幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

『マーラー:交響曲第10番~アダージョ/嘆きの歌&リュッケルト歌曲集』  ピエール・ブーレーズ

マーラー交響曲第10番~アダージョ/嘆きの歌&リュッケルト歌曲集』 
ピエール・ブーレーズ 

Boulez conducts Mahler 


CD: Sony Classical/Sony Music Japan International Inc. 
SICC 1435~6 (2010年)[2枚組] 
特別価格¥1,890(税込)〔¥1,800(税抜)〕 
STEREO ADD 

 

ブックレット(表)。

ブックレット(裏)。


帯文:

ブーレーズが初めて録音したマーラー。」


帯裏文:

ブーレーズが1970年代にソニー・クラシカルに残した全マーラー録音を集成した2枚組。ブーレーズマーラー初録音はマーラーがウィーン音楽院時代に作曲し、ベートヴェン賞に応募した意欲作「嘆きの歌」で、当初マーラーが改訂した2部構成で録音・発売されたが、初稿が発見されたことで第1部を収録、交響曲第10番のアダージョと組み合わせて発売された。その精緻で知性的な解釈がマーラーの音楽に新しい光を当てたことで、大きな話題になった。」


グスタフ・マーラー GUSTAV MAHLER (1860-1911) 


DISC 1 (70:47) 

嘆きの歌 
Das klagende Lied 
1.第1部 森のメルヒェン 30:08 
Part I: Waldmärchen 
2.第2部 吟遊詩人 19:37 
Part II: Der Spielmann 
3.第3部 婚礼の出来事 20:48 
Part III: Hochzeitsstück 


DISC 2 (39:24) 

リュッケルトによる5つの歌曲 (18:12) 
Rückert-Lieder 
1.I. わたしが美しいから 2:27 
I. Liebst du um Shönheit 
2.II. 真夜中 5:34 
II. Um Mitternacht 
3.III. わたしはリンデンの香りに 2:17 
III. Ich atmer' einen linden Duft 
4.IV. わたしの歌を盗み見ないで 1:17 
IV. Blicke mir nicht in die Lieder! 
5.V. わたしはこの世から姿を消した 6:25 
V. Ich bin der Welt abhanden gekommen 

6.交響曲 第10番 嬰ヘ長調 21:03 
アダージョ [クルシェネク版] 
Adagio from Symphony No. 10 in F-sharp Major 


(「嘆きの歌」第1部) 
エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ) 
Elisabeth Söderström, Soprano 
グレース・ホフマン(メッゾ・ソプラノ) 
Grace Hoffman, Mezzo Soprano 
エルンスト・ヘフリガー(テノール) 
Ernst Häfliger, Tenor 
ゲルト・ニーンシュテット(バリトン) 
Gerd Nienstedt, Baritone 

(「嘆きの歌」第2部、第3部) 
イヴリン・リアー(ソプラノ) 
Evelyn Lear, Soprano 
スチュアート・バローズ(テノール) 
Stuart Burrows, Tenor 
ゲルト・ニーンシュテット(バリトン) 
Gerd Nienstedt, Baritone 

(リュッケルトによる5つの歌曲) 
イヴォンヌ・ミントン(メッゾ・ソプラノ) 
Yvonne Minton, Mezzo Soprano 

ロンドン交響楽団合唱団(合唱指揮:アーサー・オールダム) 
London Symphony Chorus (Chorus Master: Arthur Oldham) 
ロンドン交響楽団 
London Symphony Orchestra 
指揮:ピエール・ブーレーズ 
Pierre Boulez, Conductor 

[録音] 
1969年5月26日&27日、ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール(「嘆きの歌」第2部、第3部、交響曲第10番) 
1970年4月22日、ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール(「嘆きの歌」第1部) 
1979年5月、ロンドン、EMIスタジオ(リュッケルトによる5つの歌曲) 

Recording: 
May 26 & 27, 1969, Walthamstow Town Hall, London (Das klagende Lied II & III, Symphony No. 10) 
April 22, 1970, Watford Town Hall, London (Das klagende Lied Part I) 
May 1979, EMI Studios, London (Rückert-Lieder) 

Producers: Paul Myers (Das klagende Lied & Symphony No. 10) & Roy Emerson (Rückert-Lieder) 
Engineers: Helmut Kolbe (Das klagende Lied & Symphony No. 10) & Neville Boyling & Mike Roth-Trever (Rückert-Lieder) 


ブーレーズによる解説「嘆きの歌――作品とその系譜――」より◆

「この作品はグスタフ・マーラーの最初の重要な作品だが、その中には、既に、マーラーの全作品を通じてかわらぬある特質を聴きとることができる。」
マーラーの場合、その最初期の作品から既に、その音楽形式が、叙事詩や小説のまねびといった趣きがある。彼はわたくしたちに音楽で語りかけるのだ。ことに、文芸作品をテキストとして用い、それが彼の音の世界の土台となっている場合には、この事実が瞭らかとなる。とは言うものの、こうした傾向は、彼が文芸作品を土台として用いなかった場合でも同様に顕著である。」
「この曲に用いられているテキストをみてもある親近性が明瞭である。19世紀ももう間もなく終りだというのに、マーラーは開けひろげにドイツ・ロマン主義の真の源泉を再発見しようと試みているのである。彼は、アルニムとブレンターノ以来、ロマン主義的なある種のヴィジョンへの鍵とされてきた物語や、民俗伝説にインスピレーションのもとを求めたのであった。(中略)こうした源にたよるという事実は、失われた楽園に対するやみがたいノスタルジアを示していると同時に、楽園に到る径を再び見出そうと願う、いかにも相応しい単純さをも示しているのである。」
「さらに、この作品には、マーラーの感受性と想像力にユニークなかたちで備わっている特質がみられる。つまり、驚嘆すべきものとなにかしら慄然とさせるような不気味さが結合し、悲劇的なものと嘲笑的なものがひとつになるといった按配である。詩は、しばしば沈鬱な調子に陥ちこみ、あるいは不安なトーンを響かせるが、一貫して内省的な性格を保ち続けるのだけれど、その冒頭は唐突で神経質でさえある。みずから喚起した怖るべきものに強く反撥するのだが、一方では、恐怖をよびさますという行為自体によろこびを感じているのである。(中略)音楽は熱に浮かされたように、時には極限にまで突っ走る感情の揺れをとらえて表現しようとする――ときには、芝居がかった大袈裟な表現に近づく危険さえ敢て犯しているのだ。」
「この最初のマーラー叙事詩を聴くとき、わたくしたちは、その中に将来、マーラーが遂げることになる発展の萌芽と、様々な予兆を聴きとることができる。大小説のスケッチはでき上がったのだ。あとは、第一章と来るべき作品を読み進むばかりである。たったひとつの源からその創作の泉が湧き出し、ある一定の与件に従って、次第に大きくなりまさって行く創造者のタイプがある。わたくしにとっては、マーラーはそうした芸術であるように思えるのだ。」


◆本CDについて◆ 

2枚組用ジュエルケース(10mm厚)。ブックレット(全28頁)にトラックリスト&クレジット、ピエール・ブーレーズ「嘆きの歌――作品とその系譜――」(訳:栗田亮/「(この訳文はフェリックス・アブラハミヤンの英訳から重訳)」「1970年発売のLP初出時のライナーノーツを掲載しています。」)、海老沢敏「マーラーの芸術におけるプロローグとエピローグ――嘆きの歌と第10交響曲――」(「1970年発売のLP初出時のライナーノーツを掲載しています。」)、喜多尾道冬「リュッケルトによる5つの歌曲」、「嘆きの歌」歌詞&対訳(深田甫)、「リュッケルトによる5つの歌曲」歌詞&対訳(喜多尾道冬)、モノクロ写真図版2点(ブーレーズ、ミントン)。ブックレット表紙はLP『Boulez Conducts Mahler』(1970年)、裏表紙はLP『Das Klagende Lied』(1969年)のジャケット・デザインが使用されています。

本CDは、「嘆きの歌」第2部&第3部を収録したLP『Das Klagende Lied』に「嘆きの歌」第1部とアダージョを追補した2枚組LP『Boulez Conducts Mahler』の全曲に、イヴォンヌ・ミントン&ブーレーズ/LSOによるマーラー「リュッケルト歌曲集」&ヴァーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」LP(1982年)から「リュッケルト」を追加収録しています。

★★★★☆ 


Das klagende Lied


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョアン・ジルベルト  『三月の水』 

ジョアン・ジルベルト 
『三月の水』 

João Gilberto 


CD: Polydor 
制作:ユニバーサル クラシックス&ジャズ 
発売元:ユニバーサル ミュージック株式会社 
販売元:ビクターエンタテインメント株式会社 
UCCU-5052 (2003年) 
シリーズ:Universal Jazz the Best 
定価¥1,995(税抜価格¥1,900) 

 


帯文:

ボサ・ノヴァ最大のシンガー/ギタリスト、
J・ジルベルトの代表傑作。
究極のリラクゼーション音楽。」
ルビジウム・クロック・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド 
書き下ろしエッセー付 
日本語解説付」


帯裏文:

「‟ボサ・ノヴァの法王”と呼ばれるジョアン・ジルベルトの1970年代の傑作。ジョアンのヴォーカルとギター、あとはシンバルのみの伴奏で、静かでビューティフルな音楽が綴られている。アントニオ・カルロス・ジョビン作の「三月の水」は、ブラジルの秋の訪れを描いた名曲。秋のような物静かな時間が流れるアルバムだ。」
「●おことわり:曲によりお聴き苦しい箇所がございますが、マスター・テープに起因するものです。予めご了承くださいますようお願い致します。」


JOÃO GILBERTO 
ジョアン・ジルベルト/三月の水 


1.三月の水 5:26 
ÁGUAS DE MARÇO (Antonio Carlos Jobim) 
2.ウンディユ 6:39 
UNDIU (João Gilberto) 
3.バイーア靴屋の坂道で) 4:43 
NA BAIXA DO SAPATEIRO (A. Barroso) 
4.夜明けのベランダ 4:30 
AVARANDADO (Caetano Veloso
5.偽のバイーア娘 3:44 
FALSA BAIANA (Geraldo Pereira) 
6.喜びのサンバ 4:46 
EU QUERO UM SAMBA (Haroldo Barbosa / Janet De Almeida) 
7.バイーア生まれ 5:52 
EU VIM DA BAHIA (Gilberto Gil) 
8.ベベウ 3:32 
VALSA (COMO SÃO LINDOS OS YOUGUIS) (BEBEL) (João Gilberto) 
9.許してあげよう 5:09 
É PRECISO PERDOAR (Carlos Coqueijo / Alcivando Luz) 
10.イザウラ 5:27 
IZAURA (H. Martins / R. Roberti)  


〈パーソネル〉 
Personnel: 
ジョアン・ジルベルト(vo, g) 
Joao Gilberto (g, vo) 
ソニー・カー(per) 
Sonny Carr (per) 
ミウシャ(vo) on 10 
"IZAURA" - Miucha (background vo) 

Engineered by W. Cartos 
Produced by Rachel Elkind 


◆中原仁による解説より◆ 

「このアルバム『三月の水』(オリジナル・タイトル『ジョアン・ジルベルト』)は、20年近い滞米生活中の73年に発表された。」
「決して多くはないジョアン・ジルベルトのアルバムの中でも、『三月の水』には際立った特徴と聴きどころがある。まず、きわめて控えめなパーカッションにサポートされた、限りなくギター弾き語りに近いフォーマットでのレコーディングであること。」
「この時代、妻としてジョアンとの日常を共有していたミウシャは、次のように証言している。
 「ジョアンほど仕事に打ち込む人間を、私は他に知りません。(中略)1曲のハーモニーをつけるために、18時間ぶっ通しでギターを弾き続けたことも何度もありました」」
ジョアンは63年の渡米以降、‟ボサ・ノヴァのスタンダード・ナンバー”と呼ばれている楽曲(中略)を、実はほとんどレコーディングしていない。『三月の水』の選曲もそうだ。ジョアンはデビュー当時から、ボサ・ノヴァ時代以前に作られたサンバの古典を好んで歌い、そうした楽曲の比重は年を追うごとに増えていった。ここでは[3][5][6][10]がそれに当たる。
 もうひとつ、ここでの選曲には興味深いポイントがある。それはジョアンの故郷であるバイーアに関連した曲、およびバイーア出身者の曲が、[3][4][5][7][9]と全体の半数を占めていることだ。広くとらえれば、彼のオリジナル曲[2]もそうだ。」


◆本CDについて◆

ブックレット(全12頁)にトラックリスト&クレジット、高井信成/中原仁による解説、歌詞(原文のみ)。ブックレット表紙&裏表紙はオリジナルLPジャケ&裏ジャケのデザインを踏襲しています。

自分は恒常的にやや重篤うつ状態なので部屋を暗くして寝込んでいることが多いですが、うっかりするとわけのわからない罪悪感に責めさいなまれたりしがちなので、お薬がわりに本作をきいてみました。
爪弾いて、呟く、それだけのことでこのような豊饒な音の世界が誕生してしまうというのは奇跡に近いかもしれないです。

★★★★★ 

 

許してあげよう


 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂本弘道  『零式』 

坂本弘道 
『零式』 

Sakamoto Hiromiti 
Zero shiki 


CD: Off Note 
ON-33 (1999年) 
価格2,800円(税抜) 
Manufactured by Off Note 
Distributed by Meta Company Limited 

 


帯文:

「「ループする衝動、幻惑のノスタルジー
異界のチェロリスト・坂本弘道、渾身の一撃」」


帯裏文:

坂本弘道
チェロ奏者。他にヴォイス、ノコギリ等を奏する。アコースティックは元より、チェロの可能性を開拓すべく、エフェクターを駆使し、叩く、こする、回す、果ては電動ドリルやグラインダーで火花を散らすパフォーマンスまで、過激かつ詩的な美しさに満ちたライヴは必見。インプロヴァイザーとしてソロや多くのミュージシャンとのセッションを精力的に行っている一方で、映画、演劇、美術、写真、舞踏、大道芸と他ジャンルとの多彩な交流で活動の場を広げている。」


「零式」坂本弘道 

1.真・月魚 9:32 
Ultima Tsukiuo (The Moonfish) 
2.蒸気歩行 3:40 
Steam Walker 
3.薔薇の速度 3:30 
Velocity of A Rose 
4.兆し… 6:26 
signs... 
5.夢の蹟 2:39 
Tracks of My Dreames 
6.影踏み 4:03 
Playing Shadow Tag 
7.空蝉 4:38 
Utsusemi (Empty Shell of Cicada) 
8.海馬は踊る 2:30 
The Kaiba Dances (Ammon's horn) 
9.嵐が丘・零式 8:47 
Wuthering heights / Zero shiki 
10.半分夏生まれた 4:47 
Half A Summer Has Been Delivered 
11.ドガ・改 3:23 
Degas, A Revised Version 
12.蝶と骨と虹と 6:36 
The Butterflies, The Bones, and The Rainbow 


全作曲、演奏 坂本弘道 
All music composed & performed by Sakamoto Hiromiti 


#Produced by 坂本弘道 
#Engineered by 小俣佳久 
#Recorded & Mixed at Toi Studio (Tokyo) & Home (Yokohama) 
#Mastered by 滝口博達 at JVC Mastering Center 
#Design 藤原邦久 
#Jaket art by 天野天街 with 水谷雄司 (Mac operater) 
#Photographs 福田寛、宮坂恵津子、小林アツシ、月又光子、坂本弘道 
#Illustration 坂本弘道 
#Notes 桜井大造 
#Translation 高野秀行、浅野敦則、藍淑人、李閏姫 
#Advicer 佐竹美智子 
#Exective Producer 神谷一義


◆「「零式」録音メモ」より◆

「2ヶ月前、僕はバイク事故で右の腕と指の骨を折って入院した。
2年間とっちらかっていた録音が、逆にチェロが弾けない状態になって
ある帰結点=「零式」にむかって動きはじめた。
アルバムのすべての曲は僕の身体とチェロを透過して作られているという意味において、
この作品はドキュメンタリーであり、「零式」とはそれでもなおループし続ける
僕自身の「さが」が生み出した一本のフィルムである。」


◆本CDについて◆ 

プラケース(白トレイ)。ブックレット(外三つ折り)に英文トラックリスト、演奏者紹介(帯裏文の英・仏・西・中・ハングル語訳)、カラー図版(表紙部分含む)1点、デッサン図版1点、モノクロ写真図版1点。別冊ブックレット(全12頁)に邦文トラックリスト&クレジット、桜井大造によるライナーノーツ、坂本弘道による「「零式」録音メモ」&楽曲コメント、モノクロ写真図版14点、イラスト図版1点。

パスカルズシカラムータといったバンドでの活動や、カトリーヌ・ジョニオー(元アクサク・マブール、ザ・ワーク、ザ・ハット・シューズ)やHaco(元アフター・ディナー、ホアヒオ)とのデュオ作、UAの「空の小屋」ツアーへの参加などでおなじみのアヴァンギャルド系チェロ奏者・坂本弘道のソロ作(1999年)です。

骨折と音楽というと、手首を骨折したオランダのフリージャズ・ベーシストのマールテン・アルテナがベースのネックにもギプスを巻いて、演奏者と楽器双方に「ハンディキャップ」を課した状態で録音した『Handicaps』(1973年)という作品が連想されますが、アルテナのアプローチが即物的なのに対して、坂本氏の本作は内省的です。柱時計の音や波音、機関車の音、沸騰する薬缶の音などがコラージュされていますが、それらの物音も根源的な記憶を呼び覚ますような形で使用されていて、骨折の原因となったバイク(今は亡き)のエンジン音も入っていますが(#8)、まるでアフリカの太鼓のようです。さまざまな外部の音と内部の音(心音など)が入り混じって、原初の夢(悪夢)を織り成しています。
印象としては、子どもの頃に病気で学校を休んで、枕元にいろいろながらくたを並べて一人遊びしたり、熱に浮かされてうわごとをいったり、妄想でさまざまな場所や時代にトリップしたり、そうした不安ではあるものの一種の至福の時間を追体験させてくれるような、そんな感じです。「アベ・マリア」ふうのラストの「蝶と骨と虹と」は「レクイエム」であると楽曲コメントにありますが、この曲の逆回転パーカッションループに身をゆだねつつ、病気の子どもである私は薄皮を剥ぐように回復し、やがて日常生活に戻るのか、それとも生という病から癒えてなつかしいイデア界=光の国へと帰っていくのか。
時間を逆行するセロ式機関車が描かれたスチームパンクというかレトロなジャケ絵がよいです。

★★★★★ 

 


Sakamoto Hiromichi Paris 16 mars 2011



 

 

 

 

 

割礼 『星を見る』

割礼 『星を見る』 


CD: P-VINE/blues interactions, inc. 
PCD-18626 (2010)
定価¥2,800(税抜価格¥2,667) 
Made in Japan 

 


帯文:

「割礼、2010年代に突入。
覚醒の音は重く、ゆるやかに滑り込む。」


帯裏文:

「2003年リリースの「セカイノマヒル」以来7年ぶりの6thアルバムがついに登場。
90年代にファンの間で正式な作品化を待ち望む声が多かった、あの「リボンの騎士(B song judge)」をとうとう収録。この15分間におよぶ怒涛のダークサイケナンバーで幕を開ける本作は現在の4人になって初めてのアルバム。徹底的にスローテンポで押し寄せる全6曲は、フィードバックノイズにコーティングされたvo.宍戸の特異なラブソングを見事に映像化する。」


1.リボンの騎士(B song judge) [15:12] 
2.マリブ [5:42] 
3.INスト [5:57] 
4.星を見る [10:09] 
5.ルシアル [11:53] 
6.革命 [3:35] 


宍戸幸司 Vocals, Guitars 
山際英樹 Guitars 
鎌田ひろゆき Bass 
松橋道伸 Drums 

All Songs+Lyrics written by 
宍戸幸司 
Directed by 
吉田肇(P-VINE) 
Recorded by 
夏秋文尚 at subterranean studio tokyo 
Mixed by 
椛島隆 at LMD osaka 
Mastered by 
近藤祥昭 at GOK SOUND 
Art DIrection+Design+Cover Photo 
CHINNEN 
Photograph 
アカセユキ 


◆本CDについて◆ 

紙ジャケット(A式/見開き)仕様。ジャケ裏にトラックリスト、中ジャケにクレジット。二つ折りブックレットにカラー写真図版(外側に1点、内側に4点)。歌詞は掲載されていません。

幽冥界のサマー・リゾートのパーマネント・バケーション、天空ゴースト歌謡ショー。
幽霊のような、いるのかいないのかもよくわからない「あなた」へのラブソング。ほんとうは「ぼく」のほうが幽霊なのかもしれないです。

★★★★★ 


マリブ


 

 

 

 

 

 

 

 

『Bartók: Microcosmos (Intégrale)』 Claude Helffer 

BARTÓK 
MICROCOSMOS
Intégrale 
CLAUDE HELFFER, PIANO 


CD: harmonia mundi s.a. 
HMA 190968.69 (1991) [2CD] 
Made in Germany 

 


DISQUE 1  [71:20] 

VOLUME I 

[1]  2:54 
1. Mélodie à l'unisson - Unison Melody 
2a. Mélodie à l'unisson 
2b. Mélodie à l'unisson 
3. Mélodie à l'unisson 
4. Mélodie à l'unisson 
5. Mélodie à l'unisson 
6. Mélodie à l'unisson 

[2]  6:28 
6. Notes pointées - Dotted Notes 
8. Répétition - Repetition 
9. Syncopes - Syncopation 
10. Mains alternées - With Alternate Hands 
11. Mouvement parallèle - Parallel Motion 
12. Mouvements contraires - Reflection 
13. Changement de position - Change of Position 
14. Demande et réponse - Question and Answer 
15. Chanson villageoise - Village Song 
16. Mouvement parallèle et changement de position - Parallel Motion and change of Position 
17. Mouvement contraire - Contrary Motion 

[3]  5:43 
18. Mélodie à l'unisson - Unison Melody 
19. Mélodie à l'unisson 
20. Mélodie à l'unisson 
21. Mélodie à l'unisson 
22. Imitation et contrepoint - Imitation and Counterpoint 
23. Imitation et inversion 
24. Pastorale 
25. Imitation et inversion 
26. Répétition 
27. Syncopes - Syncopation 

[4]  3:29 
28. Canon à l'octave - Canon at the Octave 
29. Imitation en mouvements contraires - Imitation Reflected 
30. Canon à la quinte inférieure - Canon at the Lower Fifth 
31. Petite danse en forme de canon - Little Dance in Canon Form 

[5]  4:28 
32. En mode dorien - In Dorian Mode 
33. Danse lente - Slow dance 
34. En mode phrygien - In Phrygian Mode 
35. Choral - Chorale 
36. Canon libre - Free Canon 

VOLUME II 

[6]  4:11 
37. Dans le mode lydien - In Lydian Mode 
38. Staccato e legato 
39. Staccato e legato 
40. A la yougoslave - In Yugoslav Mode 
41. Mélodie avec accompagnement - Melody with Accompaniment 
42. Accompagnement en triades brisées - Accompaniment in Broken Triads 

[7]  3:31 
43a. A la hongroise (2 pianos) - In Hungarian Style 
43b. A la hongroise 
44. Mouvement contraire (2 pianos) - Contrary Motion 
45. Méditation - Meditation 
46. Augmenter-diminuer - Increasing-Diminishing 
47. Foire - Big Fair 

[8]  3:06 
48. Dans le mode mixolydien - In Mixolydian Mode 
49. Crescendo-diminuendo 
50. Minuetto 
51. Ondulation - Waves 

[9]  5:25 
52. Unisson divisé - Unison divided 
53. A la manière de Transylvanie - In Transylvanian Style 
54. Chromatique - Chromatic 
55. Triolets dans le mode lydien (2 pianos) - Triplets in Lydian Mode 
56. Mélodie en dixièmes - Melody in Tenths 
57. Accents 
58. A l'orientale - In Oriental Style 
59. Majeur et mineur - Major and Minor 
60. Canon avec notes soutenues - Canon with Sustained Notes 

[10]  5:10 
61. Mélodie pentatonique - Pentatonic Melody 
62. Sixtes mineures en mouvement parallèle - Minor Sixths in Parallel Motion 
63. Sussurement - Buzzing 
64a. Ligne et point - Line and Point 
64b. Ligne et point 
65. Dialogue (2 pianos) 
66. Mélodie divisée - Melody Divided 

VOLUME III 

[11]  5:08 
67. Tierces contre une seule voix - Thirds against a Single Voice 
68. Danse hongroise (2 pianos) - Hungarian Dance 
69. Etude en accords - Chord Study 
70. Mélodie contre double-cordes - Melody against Double Notes 
71. Tierces - Thirds 
72. Danse des dragons - Dragon's Dance 

[12]  3:24 
73. Sixtes et accords - Sixths and Triads 
74a. Chanson hongroise - Hungarian Song 
74b. Chanson hongroise (2 pianos) 
75. Triolets - Triplets 
76. A trois voix - In Three Parts 

[13]  4:55 
77. Petite étude - Little Study 
78. Gamme pentatonique - Five-Tone Scale 
79. Hommage à J.-S. Bach 
80. Hommage à R. Schumann 
81. En errant - Wandering 
82. Scherzo 
83. Mélodie avec interruptions - Melody with Interruptions 

[14]  4:45 
84. Jeux - Merriment 
85. Accords brisés - Broken Chords 
86. Deux pentacordes majeurs - Two Major pentachords 
87. Variations 

[15]  4:22 
88. Duo pour chalumeaux - Duet for Pipes 
89. A quatre voix - In Four Parts 
90. A la russe - In Russian Style 
91. Invention chromatique - Chromatic Invention 
92. Invention chromatique 

[16]  3:49 
93. A quatre voix - In Four Parts 
94. Conte - Tale 
95a. Chanson du renard - Song of the Fox 
95b. Chanson du renard (2 pianos) 
96. Cahots - Stumblings 


DISQUE 2 

VOLUME IV 

[1]  6:40 
97. Notturno 
98. Passage du pouce - Thumb Under 
99. Mains croisées - Crossed Hands 
100. Chanson de style populaire - In the Style of a Folksong 
101. Quinte diminuée - Diminished Fifth 
102. Sons harmoniques - Harmonics 

[2]  6:50 
103. Mineur et majeur - Minor and Major 
104. A travers les tonalités - Through the Keys 
105. Petit jeu - Playsong 
106. Chanson d'enfants - Children's Song 
107. Mélodie dans la brume - Melody in the Mist 
108. Lutte - Wrestling 

[3]  6:57 
109. De l'île de Bali - From the Island of Bali 
110. Sons s'entrechoquant - Clashing Sounds 
111. Intermezzo 
112. Variations sur une chanson populaire - Variations on a Folk Tune 
113. Rythme bulgare - Bulgarian Rhythm 

[4]  8:21 
114. Thème et inversion - Theme and Inversion 
115. Rythme bulgare - Bulgarian Rhythm 
116. Mélodie - Melody 
117. Bourrée 
118. Triolets à 9/8 - Triplets in 9-8 Time 
119. Danse à trois temps - Dance in 3-4 Time 
120. Accords de quintes - Fifth Chords 
121. Etude à deux voix - Two-Part Study 

VOLUME V 

[5]  5:02 
122. Accords joints et opposés - Chords Together and Opposed 
123. Staccato et legato 
124. Staccato 
125. Canotage - Boating 
126. Changement de mesure - Change of Time 

[6]  4:33 
127. Nouvelle chanson populaire hongroise (2 pianos) - New Hungarian Folksong 
128. Danse paysanne - Peasant Dance 
129. Tierces alternées - Alternating Thirds 
130. Burlesque rustique - Village Joke 
131. Quartes - Fourths 

[7]  5:07 
132. Secondes majeures, plaquées ou brisées - Major Seconds Broken and Together 
133. syncopes - Syncopation 
134. Etudes en notes doubles - Three Studies in Double Notes 
135. Perpetuum mobile 

[8]  5:36 
136. Gammes par tons entiers - Whole-Tone Scale 
137. A l'unisson - Unison 
138. Cornemuse - Bagpipe 
139. Bouffon - Merry Andrew 

VOLUME VI 

[9]  6:32 
140. Variations libres - Free Variations 
141. Sujet et renversement - Subject and Reflection 
142. Ce que la mouche raconte - From the Diary of a Fly 
143. Arpèges divisés - Divided Arpeggios 

[10]  3:48 
144. Secondes mineures, septièmes majeures - Minor Seconds, Major Sevenths 

[11]  7:36 
145a. Invention chromatique - Chromatic Invention 
145b. Invention chromatique 
145c. Invention chromatique 
146. Ostinato 
147. Marche - March 

[12]  8:49 
148. Danse bulgare no 1 - Dance in Bulgarian Rhythm no 1 
149. Danse bulgare no 2 
150. Danse bulgare no 3 
151. Danse bulgare no 4 
152. Danse bulgare no 5 
153. Danse bulgare no 6 


Claude Helffer, piano 
Haakon Austbö, second piano 

Enregistrement décembre 1972 - janvier 1973 
Prise de son Pierre Studer 
Texte d'après Pierre Citron 
Photo couverture: Dagmar Bergmann 
Maquette Relations. Imprimé en R.F.A. 


◆Pierre Citronによる解説より(大意)◆ 

「ミクロコスモス」6巻は、1926年から1937年にかけての、バルトークの創作活動旺盛な時期に作曲されたが、ここでは創作力は未知の領域の開拓のためというよりは、習熟した諸技法の訓練のために用いられている。
「ミクロコスモス」は、ピアノを習いたがっていた息子ペーテルのために、「2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲」を踏襲した、ピアノのための教則本として構想された。それはやさしいものから始まって次第に難度を増していく、演奏技術を習得するためのイニシエーションと、現代音楽のハーモニーとリズムのさまざまな語法の発見とを兼ねたものとなるだろう。
しかしながら、本来、子どものために書かれたものなので、現代音楽の主要な特徴の一つである「激越さ(violence)」は除外されていて、攻撃的になったり野蛮になったりすることはなく、軽快さが全体に行き渡っている。
収録曲はどれもたいへん短いもので、詩的なもの、バッハやシューマンのスタイルで書かれたもの、民俗舞踊、和音やリズムの練習曲、各種の旋法、五音音階、全音音階、ドビュッシーっぽい雰囲気の曲、個性的な全音階法(diatonality)と半音階法(chromaticism)の練習曲、「バルトーク音階」、それらが簡潔さのうちに、素朴さの外観のうちに詰め込まれていて、管弦楽曲においては極めてショッキングな多調(polytonality)も、ここではかつてなく自然に響いている。


◆本CDについて◆ 

クロード・エルフェのピアノによるバルトーク『ミクロコスモス』全曲。

2枚組用ジュエルケース(24mm厚)。ブックレット(全16頁)にトラックリスト&クレジット、Pierre Citronによる解説(仏文)とその英・独訳。

「ミクロコスモス」というのは、「マクロコスモス(大宇宙)」と「ミクロコスモス(小宇宙)」の照応であって、小宇宙(個)がそのままで大宇宙に等しい存在になるという考え方なので、私のような自閉傾向のある者にとってはたいへん魅力的な概念です。
しかしながら、単純から複雑へ、というだけでは進歩主義的でうさんくさいです。「1」から始めて「153」まで到達したら、今度は「153」から「1」まで逆順で帰ってくるのがいいです。その結果として得られるであろう、「1」の単純さのうちに「153」の全てがある、その境地こそが「ミクロコスモス」に他ならないです。
ところで、本CDの解説を担当しているピエール・シトロンの著書『バルトーク』(白水社永遠の音楽家」叢書)によると、「フランシス・プーランクは、サティとオーリックとともに彼(バルトーク)を昼食に招待するが、そのときの様子をこう書いている。「おなじ歌をうたわない二羽の鳥のように、バルトークとサティは、互いにうかがいあい、警戒しあい、重苦しい沈黙を守っていました。オーリックとわたしはなんとかこの沈黙を破ろうとしたのですが、むだでした。」。おそらくバルトーク自身、さまざまな研鑽の果てに辿り着いたであろう「1」の単純さにおいて、結果的にサティの「白い音楽」に接近したものになっているのは興味深いです。

★★★★★ 


Microcosmos, Part I, II & III


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Tout Satie!: Erik Satie - Complete Edition』

『Tout Satie!: Erik Satie - Complete Edition』 


CD: Erato / Warner Classics 
Parlophone Records Limited, a Warner Music Group Company 
0825646047963 - LC 02822 (2015) [10 CD] 
Made in the EU 

 

ボックス表。

ボックス裏。

ボックス背。



CD 1  [Total timing: 79:36] 
ORCHESTRAL WORKS & BALLETS 

1. Sonnerie pour réveiller le bon gros Roi des Singes (lequel ne dort toujours que d'un œil), fanfare pour deux trompettes (1921)  1:04 
Ensemble Ars Nova - Marius Constant 

2. Gymnopédie No. 1, 
orchestration Claude Debussy (1888/1897)  3:06 
3. Gymnopédie No. 3, 
orchestration Claude Debussy (1888/1897)  4:12 
4. Le Piccadilly, ragtime  1:23 
5. Gnossienne No. 3, 
orchestration Francis Poulenc (1890/1939) 
En habit de cheval (1911) 
 6. I. Choral  0:47 
 7. II. Fugue litanique  2:51 
 8. III. Autre choral  0:54 
 9. IV. Fugue de papier  2:33 
Cinq grimaces pour "Un songe d'une nuit d'été", 
instrumentation Darius Milhaud (1915/1928) 
 10. I. Modéré  0:48 
 11. II. Peu vite  0:31 
 12. III. Modéré  0:29 
 13. IV. Temps de marche  0:22 
 14. V. Modéré  1:02 
Orchestre du Capitole du Toulouse - Michel Plasson 

La Belle excentrique (1920)  
 15. Grande ritournelle  1:56 
 16. Marche franco-lunaire  1:40 
 17. Valse du mysterieux baiser dans l'œil  2:41 
 18. Cancan grand-mondain  1:59 
Jean-Pierre Armengaud: piano 
Orchestre du Capitole du Toulouse - Michel Plasson 

Musiques d'ameublement (1918) 
 19. I. Tenture de cabinet préfectoral  6:10 
 20. II. Tapisserie en fer forgé pour l'arrivée des invités (grande réception) à jouer dans un vestibule  3:06 
 21. III. Carrelage phonique (peut se jouer à un lunch ou à un contrat de mariage)  2:34 
Ensemble Ars Nova - Marius Constant 

Relâche, musique pour le ballet instantanéiste (1924) 
Première partie 
 22. Ouverturette  1:11 
 23. Projectionnette  0:46 
 24. Rideau - Entrée de la femme  1:22 
 25. Musique  0:35 
 26. Entrée de Borlin  0:39 
 27. Danse de la porte tournante  1:02 
 28. Entrée des hommes  0:42 
 29. Danse des hommes  0:33 
 30. Danse de la femme  1:14 
 31. Final  1:10 
Deuxième partie 
 32. Musique de rentrée  0:40 
 33. Rentrée des hommes  1:09 
 34. Rentrée des femmes  2:19 
 35. Les hommes se dévêtissent  0:36 
 36. Danse de Borlin et de la femme  0:57 
 37. Les hommes regagnent leur place et retrouvent leur pardessus  0:45 
 38. Danse de la brouette  0:56 
 39. Danse de la couronne  0:48 
 40. Le danseur  0:48 
 41. La femme  1:21 
 42. La queue du chien  0:39 
Ensemble Erwartung - Bernard Desgraupes 

Mercure, poses plastiques en trois tableaux (1924) 
Premier tableau 
 43. Ouverture  1:08 
 44. La nuit  1:01 
 45. Danse de tendresse  1:59 
 46. Signes du zodiaque  0:50 
 47. Entrée et danse de Mercure  1:13 
Deuxième tableau 
 48. Danse des grâces  1:07 
 49. Bain des grâces  1:12 
 50. Fuite de Mercure - Colère de Cerbère  0:43 
Troisième tableau 
 51. Polka des lettres  1:10 
 52. Nouvelle danse  1:38 
 53. Le chaos  0:33 
 54. Final  1:07 
Orchestre de Paris - Pierre Dervaux 

55. Les Pantins dansent - Presque lent (1913)  2:11 
Orchestre des Concerts Lamoureux - Aldo Ciccolini 

(P) 1980 Erato Disques, a Warner Music UK Division (1, 19-21) 
(P) 1970 (55), 1972 (43-54), 1988 (2-18) Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 
(P) 1994 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company (22-42) 


CD 2  [Total timing: 78:11] 
BALLETS 

Parade, ballet réaliste sur un thème de Jean Cocteau (1917) 
 1. Choral - Prélude du rideau rouge  2:38 
 2. Prestidigitateur chinois  2:39 
 3. Petite fille américaine  1:54 
 4. Rag-time du paquebot  2:17 
 5. Acrobates  2:44 
 6. Suprêmes efforts et chute des ménagers - Final  3:22 
Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire - Louis Auriacombe 

Socrate, drame symphonique en 3 parties sur des dialogues de Platon (traduction de Victor Cousin) (1918) 
 7. Portrait de Socrate (Le Banquet)  6:44 
 8. Bords de l'Ilissus  8:02 
 9. La mort de Socrate  21:59 
Daniel Millet: Alcibiade 
Andréa Guiot: Socrate 
Andrée Esposito: Phedre 
Mady Mesplé: Phedon 
Orchestre de Paris - Pierre Dervaux 

10. Le piège de Méduse, comédie lyrique en un acte avec sept petites danses pour huit instruments (1921)  25:33 
Pierre Bertin: Baron Méduse, riche rentier 
Hubert Deschamps: Polycarpe, domestique 
Joseph-Marie Falcucci: Astolpha, fiancé de Frisette 
Marie Laurence: Frisette, fille de Méduse 
Solistes de l'Orchestre des Concerts Lamoureux - Aldo Ciccolini 

(P) 1967 (1-6), 1970 (10), 1972 (7-9), Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 


CD 3  [Total timing: 78:01] 
PIANO WORKS 

Trois Gymnopedies (1888) 
 1. I. Lent et douloureux  3:08 
 2. II. Lent et triste  3:20 
 3. III. Lent et grave  2:43 
Aldo Ciccolini: piano (1) 
Michel Legrand: piano (2) 
Alexandre Tharaud: piano (3) 

L'enfance de Ko-Quo, Recommandations maternelles (1913) 
 4. I. Ne bois pas ton chocolat avec tes doigts  0:52 
 5. II. Ne souffle pas dans tes oreilles  0:36 
 6. III. Ne mets pas ta tête sous ton bras  0:47 
Alexandre Tharaud: piano [New Recording, 2015]  

7. Gambades (1912)  1:35 
Alexandre Tharaud: piano 

Nocturnes (1919) 
 8. I. Doux et calme  2:59 
 9. II. Simplement  1:57 
 10. III. Un peu mouvementé  2:44 
 11. IV. Mystérieux et tendre  2:41 
 12. V.  2:13 
 13. VI (rev. Robert Orledge)  1:23 
Aldo Ciccolini: piano (8-12)
Jean-Yves Thibaudet: piano (13) 

Six Gnossiennes (I-V: 1889-1891, VI: 1897) 
 14. I. Lent  3:03 
 15. II. Avec étonnement  1:28 
 16. III. Lent  2:20 
 17. IV. Lent  1:45 
 18. V. Modéré  3:31 
 19. VI. Avec conviction et avec une tristesse rigoureuse 
Aldo Ciccolini: piano 

20. Gnossienne No. 7 (1891)  4:50 
Jean-Yves Thibaudet: piano 

Croquis et agaceries d'un gros bonhomme en bois (1913) 
 21. I. Tyrolienne turque  1:25 
 22. II. Danse maigre (a la maniere de ces messieurs)  1:18 
 23. III. Españaña (sorte de valse)  1:10 
Descriptions automatiques (1913) 
 24. I. Sur un vaisseau  1:55 
 25. II. Sur une lanterne  1:41 
 26. III. Sur un casque  1:10 
Vieux sequins et vieilles cuirasses (1913) 
 27. I. Chez le marchand d'or (Venise XIIIe siècle)  1:34 
 28. II. Danse cuirassée (Période grecque)  0:51 
 29. III. La défaite des Cimbres (Cauchemar)  1:26 
Les trois valses distinguées du précieux dégoûté (1914) 
 30. I. Sa taille  0:58 
 31. II. Son binocle  1:03 
 32. III. Ses jambes  0:38 
Trois Sarabandes (1887) 
 33. No. 1  5:59 
 34. No. 2  5:22 
 35. No. 3  5:42 
Aldo Ciccolini: piano 

(P) 1984 Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company (1, 8-12, 14-19, 21-35) 
(P) 1993 Erato Disques, a Warner Music UK Division (2) 
(P) 2013 (3), 2015 (4-6) Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company 
(P) 2003 Decca Music Group Limited (13, 20) 
(P) 2009 Harmonia Mundi (7) 


CD 4  [Total timing: 80:39] 
PIANO WORKS 

1. Le Piccadilly, marche (1904)  1:35 
2. Je te veux, valse (1904)  5:10 
3. Poudre d'or, valse (1901)  4:33 
4. Petite ouverture à danser (1897)  1:21 
5. Valse-ballet (1885)  1:41 
6. Fantaisie-valse (1885)  2:05 
Anne Queffélec: piano 

Trois Morceaux en forme de poire, pour piano à quatre mains (1903) 
 7. Manière de commencement  3:18 
 8. Prolongation du même  1:01 
 9. I. Lentement  1:28 
 10. II. Enlevé  2:35 
 11. III. Brutal  2:43 
 12. En plus  1:54 
 13. Redite  1:15 
Anne Queffélec - Catherine Collard: piano 

La Belle Excentrique, fantaisie sérieuse, pour piano à quatre mains (1920) 
 14. Marche franco-lunaire  1:17 
 15. Grande ritournelle  1:30 
 16. Valse du mystérieux baiser dans l'œil  1:48 
 17. Grande ritournelle  1:30 
 18. Cancan "grandmondain"  1:29 
Aldo Ciccolini - Gabriel Tacchino: piano 

Préludes flasques (pour un chien) (1912) 
 19. I. Voix d'intérieur  0:50 
 20. II. Idylle cynique  0:49 
 21. III. Chanson canine  1:11 
 22. IV. Avec camaraderie  0:53 
Veritables préludes flasques (pour un chien) (1912) 
 23. I. Sévère réprimande  0:44 
 24. II. Seul à la maison  1:12 
 25. III. On joue  0:51 
Embryons desséchés (1913) 
 26. I. D'Holothurie  1:39 
 27. II. D'Edriophtalma  1:51 
 28. III. De Podophtalma  1:28 
Chapitres tournés en tous sens (1913) 
 29. I. Celle qui parle trop  0:47 
 30. II. Le porteur de grosses pierres  2:00 
 31. III. Regrets des enfermés (Jonas et Latude)  1:55 
Heures séculaires et instantanées (1914) 
 32. I. Obstacles venimeux  1:45 
 33. II. Crépuscule matinal (de midi)  0:48 
 34. III. Affolements granitiques  0:45 
Avant-dernières pensées (1915) 
 35. I. Idylle (à Claude Debussy)  1:06 
 36. II. Aubade (à Paul Dukas)  1:09 
 37. III. Méditation (à Albert Roussel)  0:46 
Aldo Ciccolini: piano 

Sports et divertissements (1914) 
 38. Choral inappétissant  0:58 
 39. La balançoire  0:46 
 40. La chasse  0:16 
 41. La Comédie italienne (à la napolitaine)  0:42 
 42. Le réveil de la mariée  0:26 
 43. Colin-Maillard  1:01 
 44. La pêche  0:35 
 45. Le yachting  1:11 
 46. Le bain de mer  0:32 
 47. le carnaval  0:32 
 48. Le golf  0:29 
 49. La pieuvre  0:37 
 50. Les courses  0:21 
 51. Les quatre coins  0:44 
 52. Le pique-nique  0:23 
 53. Le water-chute  0:41 
 54. Le tango  1:24 
 55. Le traineau  0:21 
 56. Le flirt  0:45 
 57. Le feu d'artifice  0:23 
 58. le tennis  0:54 
Anne Queffélec: piano 

Sonatine bureaucratique (1917)  
 59. I. Allegro  1:12 
 60. II. Andante  1:03 
 61. III. Vivace  1:16 
Michel Legrand: piano 
Raymond Devos: narrator 

62. Caresse  1:39 
Michel Legrand: piano 

(P) 1988 (1-2, 38-58), 1993 (3-13) Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company 
(P) 1984 (35-37), 1985 (19-22, 26-34), 1986 (14-18, 23-25) Parlophone /Warner Music France, a Warner Music Group Company 
(P) 1993 (59-62) Erato Disques, a Warner Music UK Division 


CD 5  [Total timing: 80:11] 
PIANO WORKS 

Pièces froides (1897) 
No. 1 - Trois airs à faire fuir 
 1. I. D'une manière particulière  2:30 
 2. II. Modestement  1:32 
 3. III. S'inviter  2:29 
No. 2 - Danses de travers 
 4. I. En y regardant à deux fois  1:09 
 5. II. Passer  1:03 
 6. III. Encore  1:39 
Nouvelles pièces froides (1907) 
 7. I. Sur un mur  2:15 
 8. II. Sur un arbre  1:59 
 9. III. Sur un pont  2:27 
Aldo Ciccolini: piano 

Trois petites pièces montées pour piano à quatre mains (1919) 
 10. De l'enfance de Pantagruel (Rêverie)  1:18 
 11. Marches de Cocagne (Démarche)  0:55 
 12. Jeux de Gargantua (Colin de polka)  1:32 
Aldo Ciccolini - Gabriel Tacchino: piano 

Trois nouvelles enfantines (1913) 
 13. I. Le vilain petit vaurien  0:30 
 14. II. Berceuse  0:44 
 15. III. La gentille toute petite fille  0:33 
Menus propos enfantins (1913) 
 16. I. Le chant guerrier du roi des haricots  1:12 
 17. II. Ce que dit la petite princesse des tulipes  0:42 
 18. III. Valse du chocolat aux amandes  1:04 
Enfantillages pittoresques (1913) 
 19. I. Petit prélude à la journée  1:06 
 20. II. Berceuse  1:33 
 21. III. Marche du grand escalier  1:17 
Peccadilles importunes (1913) 
 22. I. Être jaloux de son camarade qui a une grosse tête  0:44 
 23. II. Luis manger sa tartine  1:18 
 24. III. Profiter de ce qu'il a des cors aux pieds pour lui prendre son cerceau  0:40 
Aldo Ciccolini: piano 

En habitat de cheval, pour piano à quatre mains (1911) 
 25. I. Choral  0:43 
 26. II. Fugue litanique  2:29 
 27. III. Autre choral  0:40 
 28. IV. Fugue de papier  2:19 
Aperçus désagréables, pour piano à quatre mains (1908-12) 
 29. I. Pastorale  1:14 
 30. II. Choral  0:53 
 31. III. Fugue  2:28 
Aldo Ciccolini - Gabriel Tacchino: piano 

32. Passacaille (1906)  3:25 
33. Prélude en tapisserie (1906)  2:24 
Musiques intimes et secrètes (révision Robert Caby) (1913) 
 34. Nostalgie  1:02 
 35. Froide songerie  0:43 
 36. Fâcheux exemple  1:35 
37. Petite musique de clown triste (revision Robert Caby) (1900)  2:07 
38. The dreamy fish (Le poisson rêveur), esquisse et musique pour un conte de Lord Cheminot (révision et réduction Robert Caby) (1901)  6:03 
39. Danse de travers (Avant-première en forme d'air à faire fuir) (révision Robert Caby) (1897)  2:22 
40. Verset laïque et somptueux, pour l'exposition universelle (1900)  1:03 
41. Allegro (1884)  0:25 
Aldo Ciccolini: piano 

42. The Angora Ox (1904)  7:38 
43. Légende californienne (arr. Andrew Cornall) (1905)  1:34 
44. Fugue-valse (1906)  1:45 
Jean-Yves Thibaudet: piano 

45. Premier menuet (1920)  2:01 
46. Prière (1895)  1:08 
47. Vexations (1893)  1:34 
Aldo Ciccolini: piano 

(P) 1984 (16-24, 32, 34-36, 45), 1985 (1-9, 13-15, 33, 37, 38, 46, 47), 1986 (10-12, 25-31, 39-41) Parlophone / warner Music France, a Warner Music Group Company 
(P) 2002 (42), 2003 (43-44) Decca Music Group Limited 


CD 6  [Total timing: 79:49] 
PIANO WORKS 

Ogives (1886) 
 1. Première ogive  2:00 
 2. Douxième ogive  1:56 
 3. Troisième ogive  1:54 
 4. Quatrième ogive  1:58 
5. Première pensée de la Rose+Croix (1891)  0:56 
Sonneries de la Rose+Croix (1891) 
 6. I. Air de l'Ordre  4:23 
 7. II. Air du Grand Maître  5:26 
 8. III. Air du Grand Prieur  3:22 
Le Fils des Étoiles, Wagnérie kaldéenne du Sar Péladan (1892) 
 9. Prélude du 1er acte: La Vocation  4:06 
 10. Prélude du 2e acte: L'Initiation  3:24 
 11. Prélude du 3e acte: L'Incantation  4:50 
Préludes du Nazaréen, pour le Chevalier Nazaréen d'Henri Mazel (1892) 
 12. 1er Prélude du Nazaréen  5:38 
 13. 2e Prélude du Nazaréen  4:07 
14. Prélude d'Eginhard (1892)  2:10 
15. Fête donnée par des chevaliers normands en l'honneur d'une jeune demoiselle (XIe siècle) (1892)  2:24 
Danses gothiques (Neuvaine pour le plus gtand calme et la forte tranquillité de mon âme. Cultifiement et coadunation choristiques) (1893) 
 16. No. 1 À l'occasion d'une grande peine  3:13 
 17. No. 2 Dans laquelle les Pères de la très véritable et très Sainte Église sont invoqués  0:54 
 18. No. 3 En faveur d'un malheureux  0:24 
 19. No. 4 À propos de Saint-Bernard et Sainte-Lucie  0:37 
 20. No. 5 Pour les pauvres trépassés  2:44 
 21. No. 6 Où il est question du pardon des injures reçues  0:55 
 22. No. 7 Par pitié pour les ivrognes, honteux débauchés, imparfaits, désagréables, et faussaires en tous genres  0:38 
 23. No. 8 En le haut honneur du vénéré Saint-Michel, le gracieux archange  0:48 
 24. No. 9 Après avoir obtenu la remise de ses fautes  0:44 
25. Prélude de la porte héroïque du ciel (1894)  3:41 
Jack in the box (1899) 
 26. I. Prélude  2:19 
 27. II. Entracte  1:59 
 28. III. Final  2:19 
Toutes petites danses pour le Piège de Méduse (1913) 
 29. No. 1 Quadrille  0:34 
 30. No. 2 Valse  0:34 
 31. No. 3 Pas vite  0:42 
 32. No. 4 Mazurka  0:29 
 33. No. 5 Un peu vite  0:15 
 34. No. 6 Polka  0:25 
 35. No. 7 Quadrille  0:28 
 36. Les pantins dansent (1913)  1:41 
Aldo Ciccolini: piano 

37. Leit-motiv du "Panthée" (1891)  0:47 
38. Chanson andalouse, pour "Pousse l'amour" (1906)  1:34 
39. Rag-time Parade, arr. Hans Ourdine [Stéphane Chapelier] (1917)  2:05 
Jean-Yves Thibaudet: piano 

(P) 1985 Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company (1-36) 
(P) 2003 Decca Music Group Limited (37-39) 


CD 7  [Total timing: 78:10] 
PIANO WORKS

Upsud, ballet chrétien (1892) 
 1. Acte I. Prélude: La Vocation  11:01 
 2. Acte II. Prélude: L'Initiation  7:08 
 3. Acte III. Prélude: L'Incantation  9:24 
Cinéma (1924) 
 4. Cheminées, ballons qui explosent, Gants de boxe et allumettes, Prises d'air, Jeux d'échec et bateaux sur les toits, La danseuse et figures dans l'eau, Chasseur et début de l'enterrement, Marche funèbre, Cortège au ralenti, La poursuite, Chute du cercueil, Finale  9:48 
5. Modéré (1893)  1:09 
6. Stand-Walk (La Diva de l'Empire), arr. Hans Ourdine (1904)  2:14 
Jean-Yves Thibaudet: piano 

Six Pièces de la période 1906-1913 (revision Robert Caby) 
 7. Désespoir agréable  0:58 
 8. Effronterie  2:07 
 9. Poésie  0:48 
 10. Prélude canin  1:12 
 11. Profondeur  1:45 
 12. Songe creux  1:45 
Aldo Ciccolini: piano 

Deux rêveries nocturnes (révision Robert Caby) (1910) 
 13. I. Pas vite (rêvez doucement)  1:12 
 14. II. Très modérément  2:14 
Douze petits chorals (révision Robert Caby) (1906-1909) 
 15. No. 1  1:14 
 16. No. 2  0:53 
 17. No. 3  0:44 
 18. No. 4  0:47 
 19. No. 5  0:32 
 20. No. 6 (1)  0:24 
 21. No. 6 (2)  0:46 
 22. No. 7  0:24 
 23. No. 8  0:37 
 24. No. 9  0:32 
 25. No. 10  0:52 
 26. No. 11  0:36 
 27. No. 12  0:48 
Carnet d'esquisses et de croquis (révision Robert Caby) (1897-1914) 
 28. Air  0:17 
 29. Essais  0:21 
 30. *  0:21 
 31. Notes  0:14 
 32. Notes  0:19 
 33. Le prisonnier maussade  0:33 
 34. Esquisses "le grand singe"  0:30 
 35. Exercices  0:26 
 36. Notes  0:22 
 37. Harmonies  0:25 
 38. Songerie "vers Jack" (près des Airs à faire fuir)  1:40 
 39. Bribes  0:43 
 40. Choral  1:15 
 41. Exercices 1  1:27 
 42. Exercices 2  1:18 
 43. Exercices 3  1:13 
 44. Exercices 4  0:37 
 45. Esquisses et sketch montmartrois I: petit prélude de la "Mort de monsieur Mouche"  1:13 
 46. Esquisses et sketch montmartrois II: un peu vif  1:21 
 47. Essais (arrière-propos)  0:50 
 48. Petite danse  0:22 
Aldo Ciccolini: piano 

(P) 2002 (6), 2003 (1-5) Decca Music Group Limited 
(P) 1984 (7-12), 1985 (13-48) Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 


CD 8  [Total timing: 76:41] 
PIANO WORKS & CHAMBER MUSIC 

Cinq grimaces pour "Le Songe d'une nuit d'été" (arr. Darius Milhaud) (1915/1928) 
 1. I. Préambule  0:52 
 2. II. Coquecigrue  0:43 
 3. III. Chasse  0:34 
 4. IV. Fanfaronnade  0:25 
 5. V. Retraite (popur sortir)  1:08 
Mercure, poses plastiques en trois tableaux (Piano version) (1924) [World premiere recording] 
Premier tableau 
 6. Marche-Ouverture  1:24 
 7. La nuit  1:11 
 8. Danse de tendresse  2:03 
 9. Signes du zodiaque  0:35 
 10. Entrée et danse de Mercure  1:22 
Deuxième tableau 
 11. Danse des grâces  1:17 
 12. Bain des grâces  1:13 
 13. Fuite de Mercure  0:18 
 14. Colère de Cerbere  0:25 
Troisième tableau 
 15. Polka des lettres  1:04 
 16. Nouvelle danse  1:04 
 17. le chaos  0:32 
 18. Final: Rapt de Proserpine  1:24 
Relâche, musique pour le ballet instantanéiste (Piano version) (1924) [World premiere recording] 
Première partie 
 19. Ouverturette  1:13 
 20. Projectionnette  0:43 
 21. Rideau  0:24 
 22. Entrée de la femme  1:30 
 23. musique  0:47 
 24. Entrée de Borlin  0:47 
 25. Danse de la porte tournante  1:05 
 26. Entrée des hommes  0:55 
 27. Danse des hommes  0:45 
 28. Danse de la femme  1:18 
 29. Final  1:20 
Deuxième partie 
 30. Musique de rentrée  0:59 
 31. Rentrée des hommes  1:19 
 32. Rentrée des femmes  2:15 
 33. Les hommes se dévêtissent  0:40 
 34. Danse de Borlin et de la femme  1:14 
 35. Les hommes regagnent leur place et retrouvent leur pardessus  1:11 
 36. Danse de la brouette  1:35 
 37. Danse de la couronne  0:58 
 38. Le danseur dépose la couronne sur la tête d'une spectatrice  0:53 
 39. La femme rejoint son fauteuil  1:23 
 40. Petite danse finale  0:49 
41. Mouvement  1:26 
Jean-Pierre Armengaud: piano 
[New recordings, 2015] 

42. Petite sonate  4:28 
43. Tendrement, valse  3:56 
44. Rêverie de l'enfance de Pantagruel  1:12 
Jean-Pierre Armengaud: piano 

Parade, ballet realiste sur un theme de Jean Cocteau (4 hands piano version) (1917) 
 45. Prélude du rideau rouge - Prestidigitateur chinois  3:57 
 46. Petite fille américaine - Rag-time du paquebot  3:32 
 47. Acrobates - Suite au prélude du rideau rouge  3:21 
Jean-Pierre Armengaud - Dominique Merlet: piano 

48. La statue retrouvée, divertissement pour trompette en ut et piano  1:20 
David Guerrier: trumpet - Alexandre Tharaud: piano 

49. Embarquement pour Cythère (1917)  3:20 
Isabelle Faust: violin - Alexandre Tharaud: piano 

50. Choses vues à droite et à gauche (sans lunettes): Choral hypocrite - Fugue à tâtons - Fantaisie musculaire (1914)  4:10 
Yan Pascal Tortelier: violin - Aldo Ciccolini: piano 

With a serious doubt on the author 
51. Rêverie du pauvre  3:02 
Aldo Ciccolini: piano 

(P) 2015 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company (1-41) 
(P) 1970 (50), 1984 (51) Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 
(P) 1988 Bayard Musique (42-47) 
(P) 2009 Harmonia Mundi (48-49) 


CD 9  [Total timing: 74:30] 
SONGS 

1. Bonjour Biqui (Erik Satie) (1893)  0:20 
Pierre Colombet: voice - Fabrice Planchat: piano [New Recording, 2015] 

Ludions (Léon-Paul Fargue) (1925) 
 2. Air du rat  0:34 
 3. Spleen  0:47 
 4. La grenouille américaine  0:54 
 5. Air du poète  0:53 
 6. Chanson du chat  0:46 
 7. La statue de bronze (Léon-Paul Fargue) (1916)  2:05 
 8. Je te veux, valse chantée (Henry Pacory) (1887)  4:38 
Mady Mesplé: soprano - Aldo Ciccolini: piano 

Trois poèmes d'amour (Erik Satie) (1914) 
 9. Ne suis qu'un grain de sable  0:35 
 10. Suis chauve de naissance  0:35 
 11. Ta parure est secrète  0:47 
Gabriel Bacquier: baritone - Aldo Ciccolini: piano 

12. Tendrement, valse chantee (Vincent Hyspa) (1902)  3:02 
Quatre petites mélodies (1920) 
 13. Élegie (Alphonse de Lamartine)  1:08 
 14. Danseuse (Jean Cocteau)  0:33 
 15. Chanson (Anon. XVIIIth Century)  0:31 
 16. Adieu (Raymond Radiguet)  0:38 
Nicolai Gedda: tenor - Aldo Ciccolini: piano 

17. Chanson (J.P. Contamine de Latour) (1886)  1:01 
18. Chanson médiévale (Catulle Mendes) (1886)  1:28 
19. Les fleurs (J.P. Contamine de Latour) (1886)  1:33 
20. Daphénéo (M. God) (1916)  1:53 
21. La Diva de l'Empire, intermezzo americain (Dominique Bonnaud & Numa Blès) (1904)  2:34 
Mady Mesplé: soprano - Aldo Ciccolini: piano 

22. Hymne pour le Salut au drapeau du Prince de Byzance (Joseph Peladan) (1891)  3:43 
Trois mélodies sans paroles (1902) 
 23. Rambouillet  1:07 
 24. Les oiseaux  2:13 
 25. Marienbad  0:51 
26. Je te veux, valse chantée (Henry Pacory) (1887)  4:46 
Nicolai Gedda: tenor - Aldo Ciccolini: piano 

Trois mélodies de 1886 (J.P. Contamine de Latour) 
 27. Les anges  2:48 
 28. Élégie  3:11 
 29. Sylvie  2:39
30. Le Chapelier (René Chalupt) (1916)  0:52 
Mady Mesplé: soprano - Aldo Ciccolini: piano 

31. L'omnibus automobile (Vincent Hyspa) (1905)  3:29 
32. Chez le Docteur (Vincent Hyspa) (1903)  4:57 
33. Allons-y, Chochotte (D. Durante) (1903)  4:09 
Gabriel Bacquier: baritone - Aldo Ciccolini: piano 

34. J'avais un ami (1904)  2:13 
Juliette: singer - Alexandre Tharaud: piano 

Petit recueil des fêtes (Vincent Hyspa) (1904) 
 35. Le picador est mort  0:55 
 36. Sorcière  1:20 
 37. Enfant martyre  1:06 
 38. Air fantôme  1:36 
 39. Le veuf (Vincent Hyspa) (1904)  1:00 
 40. Un diner à l'Élysée (Vincent Hyspa) (1904)  3:47 
Anne-Sophie Schmidt: soprano - Jean-Pierre Armengaud: piano 

(P) 2015 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company (1) 
(P) 1970 (2-6, 9-16), 1974 (17-21, 27-30), 1986 (22-26), 1987 (7-8, 31-33) Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 
(P) 2009 Harmonia Mundi (34) 
(P) Anne-Sophie Schmidt (35-40) 


CD 10  [Total timing: 40:43] 
CHORAL WORKS 

Messe des pauvres (1895) 
 1. Kyrie eleison  5:28 
 2. Dixit Domine  0:28 
 3. Prière des orgues 4:05 
 4. Commune qui mundi nefas  2:15 
 5. Chant ecclésiastique  1:26 
 6. Prière pour les voyageurs et les marins en danger de mort, à la très bonne et très auguste Vierge Marie, mère de Jésus  0:47 
 7. Prière pour le salut de mon âme  2:53 
Gaston Litaize: organ (Grandes orgues de l'église Saint-François Xavier, Paris) 
Chœur René Duclos - Jules Laforge 

Geneviève de Brabant, petit opéra pour marionnettes (instr. Roger Desormière) (J.P. Contamine de Latour) (1899/1926) 
 8. Prélude  12:47 
 9. Acte I: Chœur - Entrée des soldats  1:25 
 10. Acte II: Entracte - Air de Geneviève - Sonnerie de cor - Entrée des soldats  3:58 
 11. Acte III: Entracte - Chœur - Air de Golo - Entrée des soldats - Cortège - Entrée des soldats - Petit air de Geneviève - Chœur final  4:55 
Mady Mesplé: Geneviève 
Jean-Christophe Benoit: Golo 
Pierre Bertin: narrator 
Choeur du Théâtre National de l'Opéra de Paris (Chorus master: Jean Laforge) 
Orchestre de Paris - Pierre Dervaux 

(P) 1974 Parlophone / Warner Music France, a Warner Music Group Company 


◆本CDについて◆ 

『サティのすべて――エリック・サティ 完全版』。

紙製スリーブ入CD10枚とブックレットが正方形のワンピース貼箱(13×13×3.2cm)に入っています。
ブックレット(全32頁)にトラックリスト&クレジット、Jean-Charles Hoffeléによる解説「L'ainé des modernes」(仏語原文)/「The Oldest of the Moderns」(英訳:Michèle Fajtmann)/「Der Erstgeborene unter den Modernen」(独訳:Dorle Ellmers)、モノクロ図版24点、カラー図版3点。スリーブに詳細トラックリスト&クレジット。歌詞は掲載されていません。

ワーナー傘下のエラート、EMIクラシックス、ヴァージン・クラシックスのカタログを中心に、デッカ、ハルモニア・ムンディの音源も収録されています。
存疑のピアノ曲や他者による編曲版なども網羅した文字通りの「全集」ですが、人気曲「ジムノペディ」は1番がアルド・チッコリーニ、2番がミシェル・ルグラン、3番がアレクサンドル・タローで収録されていたりするところをみると、「これさえあれば他はいらない」(永久保存版)というよりは「ここから広がるサティの世界」(見本市)といったスタンスだと思います。

「CD 1」「CD 2」は管弦楽曲&バレエ曲。
「猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ」「家具の音楽」はコンスタン指揮アルス・ノヴァ合奏団『Satie: Entracte / Musique d'ameublement』(1981年)より、「ピカデリー」「馬の装具で」「風変わりな美女」「ジムノペディ第1番&第3番(ドビュッシー編曲)」「グノシエンヌ第3番(プーランク編曲)」「‟真夏の夜の夢”のための5つのしかめ面(ミヨー編曲)」はプラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団『Satie: Parade / Relâche』(1988年)より。「本日休演」はデグロープ指揮エルヴァルトゥンク・アンサンブル『Satie: Socrate. Relâche. Le Piège De Méduse. Musique D'Ameublement.』(1994年)より、「メルキュール」「ソクラテス」はデルヴォー指揮パリ管弦楽団Erik Satie: Mercure-Socrate』(1972年)より、「操り人形は踊っている」「メデューサの罠」はチッコリーニ指揮コンセール・ラムルー管弦楽団『The Irreverent Inspirations of Erik Satie』(1971年)より、「パラード」はオーリアコンブ指揮パリ音楽院管弦楽団『Satie: Parade / Gymnopédies / Relâche』(1967年)より。

「CD 3」~「CD 7」はピアノ曲
ジムノペディ第1番」「5つの夜想曲」「6つのグノシエンヌ」「太った木の人形のスケッチとからかい」「自動記述法」「古い金貨とよろい」「いやな気取り屋の3つの高雅なワルツ」「3つのサラバンド」「犬のためのぶよぶよした前奏曲」「犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲」「胎児の干物」「あらゆる意味ででっちあげられた数章」「世紀ごとの時間と瞬間の時間」「最後から2番目の思想」「冷たい小品」「新しい冷たい小品」「新 子供の曲集」「短い子供のお話」「絵に描いたような子供らしさ」「迷惑な軽い罪」「パッサカリア」「壁掛けとしての前奏曲」「心に触れる秘密の音楽」「悲しい道化師の小曲」「夢見る魚」「ゆがんだ踊り」「世俗的で豪華な唱句」「アレグロ」「最初のメヌエット」「祈り」「ヴェクサシオン」「4つのオジーヴ」「ばら十字教団の最初の思想」「‟星の息子”への前奏曲」「エジナールの前奏曲」「若い令嬢のためにノルマンの騎士によって催された祝宴」「ゴシックの舞曲」「‟天国の英雄的な門”への前奏曲」「びっくり箱」「‟メデューサの罠”のための7つの小舞曲」「操り人形は踊っている」「1906~1913年の6つの小品」「2つの夜の夢」「12の短いコラール」「スケッチとクロッキーの手帖」はアルド・チッコリーニ、「風変わりな美女」「組み立てられた3つの小品」「馬の装具で」「不愉快な概要」はチッコリーニ&ガブリエル・タッキーノ(連弾)、以上はチッコリーニ『Satie: L'œuvre pour piano 1~4』(1987年)より、「ジムノペディ第2番」はミシェル・ルグラン、「官僚的なソナチネ」はルグラン&レーモン・ドゥヴォス(語り)、以上2曲はルグラン『Erik Satie par Michel Legrand』(1993年)より、「ジムノペディ第3番」はアレクサンドル・タロー『Autograph』(2013年)より、「コ・クオの少年時代(母親の忠告)」はタロー(本CDのための新録音)、「跳躍」はタロー『Satie: Avant-dernières pensées』(2009年)より、「夜想曲第6番」「グノシエンヌ第7番」「アンゴラの牛」「カリフォルニアの伝説」「フーガ=ワルツ」「‟至高存在”のライトモティーフ」「アンダルシアの歌」「ラグタイム・パラード」「ユスピュ」「映画」「モデレ」「エンパイア劇場の歌姫」はジャン=イヴ・ティボーデ『Satie: The Complete Solo Piano Music』(2003年)より、「ピカデリー」「ジュ・トゥ・ヴ」「スポーツと気晴らし」はアンヌ・ケフェレック『Erik Satie: Trois Gymnopédies』(1988年)より、「金の粉」「舞踏への小序曲」「ワルツ=バレエ」「幻想ワルツ」はケフェレック、「梨の形をした3つの小品」はケフェレック&カトリーヌ・コラール(連弾)、以上5曲はケフェレック『Erik Satie: Oeuvres pour piano』(1993年)より。

「CD 8」はピアノ曲室内楽曲。
「‟真夏の夜の夢”のための5つのしかめ面」「メルキュール」「本日休演」はジャン・ピエール・アルマンゴー(本CDのための新録音)、「小ソナタ」「やさしく」「パンタグリュエルの幼年時代」はアルマンゴー、「パラード」はアルマンゴー&ドミニク・メルレ(連弾)、以上4曲はアルマンゴー『Erik Satie: L'œuvre pour piano』(1990年)より。
「青銅の像」はタロー&ダヴィド・ゲリエ(トランペット)、「シテールへの船出」はタロー&イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、以上2曲はタロー『Satie: Avant-dernières pensées』(2009年)より、「右や左に見えるもの(眼鏡なしで)」はチッコリーニ&ヤン・パスカル・トルトゥリエ(チェロ)『The Irreverent Inspirations of Erik Satie』(1971年)より。 
存疑ピアノ曲「貧しい者の夢」はチッコリーニ『Satie: L'œuvre pour piano 2』(1987年)より。

「CD 9」は歌曲集。
サティの生涯唯一の恋人シュザンヌ・ヴァラドン(画家ユトリロのお母さん)に捧げられた短い(20秒)「ボンジュール、ビキ」はピエール・コロンベ(エベーヌ四重奏団のヴァイオリンの人)が歌、ファブリス・プランシャ(エベーヌ四重奏団の録音エンジニアの人)がピアノで、本CDのための新録音。
「潜水人形」「ブロンズの彫像」「ジュ・トゥ・ヴー(女声版)」「シャンソン」「中世の歌」「花」「ダフェネオ」「エンパイア劇場の歌姫」「3つの歌曲」「帽子屋」はマディ・メスプレ(ソプラノ)&チッコリーニ(ピアノ)、「3つの恋愛詩」「乗合バス」「お医者さんのところで」「いいとも、ショショット」はガブリエル・バキエ(バリトン)&チッコリーニ(ピアノ)、「やさしく」「4つのささやかなメロディ」「‟救いの旗”のための頌歌」「言葉の無い3つの歌曲」「ジュ・トゥ・ヴー(男声版)」はニコライ・ゲッダ(テノール)&チッコリーニ(ピアノ)で、以上は『Satie: Mélodies』(1987年)全曲。
「昔の友」はジュリエット・ヌールディン(歌)&タロー(ピアノ)、『Satie: Avant-dernières pensées』(2009年)より。「小さな祭りのコレクション」「男寡」「エリゼ宮の晩餐会」はアンヌ=ソフィー・シュミット(ソプラノ)&アルマンゴー(ピアノ)、『Erik Satie: Mélodies et chansons』(1996年)より。

「CD 10」は合唱曲。
「貧者のミサ」はジャン・ラフォルジュ指揮ルネ・デュクロ合唱団&ガストン・リテーズ(オルガン)、「ブラバンのジュヌヴィエーヴ」はラフォルジュ指揮パリ国立歌劇場合唱団&デルヴォー指揮パリ管弦楽団、2曲とも『Erik Satie: Geneviève de Brabant-La messe des pauvres』(1974年)より。

★★★★★ 


Bonjour Biqui


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『プーランク:ピアノ・ソロ作品全集』  ポール・クロスリー

プーランク:ピアノ・ソロ作品全集』 
ポール・クロスリー 

Poulenc 
The Complete Music for Solo Piano 
Paul Crossley 


CD: Sony Classical / Sony Music Japan International Inc. 
SICC 1432~4 (2010年) [3枚組] 
特別価格¥2,940(税込)〔¥2,800(税抜)〕 

 


帯文:

「現代音楽の名手ポール・クロスリーによる歴史的な全曲盤。」


帯裏文:

ドビュッシーラヴェルなどフランス音楽の名解釈で知られるポール・クロスリーが、1987年に録音したプーランクのピアノ独奏曲全集を収めた名盤。プーランク独特の「心地よい奇想天外さ」「とらえどころのない性格」を見事に表出しており、1992年の初出時には日本盤としては初めての全曲盤として高く評価された。現代音楽にも強いクロスリーならではのシリアスながらクールで洒落た味わいがまさに絶品。」


フランシス・プーランク 
FRANCIS POULENC (1899-1963) 


DISC 1 (74:09) 

ナゼルの夜会 (1930~1936) (26:02) 
Les soirées de Nazelles 
1.前奏曲 3:34 
Préambule 
2.変奏Ⅰ (やんごとなさの極み) 1:17 
Variation I. Le comble de la distinction 
3.変奏Ⅱ (つつみかくさぬ心) 3:17 
Variation II. Le coeur sur la main 
4.変奏Ⅲ (無遠慮と遠慮深さ) 1:09 
Variation III. La desinvolture et la discretion 
5.変奏Ⅳ (一途(いちず)) 2:12 
Variation IV. La suite dans les idees 
6.変奏Ⅴ (心をとろかす魅惑) 2:47 
Variation V. Le charme enjoleur 
7.変奏Ⅵ (自己満足) 1:15 
Variation VI. Le contentement de soi 
8.変奏Ⅶ (不幸せの風味) 2:56 
Variation VII. Le gout du malheur 
9.変奏Ⅷ (年をとっても明るく元気) 1:16 
Variation VIII. L'alerte vieillesse 
10.カデンツァ 1:54 
Cadence 
11.終曲 4:25 
Final 

3つの小品 (1918~1928) (11:18) 
Trois pièces 
12.パストラール 3:31 
Pastorale 
13.讃歌 5:27 
Hymne 
14.トッカータ 2:14 
Toccata 

3つの常動曲 (1918) (5:56) 
Trois mouvements perpétuels 
15.(十分に中庸を得たはやさの) 1:24 
I. Assez modéré 
16.(きわめて中庸を得たはやさの) 1:33 
II. Tres modéré 
17.(敏捷な) 2:54 
III. Alerte 

18.メランコリー (1940) 6:34 
Mélancolie 

ナポリ (1922~1925) (11:25) 
Napoli 
19.舟歌 1:48 
Barcarolle 
20.ノクターン 3:28 
Nocturne 
21.イタリア奇想曲 6:01 
Caprice italien 

アルバムの綴り (1933) (4:13) 
Feuillets d'Album 
22.アリエッタ 1:19 
Ariette 
23.夢 1:46 
Rêve 
24.ジーグ 1:01 
Gigue 

25.田園曲 (1927) 2:33 
Pastourelle 

26.オーヴェルニュの夜会のためのブレー (1937) 1:34 
Bourée au pavillon d'Auvergne 

27.ハ調のワルツ (1919) 2:10 
Valse en Ut 

28.アルベール・ルーセルの名による小品 (1929) 2:04 
Pièce brève sur le nom d'Albert Roussel 


DISC 2 (73:48) 

即興曲集 (1932~1959) (30:52) 
15 Improvisations 
1.第1番 ロ短調 (1932) 1:36 
No. 1 in B Minor 
2.第2番 変イ長調 (1932) 2:03 
No. 2 in A-flat Major 
3.第3番 ロ短調 (1932) 1:32 
No. 3 in B Minor 
4.第4番 変イ長調 (1932) 1:40 
No. 4 in A-flat Major 
5.第5番 イ短調 (1932) 2:01 
No. 5 in A Minor 
6.第6番 変ロ長調 (1932) 1:37 
No. 6 in B-flat Major 
7.第7番 ハ長調 (1933) 2:54 
No. 7 in C Major 
8.第8番 イ短調 (1934) 1:33 
No. 8 in A Minor 
9.第9番 ニ長調 (1934) 1:15 
No. 9 in D Major 
10.第10番 ヘ長調 (1934) (音階賛美) 1:50 
No. 10 in F Major (Eloge des Gammes) 
11.第11番 ト短調 (1941) 1:03 
No. 11 in G Minor 
12.第12番 変ホ長調 (1941) (シューベルトを讃えて) 2:21 
No. 12 in E-flat Major (Hommage à Schubert) 
13.第13番 イ短調 (1958) 3:29 
No. 13 in A Minor 
14.第14番 変ニ長調 (1958) 1:56 
No. 14 in D-flat Major 
15.第15番 ハ短調 (1959) (エディット・ピアフを讃えて) 4:02 
No. 15 in C Minor (Hommage à Edith Piaf) 

主題と変奏 (1951) (13:58) 
Thème varié 
16.主題 1:42 
Thème 
17.変奏Ⅰ よろこばしげな 0:17 
Variation I. Joyeuse 
18.変奏Ⅱ 高貴な 1:02 
Variation II. Noble 
19.変奏Ⅲ 牧歌的な 1:49 
Variation III. Pastorale 
20.変奏Ⅳ 嘲笑的な 0:32 
Variation IV. Sarcastique 
21.変奏Ⅴ 憂愁をたたえた 1:29 
Variation V. Mélancolique 
22.変奏Ⅵ 皮肉な 0:34 
Variation VI. Ironique 
23.変奏Ⅶ 哀調をおびた 2:09 
Variation VII. Elégiaque 
24.変奏Ⅷ おしゃべりな 0:32 
Variation VIII. Volubile 
25.変奏Ⅸ 気まぐれな 0:28 
Variation IX. Fantasque 
26.変奏Ⅹ なぞめいた 0:43 
Variation X. Sybilline 
27.変奏Ⅺ 終曲 2:41 
Variation XI. Finale 

3つの間奏曲 (12:11) 
Trois Intermezzi 
28.第1番 ハ長調 (1934) 1:53 
No. 1 in C Major 
29.第2番 変ニ長調 (1934) 4:24 
No. 2 in D-flat Major 
30.第3番 変イ長調 (1943) 5:46 
No. 3 in A-flat Major 

5つの即興曲 (1920~1921) 
Cinq Impromptus 
31.第1番 (きわめて動きのはげしい) 1:02 
No. 1. Très agité 
32.第2番 (アレグロ・ヴィヴァーチェ) 1:07 
No. 2. Allegro vivace 
33.第3番 (きわめて中庸を得たはやさの) 2:04 
No. 3. Très modéré 
34.第4番 (あらあらしい) 1:18 
No. 4. Violent 
35.第5番 (アンダンテ) 2:41 
No. 5. Andante 

36.プレスト 変ロ長調 (1934) 1:46 
Presto in B-flat Major 

37.バディナージュ (1934) 1:59 
Badinage 

38.ユモレスク (1934) 1:59 
Humoresque 

39.バッハの名による即興的ワルツ (1932) 1:33 
Valse-improvisation sur le nom de Bach 


DISC 3 (73:33) 

8つの夜想曲 (1929~1938) (21:35) 
Huit Nocturnes 
1.第1番 ハ長調 (1929) 3:57 
No. 1 in C Major 
2.第2番 イ長調 (1933) (若い娘たちの舞踏会) 1:26 
No. 2 in A Major (Bal des jeunes filles) 
3.第3番 ヘ長調 (1934) (マリーヌの鐘) 3:42 
No. 3 in F Major (Les Cloches de Malines) 
4.第4番 ハ短調 (1934) (幻の舞踏会) 1:46 
No. 4 in C Minor (Bal fantome) 
5.第5番 二短調 (1934) (尺蛾) 1:25 
No. 5 in D Minor (Phalènes) 
6.第6番 ト長調 (1934) 4:36 
No. 6 in G Major 
7.第7番 変ホ長調 (1935) 2:10 
No. 7 in E-flat Major 
8.第8番 ト長調 (1938) (連作の結びの役割をつとめるための) 2:33 
No. 8 in G Major (Pour servir de coda au cycle) 

フランス組曲 (1935) (13:17) 
Suite française 
9.Ⅰ. ブルゴーニュのブランル舞曲 1:22 
I. Bransle de Bourgogne 
10.Ⅱ. パヴァーヌ 2:57 
II. Pavane 
11.Ⅲ. 小軍隊行進曲 0:55 
III. Petite marche militaire 
12.Ⅳ. 嘆きのうた(コンプラント) 2:05 
IV. Complainte 
13.Ⅴ. シャンパーニュのブランル舞曲 2:35 
V. Bransle de Champagne 
14.Ⅵ. シシリエンヌ 1:50 
VI. Sicilienne 
15.Ⅶ. カリヨン(鐘楽) 1:33 
VII. Carillon 

3つのノヴェレッテ (8:08) 
Trois Novelettes 
16.第1番 ハ長調 (1927) 3:11 
Novelette No. 1 in C Major 
17.第2番 変ロ短調 (1928) 1:59 
Novelette No. 2 in B-flat Minor 
18.第3番 ホ短調 (1959) (マヌエル・デ・ファリャの主題による) 2:51 
Novelette No. 3 in E Minor sur un thème de Manuel de Falla 

ハ調の組曲 (1920) (4:48) 
Suite en Ut 
19.Ⅰ. プレスト 2:16 
I. Presto 
20.Ⅱ. アンダンテ 2:24 
II. Andante 
21.Ⅲ. ヴィフ 1:42 
III. Vif 

村人たち (1933) (4:56) 
Villageoises 
22.第1曲 チロル風の円舞曲 0:50 
No. 1 Valse tyrolienne 
23.第2曲 スタッカート 0:48 
No. 2 Staccato 
24.第3曲 野趣ゆたかな 0:50 
No. 3 Rustique 
25.第4曲 ポルカ 0:34 
No. 4 Polka 
26.第5曲 小さなロンド 0:50 
No. 5 Petite ronde 
27.第6曲 コーダ 1:04 
No. 6 Coda 

28.フランセーズ (1939) 1:59 
Française 

プロムナード (1921) (16:25) 
Promenades 
29.第1曲 (徒歩で) 2:09 
No. 1 A pied 
30.第2曲 (自動車で) 1:01 
No. 2 En auto 
31.第3曲 (馬にまたがって) 1:08 
No. 3 A cheval 
32.第4曲 (小舟で) 1:19 
No. 4 En bateau 
33.第5曲 (飛行機で) 2:38 
No. 5 En avion 
34.第6曲 (乗合自動車(バス)で) 1:28 
No. 6En autobus 
35.第7曲 (乗用車で) 2:13 
No. 7 En voiture 
36.第8曲 (鉄道で) 0:50 
No. 8 En chemin de fer 
37.第9曲 (自転車で) 1:24 
No. 9 A bicyclette 
38.第10曲 (大急ぎで) 2:15 
No. 10 En diligence 


ポール・クロスリー (ピアノ) 
Paul Crossley, piano 

[録音] 1987年、スネイプ、モールティングス 
Recording: 1987, Snape Maltings, England 
Producer: David Mottley 


◆「演奏者自身によるプログラム・ノート」より◆

「作曲者独自の人間性や感性を表現するのに、プーランクほど見事に、無数の引用やパスティーシュ、オブジェ的な要素、それにあらゆる時代の音楽様式といったものを駆使した作曲家はおそらくいないだろう。彼のこうした側面は彼とわれわれとの距離を近づけ、彼をとてもモダンな(ポストモダンと言うべきかもしれない)存在にしている。」
「おそらく、彼に最も根源的な影響を与えたのは、1917年に初めて会ったエリック・サティだった。その後だいぶたってからプーランクは次のように回想している。「(サティは)私の本当の性格を見事に見抜いてくれた。今でも私は、サティはこの作品のことをどう思うだろうか、と自問してみることがよくある」。プーランクが、当時氾濫していた‟現代風の”複雑さとは対極的な自分の‟単純な語り口”に対して自信を持つことができたのはサティのおかげだった。音楽にクラシックもポピュラーもない、と言ってプーランクを勇気づけたのもサティで、彼は、ミュージックホールに出入りするプーランクに拍手喝采をおくった。」
「1934年の《バディナージュ》にはレイモン・ラディゲの言葉が引かれている。「グラスの中でオレンジエードがぬるくなっていく。たとえば6月のある晩など」。‟オレンジエード”という言葉は、パーティーやお祭り、カーニヴァルを連想させる。だが、祭りは終わっているのだ。表面的な陽気さや魅力にもかかわらず、ほろ苦いものがほとんどすべての曲に行きわたっている。(中略)1930年代半ば以降、彼のピアノ曲は数えるほどしかないが、いずれもが深いメランコリーに覆われている。(中略)最もすばらしい作品のいくつかを生み出したのもそのメランコリーにほかならない。」


◆本CDについて◆ 

3枚組用ジュエルケース(24mm厚)。ブックレット(全12頁)にトラックリスト&クレジット、ポール・クロスリー「演奏者自身によるプログラム・ノート」(「1992年発売のCD初出時のライナーノーツを掲載しています。」)、演奏者紹介「ポール・クロスリー」(「ソニー・クラシカルの資料による」)、ブックレット裏表紙にモノクロ写真図版(クロスリー)1点。

★★★★★ 


8つの夜想曲 第3番 ヘ長調 (マリーヌの鐘)