもちろん、高く上げた足が頭の後ろにくっつく「ハイキック」というアクロバティックなダンスがとくに評判を呼んだ。」
「文子はみごと全米に40以上のチェーンを持つRKOの専属ダンサーになる。(中略)3年契約で一ヶ月1200ドルという好待遇は、日本人としては快挙であった。」


◆本CD解説(瀬川昌久)より◆ 

「川畑文子がコロムビア・レコード専属となり、1933年1月の初吹込以降34年10月までの間に録音した歌曲は、36曲の多数に上るが、内2曲は未発売に終った。一度アメリカに帰り、再度来日した1938年の5月から8月にかけて、6曲を吹込んだが、内3曲は音源が今日まで発見されていない。従って、本アルバムには、川畑文子の全吹込42曲中、音源の存在する37曲を、大体録音順に収録した。」
「伴奏は、コロムビア専属のジャズバンドを主体とし、絃を加えたり、タンゴ編成をとったりしている。そのメンバーは、1933~34年頃が、リーダー渡辺良(ベース、テューバ)、小畑光之、橘川正(トランペット)、谷口又士(トロンボン)、東松二郎、岸田満(アルト・サックス)、松本伸(テナー・サックス)、角田孝(ギター)、菊地博(ピアノ)、田中和男(ドラムス)の10人組。
 38年頃は、指揮渡辺良、小畑益男、森山久(トランペット)、鶴田富士男(トロンボン)、芦田満、橋本淳(アルト)、松本伸(テナー)、平八郎又は角田孝(ギター)、藤井宏裕(ベース)、加藤辰男(ピアノ)、田中和男(ドラムス)の11人編成だった。編曲によって随時ヴァイオリンの田島己之助、高珠恵、アコーディオンの高橋孝太郎らが参加した。」

 

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◆本CDについて◆ 

2枚組用ジュエルケース(24mm厚)。ブックレット(全40頁)にトラックリスト&クレジット、「創世の女神・川畑文子」(乗越たかお)、歌詞、「川畑文子のレコーディングについて及曲目解説」(瀬川昌久)、「川畑文子のレコード」(郡修彦)、「川畑文子 ディスコグラフィ(録音順)」(制作: 黒須敏、郡修彦)、図版(モノクロ)17点。

★★★★★ 


君がまぼろし 

 

「Chasing shadow 
空にうかぶ あの虹の様に 
呼べど 消ゆる 

Chasing shadow 
切ない恋 
忘れぬ君の 思い出のかげよ 
しのび泣く この宵に 
今ひとたび かえれよ 
心くもれば 空も曇るか アヽ 

Chasing shadow 
恋いをしたえど 
二度とかえらぬ おもかげよ 

しのび泣く この宵に 
今ひとたび かえれよ 
心くもれば 空もなげくか アヽ 

Chasing shadow 
恋いをしたえど 
二度とかえらぬ おもかげよ」

 

二人の恋 


「こんな素晴らしい 想いを 
誰も知らないだろ 二人の恋 
たとえ明日は 散りゆく 
儚ない花だろと 二人の恋 
互いの胸には いつまでも 
咲いている 思い出の 
紅の恋の花 別れて遥かに 
遠い空にうつる 二人の恋 

Now can't you see, 
What love and romance have done to me, 
I'm not the same as I used to be, 
This is my last affair. 
Tragedy, just seems to be the end of me, 
My happiness is just misery, 
This is my last affair. 
Say, right from the start, 
Why, you took my heart, 
Tore my heart in two. 
Now there's nothing new, 
To look forward to, 
My love dreams won't come true, 
So I'll make a vow
No more to love's shrine will I bow, 
I cross my heart and happiless it now, 
This is my last affair.」 

 

 

 

バルナバス・フォン・ゲッツィ  『タンゴ・アルバム』

バルナバス・フォン・ゲッツィ 
『タンゴ・アルバム』 

Barnabas von Geczy 
Tango Album 

Barnabas von Geczy and His Orchestra 


CD: EMI/Omagatoki 
制作: 東芝EMI株式会社 
発売: 株式会社オーマガトキ 
〈SP秘蔵盤CD化シリーズ〉 
SC-3134・35 (1993年) MONO [2枚組] 
税込価格5,000円(税抜価格4,854円) 

 

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帯文: 

「昭和初期に日本で発売されて好評を博したゲッツィの
ベストを、待望の未発表曲も含めてCD化した貴重な選集。」


CD-1 

1.碧空 Blauer Himmel (Rixner) 2:55 
2.マノリータ Manolita (Llossas) 3:14 
3.君よ帰りませ Liebe, Kehr zuruck zu mir (Stelibsky) 2:56 
4.モニカ Monica (Kötscher) 3:15 
5.愛しのマリア Cara Mari (Zalden) 3:10 
6.ロマンティック・セレナーデ Romantic Serenade (Hellmann) 3:20 
7.美わしのマリエッタ Sie hiess Marietta (Schmidseder) 3:09 
8.夕ぐれ Ein Lied ohne Worte (Mohr) 3:02 
9.ベラ・ドンナ Bella Donna (Waldmann) 3:08 
10.夜のタンゴ Tango Notturno (Borgmann) 3:10 
11.カベシータ Cabecita (Filippini) 2:57 
12.想い出のタンゴ Ein Tango Maerchen (Rixner) 3:13 
13.夢のタンゴ Dream Tango (Malderen) 3:11 
14.夜のヴァイオリン Violin Tzigano (Bixio) 2:56 
15.恋知りそめし乙女は美わし Frauen sind so schon wenn Sie lieben (Plessow) 3:11 
16.恋を夢みて Ich traume von Liebe (Schmidseder/Schwenn) 3:19 * 
17.タンゴ・ローラ(ママ恋人が欲しいの) Lola dein spanisches Feuer (Collazo) 2:54 
18.愛の言葉 Ein liebes Wort (Kaschubee) 3:07 * 
19.黒い蘭 Schwarze Orchideen (Richartz) 2:53 
20.タンゴ・ボレロ Tango Bolero (Llossas) 3:10 
21.古いスペインのタンゴ An Old Spanish Tango (Jurmann) 3:13 
22.可憐なる恋の唄 Kleine Liebeslied (Häringer) 3:18 
23.メキシカン・セレナーデ Mexican Serenade (Kaschubec) 3:05 
24.おおドンナ・クララ Oh Donna Clarr (Petersburski) 2:46 


CD-2 

1.今宵私に幸せが Das Gluck kam zu mir heute Nacht (Becce) 3:09 
2.佳人の夢 Was schone Frauen traumen (Graff/Kosiorek) 3:18 
3.ようこそ、イタリアのお嬢さん Grusse mir die Sonne von Italien (Schmidseder) 3:17 
4.やさしき音楽もて Bei zartlicher Musik (Mohr) 3:14 
5.唄を唄えば Es geht ein singen (Voelkner) 3:17 
6.君に捧げし我が命 Liebe, nach dir verlangt mein ganzes Leben (Melicher) 3:22 
7.バルバラ Barnara (Siegel) 3:08 
8.過ぎ去りし日 Vorbei (Häringer) 3:12 
9.消える灯 Gedampfies Licht (Meisel/Schwenn) 3:07 
10.ライラックの樹の畔りで Dort untern Fliederbaum (Relsfeld/Agen) 3:17 * 
11.赤いバラ Rote Rosen (Ritter) 3:12 * 
12.情熱のタンゴ Tango apasionado (Llossas) 2:57 * 
13.タンゴ・エスパーナ Tango espana (Mielenz) 3:20 * 
14.風は私に唄を告げる Der Wind hat mir ein Lied erzahlt (Brühne/Balz) 3:06 *  
15.ヴェネツィアの夜 Venezianische Nacht (Voehrs/Jegeosky) 2:44 * 
16.ギター・セレナーデ Gitareen am Meer (Funk) 3:21 * 
17.勝利の王者 Victoria Regia (Künneke) 3:07 * 
18.今こそチャンス Stunden und Tage (E. Kaschubec) 3:04 * 
19.いとも寂しき我が心 Ich bin so verlassen (Spyecher/Gödecke) 3:11 * 
20.ひそやかなりし我が調べ Mein kleine Melodie (Petzl) 2:55 * 
21.男が迷うとき Wenn Man sein Herz verliert (Stransky) 3:22 * 
22.きれいなお手を Reich mir dein weisses Handchen (Benatzky) 2:42 
23.ミカエル Micael (Schmiseder/Busch) 3:02 
24.君を慕いて Weil ich dich verere (Lessor/Valerio) 3:14 


バルナバス・フォン・ゲッツィと彼のオーケストラ 
Barnabas von Geczy and His Orchestra 

録音: 1930~1940 
(* 印は戦前未発表盤です。)


◆本CD解説(大森茂)より◆ 

「日本では昭和7年(1932年)頃から、第2次大戦に突入する16年迄の10年間が、コンチネンタル・タンゴの黄金時代と呼ばれ、その間古くはマレク・ウエーバー、ダヨス・ベラ、オット・ドブリントなどドイツの楽団によるヨーロッパ録音のタンゴ・レコードが続々と発売され、大いに市場を賑わわせていた。その中にあって誰もが認める立役者として君臨したのがバルナバス・フォン・ゲッツィ(1887-1971)で、(中略)12年新春に発売された「碧空」の爆発的大ヒットにより、一躍その名を全国に馳せていった。ゲッツィはハンガリーに生れ、ヴァイオリンの巨匠イェネ・フバイに師事、(中略)将来を嘱望されていたが、ふとした契機で軽音楽の分野に転向し、1924年ベルリンで自ら小編成の楽団を結成した。(中略)翌25年早々からレコード録音も開始の傍、ドイツを中心に欧州各地を巡演、やがて第一級のダンス・バンドとして名声を馳せていった。特に1935年以降ドイツの大手レコード会社、エレクトローラ社の専属楽団として、ピアニストのエーリッヒ・カシュベックをカナメとした10人の楽員による新たな楽団を編成、彼自身の名器ストラディヴァリウスの駆使によるソロを中心とした独創的奏法は(中略)、ゲッツィ・トーンとして、単なるダンス音楽を立派な鑑賞音楽に高めた功績は大なるもので、これには当時のドイツで活躍中の才能豊かなポピュラー・ミュージック作曲家、ヨゼフ・リクスナー(1902-1973)、ルードウィッヒ・シュミットゼイダー(1904-1971)、その他による名作品提供の貢献も大きい。エレクトローラ社在籍の1943年迄の吹込はざっと200タイトルが数えられ、本アルバムではその最盛期の数あるタンゴの中から、昔日本でよく親しまれたエバーグリーン・ナンバーをメインに、30年代初期の名品も加え、尚新たに往時未紹介の14曲が鏤ばめられ構成されている。」


◆本CDについて◆ 

2枚組用ジュエルケース(24mm厚)。ブックレット(本文12頁)にトラックリスト&クレジット、大森茂による解説&楽曲紹介。

★★★★☆


「碧空」 


 

 

 

 

 

『藤沢嵐子 ベスト・アルバム』

藤沢嵐子 ベスト・アルバム』 

Los Mejores de Ranko Fujisawa 


CD: 東芝EMI株式会社 
TOCT-5870 (1990年) 
税込定価3,000円(税抜価格2,913円) 

 

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帯文: 

「“タンゴのプリンセーサ”藤沢嵐子の不滅の
名演名曲を網羅した夢のベスト・セレクション。」 


1.チェ・バンドネオン Che Bandoneón 3:52 
(Homero Manzi - Anibal Troilo) 

2.ママ、私恋人が欲しいの Mama, Yo Quiero un Novio 3:06 
(R. Fontaina - Ramón Collazo) 

3.カミニート Caminito 3:15 
(J. de DIos Filiberto - G. Coria Peñaloza) 

4.ジーラ・ジーラ Yira Yira 3:10 
(E. S. Discépolo

5.カタマルカの風景 Paisaje de Catamarca 3:21 ** 
(P. Giménes

6.とわに別れを Hasta Siempre Amor 2:54 ** 
(Federico Silva - Donato Racciatti) 

7.君なくて Que Falta Que Me Haces 2:55 
(M. Caló - Armando Pontier - Federico Silva) 

8.夜のプラットホーム Plataforma de la Noche 3:53 
(R. Hattori - Y. Okuno) 

9.淡き光に A Media Luz 2:23 
(César Lenzi - Edgardo Donato) 

10.さらば草原よ Adios Pampa Mia 3:15 
(F. Canaro - M. Mores - I. Pelay) 

11.エル・パニュエリート El Panuelito 2:50 ** 
(J. de Diós Filiberto - G. Coria Peñaloza) 

12.メルセ寺院の鐘 El Carrillon de la Merced 2:44 ** 
(E. S. Discépolo - Le Pera) 

13.君偲ぶ夜 Mis Noches Sin Ti 3:00 ** 
(María T. Marquez - D. Ortiz) 

14.ボンボンシート Bomboncito 2:33 ** 
(A. A. Romano - J. Corriotti - Bogliano) 

15.マノ・ア・マノ Mano a Mano 3:24 
(Celedonio E. Flores - Carlos Gardel - José Razzano) 

16.チキリン・デ・バチン Chiquilín de Bachín 3:37 
(Horacio Ferrer - Astor Piazzolla) 

17.牛車にゆられて Los Ejes de Mi Carreta 2:40 ** 
(Romilo Risso - A. Yupanqui) 

18.君を待つ間 Fumando Espero 2:53 * 
(J. V. Masanas - Felix Garzo) 

19.ラ・カンシオン La Cancion 3:26 * 
(J. de Dios Filiberto - Lito Bayardo) 

20.ラ・クンパルシータ La Cumparsita 2:28 * 
(G. M. Rodríguez - P. Contursi - E. P. Maroni) 


【歌】 藤沢嵐子 Ranko Fujisawa 
[1][9][15][16] 【編曲・指揮】 オルランド・トリポディ Orlando Tripodi 【演奏】 エルネスト・ビジャビセンシオ・ギター四重奏団 ([9][15]) Ernesto Villavicencio 
[2][3][4][7][8][10] 【編曲・指揮・演奏】 ミゲル・カロとオルケスタ・ティピカ M. Caló y su Orq. Tipica 
[5][6][11]~[14][17]~[20] 【編曲・指揮・演奏】 早川真平とオルケスタ・ティピカ東京 S. Hayakawa su Orq. Tipica Tokyo 

「* はモノーラル録音です。** はモノーラル録音をステレオ化したものです。このCDは音源に起因する雑音、ひずみ等の入る箇所がありますが、ご了承下さい。」 


◆本CD解説(蟹江丈夫)より◆ 

「『タンゴ』と日本人といえば、まず出てくるのが「藤沢嵐子」の名前です。」
「1950年、早川真平とオルケスタ・ティピカ東京の専属歌手となりタンゴ歌手としてスタートを切りました。」
「1953年、すでにタンゴ歌手としての実力を評価されつつあった彼女は夫君早川真平、ピアニストの刀根研二とともにアルゼンチンにわたり、首都ブエノス・アイレス市のディスセポロ劇場でアニバル・トロイロのバンドネオン、ロベルト・グレラのギター伴奏で「ジーラ・ジーラ」「スール」(南)を歌う機会を得て空前の大反響を呼び起こし、「ランコは日本人ではない、誰かが日本人に仕立てたアルゼンチンの娘だ…」などの憶測までささやかれるほどの大成果をおさめました。」
「1956年に三度目の訪亜、1964年には早川真平とオルケスタ・ティピカ東京の一行とともにアルゼンチン各地をはじめ中南米各国を演奏旅行(中略)。この演奏旅行中にミゲル・カロのグラン・オルケスタをバックに「ママ、私恋人が欲しいの」ほかを録音、このCDに収録されている日亜共演のすばらしいレパートリーが出来上がりました。」
「1971年7月(中略)からおよそ10年間演奏活動から離れました。1980年アルゼンチン・タンゴ生誕100年記念を機にカムバック、(中略)1981年5月、(中略)17年ぶりにアルゼンチンの土を踏みました。」
「そしてピアニストのオルランド・トリポディのオルケスタ、エルネスト・ビジャビセンシオ・ギター四重奏団をバックに新録音〔CA35-1095タンゴの異邦人(エトランジェ)~ブエノスアイレス藤沢嵐子’81〕も行ないました。」
「このCDに収録されているレパートリーは「藤沢嵐子」のもっとも得意とする名曲名演の数々が網羅されています。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全24頁)にトラックリスト&クレジット、「“タンゴのプリンセーサ”藤沢嵐子の不滅の名演名曲を網羅した夢のベスト・セレクション――」「曲目解説」(蟹江丈夫)、歌詞。
#1, 4-7, 9, 11-18, 20はスペイン語、#2, 3, 8, 10, 19はスペイン語&日本語で歌っています。

★★★★☆ 


メルセ寺院の鐘