幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

ロカンダ・デッレ・ファーテ  『妖精 +2』

ロカンダ・デッレ・ファーテ 
『妖精 +2』 

Locanda delle Fate 
Forse le lucciole non si amano più 


CD:Polydor 
制作:インターナショナル/USM 
発売・販売元:ユニバーサル ミュージック合同会社 
シリーズ:続 入手困難盤復活!! ロック黄金時代の隠れた名盤 1976-1985 編
UICY-79717 (2021年) 
定価¥1,100(本体¥1,000 税率10%) 
Made in Japan 

 


帯文:

「70年代のプログレッシヴ・ロックが終焉を迎えた77年、イタリアのミュージック・シーンに彗星のごとく現れたロカンダ・デッレ・ファーテの唯一のアルバム。リリカルかつドラマティックなプログレッシヴ・ロックは、ヨーロッパならではの美意識に溢れる。」

「おことわり:この小品は既発商品のアートワークを流用しているため、表記がその発売当時のままとなっております。また、曲により一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・マスターに起因するものです。予めご了承ください。」

 

1.ひとときの静寂
A VOLTE UN ISTANTE DI QUIETE (Conta) 
2.螢が消える時 
FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIÙ (Gaviglio - Conta) 
3.白色の香
PROFUMO DI COLLA BIANCA (Gaviglio - Vevey) 
4.新しい世界を求めて 
CERCANDO UN NUOVO CONFINE (Gaviglio - Vevey) 
5.憧れ 
SOGNO DI ESTUNNO (Boero - Gaviglio - Conta) 
6.星に鍵をかけないで 
NON CHIUDERE A CHIAVE LE STELLE (Gaviglio - Vevey) 
7.誤ち 
VENDESI SAGGEZZA (Gaviglio - Conta) 

Bonus Tracks 
8.ニューヨーク 
NEW YORK (Gaviglio - Conta - Vevey) 
9.9番目の月 
NOVE LUNE (Gaviglio - Boero - Conta - Vevey) 


Remastered by Marco D'Agostino - Aisha Recording Studio - Milano, Italy (2009) 


大鷹俊一による解説より◆

「メンバーはジョルジュ・ガルディーノ“Giorgio Gardino”(ドラムス、ヴィブラフォン)、ルチアーノ・ボエロ“Luciano Boero”(ベース、ハモンド・オルガン)、エツィオ・ヴェヴェイ“Ezio Vevey”(ギター、ヴォーカル、フルート)、アルベルト・ガヴィーリォ“Alberto Gaviglio”(ギター)、ミケーレ・コンタ“Michele Conta”(ピアノ、チェンバロ、クラヴィネットシンセサイザー)、オスカル・マッゾーリオ“Oscar Mazzoglio”(ハモンド・オルガン、ピアノ、シンセサイザー)、レオナルド・サッソ“Leonardo Sasso”(ヴォーカル)という7人で編成されている。」


◆本CDについて◆ 

ジュエルケース(白トレイ)。二つ折りブックレット(外側はオリジナルLPジャケット・デザインを流用、内側にオリジナルLPインナー・スリーヴ掲載の手書き歌詞を掲載)。投げ込み(巻き三つ折りクロス二つ折り)にトラックリスト、大鷹俊一による解説(「2001年発売時の解説を転載しております。」)、小原聡による歌詞邦訳(「ボーナス・トラックの歌詞・対訳は割愛させていただきます。ご了承ください。」)。

本作は国内盤LP(解説は北村昌士)で愛聴していたのですが、どこかへいってしまったので廉価盤CDを購入して久しぶりにきいてみました。ジェネシス(特にギター)、バンコ(特にキーボード&ヴォーカル)、ジェントル・ジャイアント(曲構成)などの影響が伺われます。きらびやかで繊細でテクニカルな、やや小さくまとまった感がなくもないですが、1970年代イタリアン・プログレッシヴ・ロックの有終の美を飾る名盤であるなと思いました。LPは見開きジャケで、中ジャケはセピア調のメンバー写真(本CDではオミットされています)を大々的にあしらったもので、そのへんのデザインにはキャメル『ムーンマッドネス』の影響が伺われます。ボーナストラックのシングル曲(1978年リリース)は、なくもがなの感もありますが、これはこれでよい、というか、曲はわるくないのですがピッチが高いです。
本CD解説(2001年紙ジャケリリース時のものを再録)には「この人たちについては本当に何もインフォメーションがない」とありますが、その後、発掘音源リリースや再結成もあり、メンバーのルチアーノ・ボエロによるロカンダ本まで出ているようなので、隔世の感があります。

★★★★★ 

 


Locanda Delle Fate - Live At RAI (1977) Full Show