ヴァン・ダー・グラフ
『バイタル(ライヴ)』
Vital
Vande Der Graaf
Live
CD: Virgin/東芝EMI株式会社
シリーズ:Virgin Charisma Paper Sleeve Series
VJCP-68765・66 (2005年) [2枚組]
定価3,670円(本体3,495円)
Made in Japan
帯裏文:
「◎1978年1月16日にマーキー・クラブで収録されたライヴ盤で、6人編成のバンドが織り成すアグレッシヴでパンキッシュとも言えるサウンドが異色の最終作。アナログには収められながらCD化の際、日本盤以外ではカットされていた「サイ・ファイナンス」「ネディアーズ・ビッグ・チャンス」の2曲も改めて収録した完全オリジナル仕様にて復刻。」
「◇完全生産限定盤
◇2005年デジタル・リマスタリング
◇解説:赤岩和美
一部オリジナルマスターテープに起因するノイズ等が有りますがご了承下さい。」
CD ONE
1.Ship of Fools シップ・オブ・フールズ 6:44
2.Still Life スティル・ライフ 9:42
3.Last Frame ラスト・フレイム 8:59
4.Mirror Images ミラー・イメージズ 5:48
5.Medley:
A Plague of Lighthouse Keepers/メドレー:ア・プラグ・オブ・ライトハウス・キーパーズ
The Sleepwalkers/ザ・スリープウォーカーズ 13:43
CD TWO
1.Pioneers over C パイオニアズ・オーヴァー・C 17:08
2.Sci-Finance サイ‐ファイナンス 6:09
3.Door ドアー 5:29
4.Urban / Killer / Urban アーバン/キラー/アーバン 8:14
5.Nadir's Big Chance ネディアーズ・ビッグ・チャンス 3:59
THE BAND
GRAHAM SMITH: Violin
CHARLES DICKIE: Cello, Electric Piano, Synthesiser
DAVID JACKSON: Saxophones & Flute
NIC POTTER: Bass
PETER HAMMILL: Vocals, Guitar, Piano
GUY EVANS: Drums
Recorded live at the Marquee CLub, London, January 16th, 1978
Recording Engineer: Mike Dunne
Mixed at Foel Studio, Llanfaircaereinion, Powys
Engineering by: Dave Anderson
Produced by: Guy Evans
Existential Producer: Peter Hammill
Front cover photo by: Gordian Troeller
Collage photos by: Guy Evans, Peter Hammill & Ria Granneman
Stage Lighting, Model & Back photo by: Rod Illingworth
Stage Equipment by: Faraday & John Goodman
Sound by: H.H.B., Martin Westwood, Noel Mawer & Graham Hayes
16 Track by: Brian
Gordianisation by: Troeller
No overdubs have been employed in this recording
Credits for this CD
Product Co-ordination and tape research by Mark Powell
Digital Remastering by Peter Hammill in consultation with Hugh Banton, Guy Evans and David Jackson
Analogue to Digital transfers by Katby Bryan at Abbey Road Studios, October 2004
CD Reissue production and compilation by Van Der Graaf Generator and Mark Powell
Originally released as Charisma CVLD 101 in July 1978
All compositions written by Peter Hammill except "Pioneer over C" written by Hammill and David Jackson
「★一部オリジナルマスターテープに起因するノイズ等が有りますがご了承下さい。
★ジャケット・インナーについてはオリジナル・アナログ盤発売当時のものを再現致しました。
制作協力:ストレンジ・デイズ」
◆本CDについて◆
見開き紙ジャケット仕様(E式)。投げ込み(外六つ折り+二つ折り)にトラックリスト&クレジット、赤岩和美による解説、Mark Powerllによる解説(英文&日本語訳)、歌詞&日本語訳(清水晶子/伯田ちさと/三橋ゆり子+伯田ちさと/肥田慶子/新井井玖子/渡辺淳)、CDリスト「ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター・カタログ」(モノクロ図版10点)。
オルガン奏者ヒュー・バントンとサックス&フルート奏者デヴィッド・ジャクソンが脱退して(ジャクソンはその後パートタイムで参加)、バンド名から「ジェネレーター」が取れてしまった「ヴァン・ダー・グラーフ」は、新たにヴァイオリンのグレアム・スミス(ストリング・ドリヴン・シング)を加え、ベーシストのニック・ポッターが戻って、ピーター・ハミルのソング・ライティングをメインに据えたスタジオ・アルバム『The Quiet Zone / The Pleasure Dome』(1977年)を発表、そしてその翌年、バンド初のライブ・アルバムとしてリリースされた本作『ヴァイタル』は、クールでエレガントな印象だったスタジオ作とは一転して、咆哮し絶叫するハミルのヴォーカルとささくれ立ったギターが圧倒的な、異様なまでにヴォルテージの高い、カオスな展開を見せていて、ニック・ポッターの轟音ファズ・ベースが崩壊寸前の楽曲をかろうじて牽引しています。個人的には、グランド・ファンクの『Live Album』(1970年)、マウンテンの『Twin Peaks』(1973年)と並んで、1970年代ヘヴィ・ロックの三大傑作ライブ・アルバムです。
★★★★★
Ship Of Fools
Nadir's Big Chance