ボンデージフルーツ
『SKIN』
BONDAGE FRUIT
SKIN
CD: MABOROSHI NO SEKAI
MABO-013 （2001年）
2,500yen（税抜定価）
帯文：
「これは「終末」の始まりなのか、それとも「再生」への幕開けであるのか。
いずれにしてもこの作品は、「今」鳴らさずにはいられなかったであろう必然に満ちている。
ボンデージフルーツ 5thアルバム「SKIN」」
1. SKIN
TIME 29:27
2. FRASCO
TIME 19:40
BONDAGE FRUIT are
KIDO NATSUKI: guitar, valiha, mandolin, organ
KATSUI YUJI: violin, sampler
OHTSUBO HIROHIKO: bass
TAKARA KUMIKO: vibraphone, percussion
OKABE YOUICHI: trap drum, percussion
All titles composed by KIDO NATSUKI
All titles arranged by BONDAGE FRUIT
Recorded by KONDO YOSHIAKI at GOK SOUND dec, 2001
Mixed by KONDO YOSHIAKI at GOK SOUND jan, 2002
Photography and Artdirection: SASAKI HIDEAKI
Artwork by WORKSHAY-OISHI
Produced by KIDO NATSUKI and KATSUI YUJI (MABOROSHI NO SEKAI)
◆本CDについて◆
透明ジュエルケース。二つ折りブックレットにクレジット。インレイにトラックリスト。
日本のアヴァンギャルド・プログレッシヴ・ロック・バンド「ボンデージフルーツ」の五作目です。メンバーは鬼怒無月（ギター）、勝井祐二（ヴァイオリン）、大坪寛彦（ベース）、高良久美子（ヴィブラフォン）、岡部洋一（ドラム）。
#1は幽玄な弓弾きヴィブラフォンに荘重な弓弾きベースから始まってドラムが入ってギター、ヴァイオリン、いつもの超絶技巧は封印して、ゆったりと引きずるような「終末的」インプロヴィゼーションが20分近く続いて、弓弾きベースの悲壮なコーダ。
#2はヴァリハのソロから始まって、やはりたいへんストイックな展開ですが、中盤で民謡調のフレーズが出てきてギターとヴァイオリンのかけあい、次第にテンポアップしてじわじわと盛り上がります。タイトルの「Frasco」は錬金術師のフラスコの中で成長する人造人間ホムンクルスを連想させます（1stにも「金属の胎児」という錬金術的なタイトルの曲が収録されていました）。すなわち「死」と「再生」です。
★★★★☆
Skin
Frasco
