幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

吉沢元治 『Play Unlimited』

吉沢元治 
Yoshizawa Motoharu 
『Play Unlimited』 


CD: Modern Music (P.S.F. Records) 
PSFD-95 (1997年) 
¥2,800(税抜) 

 

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帯文: 

「彼は世界を指のあいだにもっている。吉沢元治 音楽生活40周年記念盤 ◎解説: 清水俊彦」 


【内容量】本CD1枚中 
music 1…18'49" 
music 2…11'31" 
music 3…08'50" 
music 4…30'35" 
※ライヴ録音のため会場内の音も収録されています。

【効能・効果】 
精神の集中・昂揚、不快感の除去などの気分転換 

【用法・用量】 
1日数回、適宜お気の済むまでコンパクト・ディスク・プレイヤーなどにてご聴取ください。

【ご注意】 
ご聴取に際しては、添付文書をよくお読みください。
常温にて安全に使用できます。
添加物・保存料は入っていません。

〇健康のため聴き過ぎに注意しましょう。


〈原材料:instruments〉 まれチャン's acoustic 4-strings bass 
〈演奏者: player〉 吉沢元治(Yoshizawa Motoharu) 
〈集音日: recording date〉 1996年5月12日(May. 12. 1997) 
〈集音所:recording place〉 渋谷アピア(Shibuya. Apia〉 
〈整音者:mastering engineer〉 橋本陽英(Hashimoto Yoei) 
〈表紙画: cover illustration〉 川瀬めぐら(Kawase Megura) 
〈写真師: cover photo〉 五海裕治(Itsumi Yuji) 
〈整図画: art direction〉 新井康祝(Arai Yasunori) 
〈解説者:liner notes〉 清水俊彦(Shimizu Toshihiko) 
〈取扱者: production manager〉 岩渕聡(Iwabuchi Satoshi) 
〈制作者: exective producer〉 生悦住英夫(Ikeezumi Hideo) 
〈大感謝:special thanks〉 伊東哲夫(Itoh Tetsuo)、岡本希輔(Okamoto Maresuke) 


「本作品は吉沢元治の音楽家としての
プロ生活40周年を記念して制作されました。」

「道半ばで倒れた友人たち、同時代の友人たち、
そしてわたしの先祖と未来の子供たちへ」

 

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ブックレットより。


◆本CD解説(清水俊彦)より◆ 

「吉沢元治は長年にわたって「超即興」の旗印のもとに、ホームメイドのエレクトリック・ヴァーティカル5弦ベースを駆使して、めざましい、そして開かれた演奏活動を展開してきているが、昨年(1996年)5月12日には、渋谷のライヴ・ハウス「アピア」で、なんと20年ぶりにアコースティック・ベースによるソロ即興を行った。本作はそのときのライヴ録音である。」
「それにしても、吉沢はなぜアコースティック・ベースに立ち還ったのか。おそらくそれは、彼のエレキ・ベースによる超即興がひとつの頂点に達したので、この時点でベースの原点に戻り、これまでの歩みを再検討しながら、それをスプリングボードとして、“彼方へ”を目指してさらなる飛躍を遂げようと意図したからではないだろうか。」
「ただ、注目しなければならないのは、エレキとアコースティックの音質、音色、アタックの違いである。前者による演奏はアグレッシヴだが、後者は内省的で暗い響きをもっている。これに関して想い起こされるのは、詩人ガルシア・ロルカの「暗い響きをもつものには“魔力”がある」という言葉である。この魔力とは、芸術がもつことのできる力であり、明白で意識的で表面的なものの内奥に到達するものだが、吉沢のアコースティック・ベースはこのことを説得力豊かに実証している。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全8頁)に清水俊彦による解説「ヴォイスの孤独と生命の連鎖」、「吉沢元治 ディスコグラフィー」、「アルバムにみる吉沢元治のフリージャズそしてフリーインプロヴィゼーション」(無記名)、クレジット。

「music 3」は『割れた鏡または化石の鳥』『アウトフィット』にも収録されている曲「ディスタンス」のヴァリエーションです。

★★★★★ 


music 3 

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