ヴァン・ダー・グラフ『ザ・クワイアット・ゾーン／ザ・プレジャー・ドーム』

VAN DER GRAAF
THE QUIET ZONE / THE PLEASURE DOME

CD: Charisma
発売元：ヴァージン・ジャパン株式会社　
販売元：ビクター音楽産業株式会社　
シリーズ：British Rock History on CD - Vol. 4 Charisma Van der Graaf
VJD-28087 （1988年）　
￥2,800　
［AAD デジタル・リマスター］　

ザ・クワイアット・ゾーン
THE QUIET ZONE:

1．リザード・プレイ　4：30　
LIZARD PLAY　
2．ザ・ハビット・オブ・ザ・ブロークン・ハート　4：35　
THE HABIT OF THE BROKEN HEART
3．ザ・サイレン・ソング　6：03　
THE SIREN SONG　
4．ラスト・フレイム　6：13　
LAST FRAME　

ザ・プレジャー・ドーム
THE PLEASURE DOME:

5．ザ・ウェイブ　3：13　
THE WAVE
6．キャッツ・アイ／イエロー・フィーバー*　5：20　
CAT'S EYE / YELLOW FEVER (RUNNING)
7．ザ・スフィンクス・イン・ザ・フェイス　5：57　
THE SPHINX IN THE FACE　
8．ケミカル・ワールド　6：11　
CHEMICAL WORLD　
9．ザ・スフィンクス・リターンズ　1：20　
THE SPHINX RETURNS　

ALL SONGS WRITTEN BY PETER HAMMILL EXCEPT * BY G. SMITH / P. HAMMILL.
ALL SONGS PRODUCED BY PETER HAMMILL.

GRAHAM SMITH：Violin, Viola
NIC POTTER: Bass
PETER HAMMILL: Vox, Guitars, Keyboards
GUY EVANS: Drums, Percussion
...with sphinx-like saxophone inserts by David Jaxon...

Cover Photography: ROBIN SCHWARTZ / Painting: JESS ARTEM / Logo+Layout: JOHN PASCHE
Calligraphy: JET / Collator: FRANK SANSOM
PRODUCED by PETER HAMMILL
GORDIANISATION by TROELLER
Toons by P.H., except 'Cat's Eye / Yellow Fever', by Graham Smith
Lyrics by P.H. Arrangements by the band
All songs published by STATIC MUSIC Ltd. / CHAPPELL a Co. Ltd.
Recorded, dubbed and mixed between 13th May - 12th June 1977
at FOEL, Llanfair Caerinion; MORGAN, London; Rockfield, Monmouth
Engineering: Ian Gomm & Dave Anderson; Dave?; PAT MORAN
... that's all the info, so CRANK IT UP!!

◆本CDについて◆

ジュエルケース（黒トレイ）。ブックレット（全20頁）にトラックリスト、LPインサートの手書き文字によるクレジット＆英語歌詞、歌詞和訳（三橋ゆり子＋伯田ちさと／#3：肥田慶子）、北村昌士による「解説」、ブックレット裏表紙にLP裏ジャケ画像。

『ゴッドブラフ』（1975年）『スティル・ライフ』（1976年）で音楽的に頂点を極めたヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターでしたが、同年の『ワールド・レコード』の後、音作りの核となっていたオルガン奏者ヒュー・バントンとサックスのデヴィッド・ジャクソンが抜け、残ったピーター・ハミル（ヴォーカル＆ギター）、ガイ・エヴァンス（ドラム）に旧メンバーのニック・ポッター（ベース）が戻って、サイケデリック・プログレ・フォークのストリング・ドリヴン・シングのグレアム・スミス（ヴァイオリン）が新加入、バンド名から「ジェネレーター」が取れてヴァン・ダー・グラーフになって心機一転の1977年作『ザ・クワイエット・ゾーン／ザ・プレジャー・ドーム』は、『ゴッドブラフ』の直前にリリースされたピーター・ハミルのソロ作『ネディアーズ・ビッグ・チャンス』（VdGGのメンバーが全面的に参加した「マッチョなパンク・ソング、お涙頂戴のバラッド、格好付けたソウル曲（the beefy punk songs, the weepy ballads, the soul struts）」志向のアルバムで、バントンがオルガンだけでなく全曲でベースを弾いています）の方向性を発展させたものになっています。
オリジナルLPは1977年に英Charismaより、日本盤LPは1978年に『静粛‐歓喜』の邦題で日本フォノグラムよりリリースされました。「Cat's Eye / Yellow Fever」はシングルカットされ、B面曲「Ship of Fools」、アウトテイク「Door」、「The Wave」デモヴァージョンが2005年リマスター盤CDにボーナストラックとして収録されています。