幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

YBO²  『URAL EX』

YBO² 
URAL EX 


CD: Trans Records/Fool's Mate 
FMTR033 (2022年)
税込価格3,300円(本体3,000円)

 


帯文:

「YBO²の名曲には進化形が存在した! オリジナルの最新リマスターから変貌を遂げた姿をつぶさに捉えた未発表トラックによるコンピ!!」」


帯背文:

「あの名曲には進化形が存在した! 未発表トラックメインのコンピ!!」


1. URAL 2022 REMASTER [5:05] 
2. URAL EP Ver. 2022 REMASTER [5:13] 
3. URAL EXPANSION [6:22] 
4. URAL EXPANSION Live on Club Citta [6:17] 
5. URAL EXPANSION Live on Nagoya Club Quattro [6:06] 
6. URAL EXPANSION Live on unknown place [6:30] 


Masashi Kitamura: Bass, Voice, Guitars & other instruments. 
Tatsuya Yoshida: Drums on M1,2. 
Kazuyuki K. Null: Guitars on M1,2. 
Other players undecided. 

Mastering, Remastering: Soichiro Nakamura (Peace Music) 
Design: Masahiro Shibagaki 
Notes: Takahiro Ishii 

「※作品中の音飛び、ノイズ等はすべてマスターに由来するものです。」


◆本CDについて◆

ジュエルケース(黒トレイ)。二つ折りブックレット内側にトラックリスト&クレジット、石井孝浩によるライナーノーツ。

フールズ・メイトの通販サイトで「箕輪政博復帰記念トランスレコーズ2023/2024年末年始バーゲン」をやっていたので遅ればせながら本CDを購入してみました(1,650円均一)。

ディス・ヒートの「The Fall of Saigon」あたりをお手本にしたとおぼしい(ギターは「Horizontal Hold」)YBO²「Ural」は、むしろ本家を凌ぐ名曲だと個人的には思っていますが、それはともかく、本CDは冒頭にYBO²による1985年のシングルバージョン(#2)と1986年のアルバムバージョン(#1)のリマスターを据え、#3~6は北村昌士UNIT~Differanceによる1990年代初頭の打ち込みファンクバージョンが収録されています。#3はスタジオ録音、#4~6はライブ、#5は「1991.11.30 名古屋クラブクアトロ北村UNIT」、#6は「年月日も場所も不明」(本CDライナーノーツより)とありますが、YouTubeに上がっている1992年2月29日渋谷ラママ(H. Kawashima氏チャンネル)と同じ演奏だと思います。
打ち込み&ファンクな1990年代「Ural」は、進化形というよりも、むしろYBO²以前のフォノジェニックス「Hymns for Savannah」(1984年)の頃に戻ったような感じです。
進化形ということでいえば、1999年のDifferanceライヴCD『鳥葬』には、歌詞&メロディが大幅に改変されたトラッド/レッド・ツェッペリン「レヴィー・ブレイク」ふうバージョン(リコーダー入り)が収録されていました。

★★★★★


URAL EXPANSION