幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

阿部薫   『光輝く忍耐』

阿部薫  
『光輝く忍耐』 
SOLO. 1972. 4. 11  


CD: P.S.F Records 
シリーズ: J・I コレクション 
PSFD-46 (1994年) 
¥2,884(税込)¥2,800(税抜)

 

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阿部薫●Solo●光輝く忍耐 


1. 1972. 4. 11 Alto 1 
2. 1972. 4. 11 Alto 2 
3. 1972. 4. 11 Alto 3 


1972. 4. 11 at 渋谷プルチネラ 


Produced by 生悦住英夫 
Directed by 石谷仁(Selfportrait) 
Photo & Art Directed by 五海裕治 
Recorded by 石谷仁(1972. 4. 11 プルチネラ) 
Mastered by 五十嵐輝明 
Designed by 加藤理恵(EDICOM) 


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全8頁)にトラックリスト、エピグラフとして阿部薫の言葉「僕の音楽は胎盤さ。/コミットするんじゃなくて生殖だ」、石谷仁による解説、クレジット、写真図版(モノクロ)2点。

タイトルは阿部のLP『なしくずしの死』の間章(あいだあきら)によるライナーに「二十歳の阿部はまるでランボーが「光輝く忍耐で正装して街へ出てゆくのだ」というがごとくに狂暴な愛とパッションと、観念とそして破壊的なスピードとテクニックで正装するようにして登場した。」とあるのによっていますが、ランボーのこの部分(『地獄の季節』所収「別れ」より)の邦訳は小林秀雄訳では「まだまだ前夜だ。流れ入る生気とまことの温情とは、すべて受けよう。暁が来たら俺たちは、燃え上る忍辱(にんにく)の鎧を着て、光りかがやく街々に入ろう。」、粟津則雄訳では「ところで、今は前夜だ。流れ入るすべての生気と真の情愛を受け入れよう。あけぼのとともに、おれたちは、燃えあがる忍耐で武装して、輝く町へ入ってゆくだろう。」となっています。

★★★★★ 


1972. 4. 11 alto 2

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