トーマス（A）
テルツ少年合唱団
クーベリック指揮
バイエルン放送交響楽団・合唱団
GUSTAV MAHLER
Symphony No.3
Symphony No. 10 - Adagio
Marjorie Thomas
Symphonie-Orchester des Bayerischen Rundfunks
RAFAEL KUBELIK
CD: Deutsche Grammophon
制作：ユニバーサル クラシックス＆ジャズ
発売・販売元：ユニバーサル ミュージック株式会社
20世紀の巨匠シリーズ～ラファエル・クーベリックの芸術
UCCG-3948/9 （2005年） ［2枚組］
定価￥2,400（税抜価格￥2,286）
Made in Japan
グスタフ・マーラー
Gustav Mahler (1860-1911)
CD 1
交響曲 第10番 嬰へ長調から アダージョ
Symphony No.10 in F sharp major - Adagio
1．第1楽章：アンダンテ―アダージョ 23：55
交響曲 第3番 二短調
Symphony No. 3 in D minor
第1部
Erster Abteilung
2．第1楽章：力強く、決然と 31：05
I. Kräftig. Entschieden
CD 2
第2部
Zweite Abteilung
1．第2楽章：テンポ・ディ・メヌエット（非常に控えめに） 9：40
II. Tempo di Menuetto (Sehr mässig)
2．第3楽章：コモド、スケルツァンド（適度な速度で） 16：58
III. Comodo. Scherzando (Ohne Hast)
3．第4楽章：「おお、人間よ！ 心せよ！」（アルト独唱） 9：20
IV. "O Mensch! Gib acht!"
4．第5楽章：「3人の天使が美しい歌を歌い」（アルト独唱、女声・児童合唱） 4：06
V. "Es sungen drei Engel einen süßen Gesang"
5．第6楽章：ゆっくりと、安らかに、感動をもって 21：58
VI. Langsam. Ruhevoll. Empfunden
マージョリー・トーマス（アルト）（CD 2: 3, 4）
Marjorie Thomas, alto
バイエルン放送女声合唱団（合唱指揮：ヴォルフガング・シューベルト）（CD 2：4）
Frauenchor des Bayerischen Rundfunks (Leitung: Wolfgang Schubert)
テルツ少年合唱団（合唱指揮：ゲルハルト・シュミット）（CD 2：4）
Tölzer Knabenchor (Einstudierung: Gerhard Schmidt)
バイエルン放送交響楽団
Symphonie-Orchester des Bayerischen Rundfunks
指揮：ファラエル・クーベリック
Conducted by Rafael Kubelik
録音：1968年12月7日、8日（第10番）、1967年5月23日－25日（第3番） ミュンヘン
◆渡辺護による解説より◆
「交響曲 第10番 嬰へ長調から アダージョ」
「マーラーらしく耽美的なスタイルで書かれているものの、無調や多調に近い部分もあって、彼の最後期の特色を示す。」
「この曲は一方ではブルックナーの第9交響曲のアダージョ（生からの告別）やマーラー自身の《大地の歌》や第9交響曲と関連が深く、他方ではその新しさゆえに、シェーンベルクやベルクに影響を与えた。」
「交響曲 第3番 二短調」
「この曲はマーラーの書いた自然への讃歌と言うべき作品で、全体として明るく、旋律も民謡的で、暗さや苦悩は少ない。第2番や第4番の交響曲と同様、ドイツ民謡集『子供の不思議な角笛』と深い関係がある。」
「素朴な旋律やリズムと繊細な音色法や和声、本来は抒情的な簡潔さを要求する音楽様式と長々と続く展開形式、高雅な趣味といくらか通俗的な美的感覚――こうしたマーラーの相対立する性格の矛盾はこの交響曲にも顕著である。行進曲への偏愛、主題における舞曲や民謡調の支配なども特にこの交響曲に著しい。」
◆本CDについて◆
2枚組用ジュエルケース（10mm厚）。ブックレット（巻き四つ折り）に渡辺護による解説、「ラファエル・クーベリックについて」（福本健）、歌詞＆対訳（訳：渡辺護／1995年5月補訂）。インレイにトラックリスト＆クレジット。
第3、第5楽章の歌詞は『子供の不思議な角笛』より、第4楽章の歌詞はニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』第4部「陶酔の歌」より。
クーベリックのマーラーはききやすくてよいです。あとクリムト作品を使用したジャケットデザインがよいです。
★★★★★
