『ギヨーム・ド・マショー: 泉のレ/慰めのレ』 ロンドン中世アンサンブル

『ギヨーム・ド・マショー: 泉のレ/慰めのレ』
ロンドン中世アンサンブル/指揮: ピーター&ティモシー・デイヴィス 


CD: ポリドール株式会社 
オワゾリール名盤選 
POCL-3120 (1993年) 
¥2,500(税込)(税抜価格2,427)

 

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帯文: 

「オワゾリール名盤選◎中世の音楽 
中世最大の作曲家マショーの主要なジャンル〝レ〟の代表作」
エジソン賞(蘭)
レコード芸術・推薦」


ギヨーム・ド・マショー 
Guillaume de Machaut (c. 1300-1377)

泉のレ
LE LAY DE LA FONTEINNE 
1.私はたえず祈っているのです 2:01 
Je ne cesse de prier 
2.一体どこで見つけることができようか 2:10 
Et ou porroit on querir 
3.そのお方とは、ほかならぬ 3:14 
C'est celle qui par ordonnance
4.この三つが一つだということは 2:12 
Ces trois un a po de peinne
5.そしてもしこの水を取って 2:27 
Et qui de ceste eaue prendroit
6.だがこの三位一体は 2:11 
Mais ceste trinité 
7.それ故、父は水脈と呼ばれ 2:06 
De la duis le Pere nomme
8.それ故にこそ私はいうのだ 2:08 
Et pour ce di que cil troy 
9.それ故にこそあなたにお祈りいたします 1:24 
Pour ce te pri
10.一所懸命泣いてみたとて 2:13 
Mais de tel confort 
11.おお、和合の泉よ 2:50 
He! fonteinne de concorde
12.これまで私の過ちの元となっていた 2:24 
Pour laver et nettoier 

慰めのレ
UN LAY DE CONSOLATION
13.人は誰でも他人の考えていることよりも 1:24 
Pour ce que plus proprement 
14.徳高く、非のうちどころなき 1:53 
Je fui, ma dame de pris 
15.気がついてみると 1:09 
Et quant je me senti a ce mené 
16.誉れある姫君よ 2:30 
Et vous, ma dame honnoree 
17.そうしたあとであなたから 1:33 
Ainsi departant 
18.それは私をとても大きな歓喜の中に 1:55 
Et ce m'a tenu en joie
19.ああ、その甘くすばらしくうるわしい 1:55 
Helas! celle douce vie
20.死よりもずっと恐れていたことが 2:11 
Quar ce que j'ay plus doubté que mourir  
21.あの方は本当に 2:14 
Et elle est, a dire voir 
22.私には判らない 1:23 
Je ne sçay
23.いとやさしきすばらしきわが姫君よ 1:35 
Ma tres doulce dame excellente 
24.恋する男よ 1:32 
Amis, tieng certainnement 


ロンドン中世アンサンブル
MEDIEVAL ENSEMBLE OF LONDON
ロジャーズ・カヴァイ・クランプ(テノール
Rogers Covey-Crump (Tenor)
ポール・エリオット(テノール) 
Paul Elliott (Tenor)
アンドリュー・キング(テノール
Andrew King (Tenor)
ロバート・クーパー(フィドル&レベック) 
Robert Cooper (Fiddle & Rebec)
ピーター・デイヴィス(プサルテリウム&ハープ) 
Peter Davies (Psaltery & Harp)
ティモシー・デイヴィス(ギターン&リュート) 
Timothy Davies (Gittern & Lute)

ディレクター: 
ピーター・デイヴィス&ティモシー・デイヴィス
directed by
PETER DAVIES & TIMOTHY DAVIES

Recording
Producer: Peter Wadland
Engineer: John Pellowe
Location: Kingsway Hall, London
Date: January 1982
Cover: Dame Nature presenting her daughters Sense, Rhetoric and Music to Machaut (14th Century)


◆本CD解説(今谷和徳)より◆ 

「マショーが残した作品の大部分は、宮廷風の愛を歌ったフランス語による世俗歌曲であった。マショーはトルヴェールの伝統を受けつぎ、単旋律による歌曲を書いただけでなく、ポリフォニーによる作品も数多く残した。すでにトルヴェールによって試みられていた定型をさらに押し進め、バラード、ロンドー、ヴィルレーといった形を固定したが、とくにポリフォニーによるこの形は、次の世紀にまでつづくフランス歌曲の伝統となって行くのである。その意味で、マショーは新たな形式を確立した革新的な芸術家であったといえる。このような定型による歌曲と並んで、マショーは、“レ” という形の歌曲を19曲残している。レというのは、12世紀の終りに登場し、13世紀を通じて展開されたもので、13世紀の終りまでの作品例としては、およそ30曲ほどしか残されていない。その数の少なさを考えると、マショーが19曲ものレを書いたことは注目に値する。レは、セクエンツィアのように多節からなり、変化のある構成をとることができるため、マショーの興味を惹いたのであろうか。マショーのレは、2曲を除いたすべてが12節から成っているが、最初の節と最後の節が同じ詩形をとっており、旋律も同じ形をしている。それに対して中間の各節は、詩の行数、音綴数、脚韻などが異なっていて、旋律もまたそれぞれ異なっている。また各節は、それぞれ二つまたは四つに分かれて構成されるという特徴を持っている。詩が全体として長いため、バラードやロンドーにおけるメリスマティックな旋律はほとんど見られず、大体においてシラビックな曲づけがなされている。マショーのレのうち、大部分の15曲は、伝統的な単旋律の形で書かれているが、残る4曲は多声曲で、それぞれに異なったポリフォニー技法がこらされていて、大変興味深い。このディスクには、その多声のレのうちの2曲が収録されている。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全28頁)に今谷和徳による解説と「演奏者について」、歌詞対訳(細川哲士・訳)、図版(モノクロ)3点。
1982年録音。1983年にLPとしてリリースされたもののCD化です。

★★★★★ 


Un Lay de Consolation - 1. Pour ce que plus proprement

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Un Lay de Consolation - 12. Amis, tieng certainnement

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