幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

『エリック・サティ:ピアノ作品集』  ビル・クウィスト

『エリック・・サティ:ピアノ作品集』 
ビル・クウィスト 

Bill Quist 
the piano solos of Erik Satie 


CD: Windham Hill 
株式会社 BMG JAPAN 
シリーズ:ウィンダム・ヒル・プライム・コレクション 
BVCW-37018 (2005年) 
定価¥1,890(税抜価格¥1,800) 
Made in Japan 
K2 24bit MASTERING

 


帯文:

「そこに家具があるように、生活のなかに溶け込む音楽…。サティの熱烈な信奉者であり、ウィンダム・ヒル・レーベルの創設者でもあるウィル・アッカーマンのプロデュースによる、サティ作品のベスト選曲集。」


1.3つのジムノペディ [7:50] 
3 Gymnopedies 
 #1 ジムノペディ第1番
 #2 ジムノペディ第2番
 #3 ジムノペディ第3番
2.3つのサラバンド [10:07] 
3 Sarabandes 
 #1 サラバンド第1番
 #2 サラバンド第2番
 #3 サラバンド第3番
3.オジーヴ [5:09] 
Ogives #1&2 
 #1 オジーヴ第1番
 #2 オジーヴ第2番
4.天国の英雄的な門への前奏曲 [3:16] 
Prelude de la Porte Heroique du Ciel 
5.いやな気取り屋のワルツ [2:50] 
Les Trois Valses Distinguees du Precieux Degoute 
 彼の背丈
 Sa Taille (His Figure) 
 彼の眼鏡
 Son Binocle (His Monocle) 
 彼の脚
 Ses Jambes (His Legs) 
6.最後から2番目の思想 [3:24] 
Avant-Dernieres Pensees (Next to Last Thoughts) 
 牧歌(ドビュッシーへ)
 Idylle (to Debussy
 朝の歌(ポール・デュカスへ)
 Aubade (to Paul Dukas) 
 瞑想(アルベール・ルーセルへ)
 Meditation (to Albert Roussel) 
7.3つのグノシェンヌ [6:08] 
3 Gnossiennes 
 #1 グノシェンヌ第1番
 #2 グノシェンヌ第2番
 #3 グノシェンヌ第3番
8.2つの前奏曲 [4:42] 
2 Preludes 
 #1 ノルマンディの騎士たちによって催された祝宴
 #2 エジナールの前奏曲
9.星たちの息子 [6:16] 
Le Fils des Etoiles #1&2 
 使命
 La Vocation (The Calling
 伝授
 L'Initiation (The Initiation) 
10.3つの夜想曲 [6:45] 
3 Nocturnes 
 #1 夜想曲第1番
 #2 夜想曲第2番
 #3 夜想曲第3番

Total Playing Time 56'27" 


プロデュース:ウィル・アッカーマン 
Produced by William Ackerman. 

Recorded at the Music Annex, Menlo Park, CA. 
Engineered by Harn Soper. 
Cover photo by Ron May. 
Design by Anne Robinson and Will Ackerman. 


◆横堀朱美による解説より◆

「ビル・クウィストは、1951年生まれのピアニスト。」
「ミシガンでチャールズ・ウィルソンにピアノを師事し、インターローケン・アーツ・アカデミーで5年間学んだのち、大学に進学しますが、それでは飽き足らずにフリーのミュージシャンとして活動しはじめます。その後パリに遊学し、ノエル・リーらと共演したりして活躍。帰米後は、西海岸を中心に演奏活動しています。」


◆本CDについて◆

ジュエルケース(白トレイ)。ブックレット(全12頁)にトラックリスト、横堀朱美による解説、英文クレジット、Will Ackerman/Harn Soperによるライナーノーツ(英文)、「ウィンダム・ヒル・プライム・コレクション」CDリスト。

録音年月日の記載がないですが、オリジナルLPは1979年、日本盤LPは1982年リリース。ウィンダム・ヒルといえば1980年代に日本でもピアノのジョージ・ウィンストンを中心にブームになりましたが、本作やウィリアム・アッカーマン(ギター)の『Childhood and Memory』(1979年/サティへのオマージュ曲「The Velvet Gentleman」収録)などは同時期の日本でのサティ・ブームにも一役買っていたとおぼしいです。

★★★★★