ソフト・マシーン
『3』
CD: ソニー・ミュージック エンタテインメント
MHCP 1292～3 （2007年） ［2枚組］
定価￥2,835（税抜価格￥2,700）
Manufactured by Sony Music Direct (Japan) Inc.
帯文：
「ニュー・ロックのレコードの中でジャズっぽいものも多いが、ジャズとしても抜群の演奏
といえるものはごく少ない。ソフト・マシーンは、その例外的な演奏である。
ジャズ・ファンとロック・ファンにぜひ聞いてもらいたい。（岩浪洋三）」
DISC 1
1．フェイスリフト 18：45
Facelift (Live) (Hugh Hopper)
2．スライトリー・オール・ザ・タイム 18：10
Slightly All The Time (Mike Ratledge)
3．6月の月 19：06
Moon In June (Robert Wyatt)
4．アウト‐ブラッディー‐レイジャス 19：11
Out-Bloody-Rageous (Mike Ratledge)
Original album released as CBS 66246 in June 1970
Track 1 Recorded live at Fairfield Hall, Croydon (4th January 1970) and at Mother's Club, Birmingham (11th January 1970)
Engineered by Bob Woolford.
Tracks 2-4 Recorded at IBC Studios, London, April through May 1970.
Produced by Soft Machine.
Engineer Andy Knight.
DISC 2
1．アウト‐ブラッディー‐レイジャス（ライヴ） 11：57
Out-Bloody-Rageous (Mike Ratledge)
2．フェイスリフト（ライヴ） 11：22
Facelift (Hugh Hopper)
3．エスターズ・ノーズ・ジョブ（ライヴ） 15：38
Esther's Nose Job (Mike Ratledge)
Pig
Orange Skin Food
A Door Opens and Closes
Pigling Bland
10:30 Returns to Bedroom
Released by arrangement with BBC Music
Recorded at the Promenade Concert at
The Royal Albert Hall for BBC Radio Three
on 13th August 1970
Drums & Vocal - Robert Wyatt
Bass Guitar - Hugh Hopper
Piano & Organ - Mike Ratledge
Trombone - Nick Evans
Violin - Rab Spall
Flute & Soprano Saxophone - Lyn Dobson
Alto Saxophone - Elton Dean
Flute & Bass Clarinet - Jimmy Hastings
Compilation and tape research by Mark Powell
24-bit remastering from the original master tapes
by Paschal Byrne at The Audio Archiving Company, London
Original LP design by John Hays
「LPは2枚組で発表されDISC-1-［1］がA面に、［2］がB面に、［3］がC面に、［4］がD面に収録されていました。DISC 2は’07年再発時のボーナス・ディスクになります。」
◆本CDについて◆
紙ジャケット（E式見開き）仕様。オリジナルLP内袋レプリカ。ブックレット（全14頁）にトラックリスト＆クレジット、マーク・パウエルによる解説（翻訳：新井崇嗣）、写真図版（モノクロ）8点、中ジャケ図版（カラー）1点。マーク・パウエルによる解説は邦訳のみで原文は掲載されていません。投げ込み（16頁折り）にトラックリスト、大鷹俊一による解説（2004年8月12日／「このライナーは’04年リリース時のものを活かしております。」）、岩本晃市郎による解説（2007年2月）、「Moon in June」歌詞（英文）＆対訳（沼崎敦子）、「Soft Machine Family Tree」（作成：伊藤秀世）。
本作は米再発LPと1992年の国内盤CDをもっていましたが音がひどいので本CDを購入しました。リマスターで格段に音がよくなっています（とはいうものの、一般的にいうとあまりよくないです）。ボーナスCDは1988年にRecklessから『Live at the Proms 1970』としてリリースされていた音源で、これも音はよくなっていますが高音（シンバル＆サックス）がやや耳障りです。
実験的な#1やロバート・ワイアットのヴォーカル＆オルガン、ピアノetcをフィーチャーした#3もよいですが、やはり#2のマイク・ラトリッジのメランコリックかつノスタルジックなオルガンがすばらしいです。ソフト・マシーンはジャズ・ロック扱いされがちですが、自分にとっては初期ピンク・フロイドやティラノザウルス・レックス、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、サード・イアー・バンド同様、「サイケデリック・アート・ロック」です。
★★★★★
