『シェーンベルク: 浄夜/管弦楽のための変奏曲』  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/ヘルベルト・フォン・カラヤン

シェーンベルク浄夜管弦楽のための変奏曲』 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヘルベルト・フォン・カラヤン 
Arnold Schoenberg 
Verklärte Nacht - Variationen für Orchester 
Berliner Philharmoniker - Herbert von Karajan 


CD: ポリドール株式会社 
F35G 50296/415 326-2  
¥3,500

 

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アルノルト・シェーンベルク
Arnold Shoenberg 
(1874-1951) 


浄夜 作品4 
Verklärte Nacht op.4 (1899) 
弦楽合奏版、1943年 
リヒャルト・デーメルの詩集『女と世界』より 
Nach dem Gedicht von Richard Dehmel 
Revidierte Fassung fur Streichorchester (1943) 
1.Grave 6:34 
2.Molto rallentando (Takt 100) 5:51 
3.Pesante (T. 201) 2:24 
4.Adagio (T. 229) 10:23 
5.Adagio (T. 370) 4:33 


管弦楽のための変奏曲 作品31 
Variationen für Orchester op.31 (1926-28) 
6.Introduktion. Mäßig, ruhig 1:42 
7.Thema. Molto moderato 1:06 
8.Variation I. Moderato 1:09 
9.Variation II. Langsam 2:03 
10.Variation III. Mäßîg 0:47 
11.Variation IV. Walzertempo 1:13 
12.Variation V. Bewegt 2:08 
13.Variation VI. Andante 1:34 
14.Variation VII. Langsam 2:56 
15.Variation VIII. Sehr rasch 0:35 
16.Variation IX. L'istesso tempo; aber etwas langsamer 0:57 
17.Finale. Mäßig schnell 6:11 


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
Berliner Philharmoniker 
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン 
Dirigent: Herbert von Karajan 


プロデューサー: Dr. ハンス・ヒルシュ 
ディレクター: ハンス・ヴェーバー 
レコーディング・エンジニア: ギュンター・ヘルマンス 
データ: 1973年12月6日(OP.4)、
1974年1月3、5日、2月11-18日(OP.31) ベルリン 
解説書表: ホルガー・マッティース 


◆本CD解説(石田一志)より◆ 

「《浄夜》は、ツェムリンスキーが「私の知る限り室内楽曲で標題をもった最初の曲」とその歴史的意義を述べているように、室内楽には珍しい音詩(トーン・ポエム)で、デーメルの詩が総譜の前に掲げられている。この詩は詩集『女と世界』Weib und Welt(1896年刊)に収められているもので、見も知らぬ男に身をまかせてみごもった女の罪の意識にあふれた告白と、男の力強いゆるしと、浄化されたふたつの魂を歌った物語詩(ロマンツェン)である。」
「曲は、リストやR. シュトラウス交響詩と同様に単一楽章で、それがほぼ5つの部分から構成されている。この5つの部分は、夜の林の情景とそのなかを歩む恋人達を描く3つの短い詩節と、その間に挿入される恋人達の会話による2つの長い詩節で、シンメトリックに構成されたデーメルの詩の構造をそのまま音にうつしたものである。また、冒頭のピアニッシモニ短調のゆるやかなモティーフは、冷たい夜の林のなかを歩いていく恋人達の「歩みのモティーフ」、あるいは女の告白と男の言葉、さらにはフラジオレットの和声に支えられてコン・ソルディーノによる高音のパッセージがきらきらと輝く「光明のモティーフ」など、ワーグナーの楽劇やR. シュトラウス交響詩にみられるようなライト・モティーフのアイディアに富んでいる。
 曲を聴いたデーメルが「おお、輝かしき響き、私の言葉がいまや鳴り響く……」とシェーンベルクに書き送っている程に、その標題性は強いといえよう。」

シェーンベルクがいわゆる12音技法に到達したのは弟子のルーファーの証言によると1921年夏のことであった。彼はこの新しい作曲法を1923年に完成した5つのピアノ曲作品23の終曲とピアノ組曲作品25の全曲にまず適用し、ついで1924年管弦楽曲作品26、26年の七重奏曲作品29、27年の弦楽四重奏曲第3番作品30と発展させていき、器楽曲の頂点としてこの《管弦楽のための変奏曲》作品31を完成した。」
「全体の構成は、序奏と主題、続いて9つの変奏曲、そして長大な終曲という極めて伝統的なもので、個々の変奏曲は、ベートーヴェンブラームスの流れを汲む一種洗練された性格変奏を成している。」


◆本CDについて◆ 

4頁ブックレットにトラックリスト&クレジット、写真図版(モノクロ)1点。
投げ込み(4頁)に石田一志による解説。

インレイには「Manufactured by Polydor K.K., Japan」とありますが、CDレーベル面の記載は「Made in W. Germany by PolyGram」になっています。

CDリリース年の記載はありませんが、1985年くらいだと思います。

★★★★☆ 


Verklärte Nacht, Op.4

youtu.be

 

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