『シェーンベルク: ピアノ曲集』
シェーンベルク作品集 1
グレン・グールド
グレン・グールドの世界 20
Arnold Schönberg: Music for Solo Piano
Glenn Gould
CD: CBS/Sony Records
シリーズ: グレン・グールドの世界
28DC 5270 (1989年)
税込定価¥2,627
帯文:
シェーンベルク
Schönberg
ピアノ曲集
1.5つのピアノ曲 作品23 14:50
Fünf Klavierstücke, Op. 23
2.6つのピアノ曲 作品19 5:30
Sechs kleine Klavierstücke, Op. 19
3.ピアノ組曲 作品25 17:40
Suite für Klavier, Op. 25
4.ピアノ曲 作品33a/33b 7:07
Klavierstück, Op. 33a
Klavierstück, Op. 33b
グレン・グールド(ピアノ)
Glenn Gould, Piano
録音
[1]’65年9/28、29&11/16、18
[2]’64年6/29、’65年9/29
[3]’64年1/2、9
[4]’65年11/16、18
NYC
「一部ノイズ等はオリジナル・マスター・テープに存在するため、ご了承下さい。(又、グールド自身の歌い声も一部ございます。)」
◆本CD解説(石田一志)より◆
「5つのピアノ曲 作品23」
「自由な無調から12音音楽へという探求の模索の過程の作品。最後の「ワルツ」と題された作品は、12音技法がほとんど完全に適用されているが、他はもう少しルーズな音列作法をとっている。全5曲は1923年に(中略)出版されている。シェーンベルク自身の記入による作曲年月日は3曲に限られ、第1曲が1920年7月9日、第2曲が翌年7月29日、第4曲が1923年2月13日とされている。」
「6つのピアノ曲 作品19」
「はじめの5曲は、(中略)1911年2月19日の完成とされている。最後の1曲は、グスタフ・マーラーの葬儀から帰宅してすぐスケッチされたといわれており6月17日の完成の日附をもっている。」
「ピアノ組曲 作品25」
「1921年から23年にかけての作品で、(中略)この曲集では全6楽章がただひとつの12音音列に基づいて作曲されている。全6楽章は、プレリュード、ガヴォット、ミュゼット、インテルメッツォ、メヌエット、ジーグ、といった古典のパルティータのような形にならんでいる。」
「ピアノ曲 作品33a/33b」
「同じ作品番号でまとめられているが、aは1928年12月25日に書きはじめられ短期間で完成されたもの。bは31年10月8日に着手され、2日後の10日に書きあげられたもので、作曲年に隔りもあり、音列や構成法においてもなんらつながりはない独立した作品である。」
「この57歳の年に書いた作品32のbがシェーンベルクのピアノ独奏のための最後の作品である。」
◆本CDについて◆
ブックレット(全8頁)にトラックリスト(日本語表記)、解説「グールドのシェーンベルク・ピアノ曲」(石田一志/25AC2012レコード解説より転載)、「クラシックCDクラブ会員募集」。
グールドのシェーンベルクはその場で即興演奏しているような自然さがあってよいです。
★★★★★
Five Piano Pieces, Op. 23
Glenn Gould - Schoenberg, Suite for Piano op. 25 (OFFICIAL)