『バルセロナのミサ&トゥルネーのミサ』 プロ・カンティオーネ・アンティクヮ

バルセロナのミサ&トゥルネーのミサ』
プロ・カンティオーネ・アンティクヮ 
指揮: マーク・ブラウン 


CD: BMGビクター株式会社 
BVCD-5045 (1992年) 
税込定価¥2,000(税抜価格¥1,942) 

 

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帯文: 

「多声的通作ミサ曲の最古の名作。音楽史上きわめて重要な2つのミサ曲を
古楽ヴォーカル・アンサンブルのパイオニア、プロ・カンティオーネ・アンティクヮが見事に再現。」


帯裏文: 

「14世紀になると、ミサ曲ノテキストは固有文から通常文へと変化していった。通常文は中世において個別に作曲されていたが、それが連作としてまとめられた最も初期のかたちを残しているのが、ここに収録した2つのミサ曲である。それゆえ、これらを個人の作品とみなすことはできない。ちなみに、個人として最も古い通作ミサの作曲者はギヨーム・ド・マショーである。これ以後ミサ曲は通常文5部の連作が主流となっていくのであるが、それらの水源として、これらの作品は初期通常文連作ミサの典型的な姿をとどめた音楽史的に重要なものであり、また美的価値からも独自なものを持っている忘れ難い作品であるといえる。」


バルセロナのミサ&トゥルネーのミサ 
Missa Tournai & Missa Barcelona

トゥルネーのミサ (作曲者不詳: 13-14世紀) 22:27 
Missa Tournai (Anonymus, 13.-14. Jh.)
1.Kyrie 3:01 
2.Gloria 7:28 
3.Credo 4:45 
4.Sactus-Benedictus 3:16 
5.Agnus Dei 1:43 
6.Ite, Missa est (Cum venerint - Se grasse) 1:56 

バルセロナのミサ (作曲者不詳: 14世紀) 21:23
Missa Barcelona (Anonymus, 14. Jh.)
7.Kyrie 1:42 
8.Gloria et Gloriatropus 5:50 
9.Credo 6:55 
10.Sanctus: Sacro sanctus pater - Sanctus miro gaudio 4:21 
11.Agnus Dei 2:24 

Total Time - 43:55 


プロ・カンティオーネ・アンティクヮ 
Pro Cantione Antiqua, London
カウンター・テノール: ケヴィン・スミス、ティモシー・ペンローズ 
Countertenor: Kevin Smith, Timothy Penrose
テノール: ジェームズ・グリッフェット、イアン・パートリッジ
Tenor: James Griffett, Ian Partridge
バス: マイケル・ジョージ、リチャード・ウィストライク 
Bass: Michael George, Richard Wistreich
ポジティヴ・オルガン: アラン・カックストン 
Orgel/Organ: Alan Cuckston
指揮: マーク・ブラウン 
Leitung/Direction: Mark Brown 

Aufnahme/Recording: Paul Dery, Monika Werner
Technik/Technical equipment: Sonart, France
Aufgenommen/Recorded: 24.-26. VI. 1979. Pfarrkirche Schloß Kirchheim
Tropen zu den Messetexten: nach der Ausgabe von Leo Schrade 1956 und dem Originalmanuskript ins Deutsche übersetzt von Dietrich Wittke
Titelbild/Front cover picture: Initiale aus dem Codice Squarcialupi


◆本CD解説(濱田滋郎)より◆ 

「〈ミサ〉が、古来キリスト教会の最も大切な儀式であってきたことはいうまでもない。教会においてキリストの死と復活を記念する祭儀(典礼)であるミサは当然早くから聖歌を伴って行われた。だが、こんにちでいう〈ミサ曲〉、すなわちミサの通常文(オルディナリウム、年間の教会暦を通じて歌詞の変わらない部分。これに対して暦にしたがい歌詞の変わる部分を固有文――プロプリウム——という)を通して作曲し、ひとまとめにした形の多声的音楽作品は、14世紀に至って初めて現れたものである。
 一般に、そうした“通作ミサ曲”の創始者は14世紀フランスの偉大な詩人音楽家、ギヨーム・ド・マショー(1300?‐77)であると考えられている。この認識は誤りではない。なぜならマショーは確かに、自分ひとりの手でミサ通常文――キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス/ベネディクトゥス、アニュス・デイの5章(マショーの場合、これになお終わりの句〈イテ・ミサ・エスト〉を加えているが)―‐を通して書き上げた(少なくとも記録に残るかぎり)史上最古の作曲家なのだから。
 だが、こうした〈ミサ曲〉は、じつはマショーの前にもあきらかに存在した。ただそれらは例外なく、個人の作品とみなすことができない。つまりそれらは、もとはばらばらに作曲された各章を、作曲者のうちのひとり、あるいは第三者が実際の便宜をはかるためひとつにまとめた姿で後世に残したものなのである。」
「そのような、作者名もさだかではない“草分けミサ”はこんにち数篇知られているが、このCDに収められた2曲、〈トゥルネーのミサ〉〈バルセロナのミサ〉は中でもその時代の典型的な姿をとどめるものとして忘れがたく、美的価値からも独自のものを味わわせる。」


◆本CDについて◆

ブックレット(全20頁)に解説(濱田滋郎)、「演唱について」、歌詞(原文と日本語訳/対訳:濱田滋郎)。ブックレット裏表紙に写真図版(モノクロ)1点。
1980年にLPとしてリリースされたもののCD化(廉価版)です。

★★★★☆


Missa Barcelona (Anonymus, 14. Jh.)

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