オーネット・コールマン
『クロイドン・コンサート』
An Evening with Ornette Coleman
CD: Freedom／（株）徳間ジャパン
シリーズ： ブラックライオン名盤コレクション
TKCB-30468 （1991年） ［2枚組］
税込定価3,000円（税抜価格2,913円）
帯文：
「本シリーズ特別企画。世界初のコンプリートCD化（CD化は日本のみ）。オリジナルBOX仕様」
Record No. One
Side One
SOUNDS AND FORMS
FOR WIND QUINTET - Movements 1-10
Side Two
1. SADNESS
2. CLERGYMAN'S DREAM
Record No. Two
Side One
1. FALLING STARS
2. SILENCE
Side Two
1. HAPPY FOOL
2. BALLAD
3. DOUGH NUTS
Virtuoso Ensemble
Edward Walker (flute), Derek Wichkens (oboe), Didney Fell (Clarinet), Cecil James (Bassoon), John Burdon (horn).
Ornette Coleman Trio
Ornette Coleman (alto saxophone, violin, trumpet), David Izenzon (double bass), Charles Moffett (percussion).
Recorded at Fairfield Hall, Croydon, England, August 29, 1965.
Produced by Alan Bates
Recorded by Olympic Sound Studios
Coverphoto: Giuseppe G. Pino, Milano
all others by Jan Persson
Design: Peter Wandrey, Hamburg
◆本CDについて◆
ボックス（被せ式貼箱）に不織布スリーブ入りCD2枚と復刻ブックレット。日本語解説はありません。
ブックレット（全8頁）にライナーノーツ、トラックリスト＆クレジット、演奏者紹介（すべて英文）、写真図版（モノクロ）6点。
1965年8月29日、イギリス、クロイドン「フェアフィールド・ホールズ」でのライブ録音。
LPは1967年に2枚組ボックスとしてInternational Polydor Productionから、1972年に英Freedom／Black Lionから『In Europe』Vol. 1 & 2／『An Evening with Ornette Coleman』1 & 2としてリリースされました。
冒頭の「Sounds and Forms」は管楽アンサンブルのための現代音楽で、オーネットは作曲だけで演奏はしていません。オーネットの説明によると「a combination of diatonic and atonal intervals that creates a form out of a sound and a sound out of a form in which the five instruments blend, not by coming together, but by moving in opposing directions.」（全音階と無調を組み合わせることによって音から形式を、形式から音を創出し、五つの楽器が一体化するが、それは一緒に集まることによってではなく、相反する動きをすることによってである」ということです。
1965年はオーネットが心機一転、最もアヴァンギャルドだった年で、2枚組大長編インプロヴィゼーション映画音楽（未使用）『Chappaqua Suite』、ヴァイオリン＆トランペットのブリコラージュ／DIY的自己流演奏を導入した本作やストックホルムでのライブ『At the Golden Circle Vol 1 & 2』、さらに（音質はよくないですが）『The Paris Concert』『Live at the Tivoli』など、あなどれないです。
★★★★☆
Sadness
Ballad
