マーラー
交響曲第7番《夜の歌》
エリアフ・インバル指揮
フランクフルト放送交響楽団
MAHLER
SYMPHONY No.7
FRANKFURT RADIO SYMPHONY ORCHESTRA
ELIAHU INBAL
CD: DENON
発売元:日本コロムビア株式会社
シリーズ:CREST 1000
COCO-70402 (2002年)
定価¥1,050(税抜価格¥1,000)
帯文:
「錯綜するスコアに新たな光をあてる、インバル屈指の名演」
「87年度レコード・アカデミー賞/レコード芸術特選/87年度ディアパゾン・ドール(仏)大賞/88年度レ・プラチヌ(仏)/87年度ドイツ批評家賞/87年度ドイツ・コレード大賞(全集)」
帯裏文:
「圧倒的な勝利と異様なパロディ性の共存。相反する要素が混在したマーラー世界の象徴ともいえる作品。これまで「難解」と言われてきたこの曲の隅々にまで光を当て、この交響曲に込められたさまざまな意味・感情の全てを的確に表現した同曲の決定的名演です。」
マーラー Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲 第7番 (《夜の歌》) Symphony No.7
1.Ⅰ-ゆっくりと―アレグロ Langsam - Allegro 22:36
2.Ⅱ-夜曲Ⅰ Nachtmusik I 14:40
3.Ⅲ-スケルツォ Scherzo 10:21
4.Ⅳ-夜曲Ⅱ Nachtmusik II 13:13
5.Ⅴ-ロンド;フィナーレ Rondo; Finale 16:49
エリアフ・インバル指揮
フランクフルト放送交響楽団
Eliahu Inbal conducting Frankfurt Radio Symphony Orchestra
録音:1986年5月14日~17日 フランクフルト、アルテ・オーパー
制作担当:川口義晴、リヒャルト・ハウク
録音担当:ピーター・ヴィルモース、デトレフ・キットラー
リミックス:岡田則男
技術:高橋幸夫
テープ編集:北見弦一
ヘッセン放送との共同制作
「このCDは、COCO-85040の原盤による再発売商品です。」
◆相澤昭八郎による解説より◆
「第5交響曲以来続いた純楽器による3曲目の交響曲。マーラーはこの後第8交響曲で再び人声を用いた巨大な創作を行うことになる。
第6交響曲がほぼ書き上がった1904年の夏、マーラーはすでに次の7番に手をつけていた。1904年といえばマーラー44歳、ウィーン宮廷歌劇場の仕事は極めて順調であり、指揮者としても創作の面でも油の乗りきった時期だ。5、6、7の交響曲だけでなく、「亡き子をしのぶ歌」や「リュッケルトの五つの歌」などもこの前後に相次いで完成をみた。第7交響曲は曲の名称にもなった夜曲 Nachtmusik の名のついた第2、第4楽章が最初に書かれ、他の3つの楽章は1905年の夏に僅か4週間ほどで書き上げた。」
◆本CDについて◆
ジュエルケース(白トレイ)。ブックレット(全8頁)にトラックリスト&クレジット、相澤昭八郎による解説(2002. 3)、「エリアフ・インバル」(演奏者紹介)、「クレスト1000 全70タイトル」(CDリスト)、ブックレット裏表紙に写真図版(カラー)1点。
極度の緊張を強いられた第6交響曲の掉尾にハンマーで打たれた後遺症か、第7交響曲では脱力感、多幸感、幻覚などの症状がみられます。お父さんったら、交響曲なのにマンドリンなんか持ち出してきたりして、大丈夫かしら。
しかしそれが心地よいです。もしかしたらマーラーの最高傑作かもしれないです。
★★★★★