幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

『マッテオ・ダ・ペルージャ: 世俗歌曲集』 ロンドン中世アンサンブル

『マッテオ・ダ・ペルージャ: 世俗歌曲集』
Matteo da Perugia
Secular Works
ロンドン中世アンサンブル 
Medieval Ensemble of London 


CD: ポリドール株式会社 
オワゾリール名盤選 中世の音楽 
POCL-3122 (1993年) 
¥3,500(税込)(税抜価格¥2,427) 

 

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帯文: 

「オワゾリール名盤選◎中世の音楽 
マショーとデュファイをつなぐ最高の作曲家唯一の作品集CD」


マッテオ・ダ・ペルージャ: 世俗歌曲集 
Matteo da Prugia (?-c. 1418): Secular Works

1.その日がいつか来るのでしょうか(バラータ) 6:21 
Sera quel zorno may - ballata 
2.わが愛する奥方様(ヴィルレー) 2:40 
Dame que j'aym - virelai
3.陽の光の中を(バラード) 3:41 
Pres du soleil - ballade 
4.貞淑な奥方様(ロンドー) 4:25 
Dame d'honour - virelai
5.並ぶもののない奥方様(ヴィルレー) 2:36 
Dame souvrayne - virelai 
6.私には救いが何ひとつ見つからない(ロンドー) 6:59 
Trover ne puis
7.良い結果を期待していたのに(ロンドー) 4:40 
Pour bel acueil - rondeau
8.私には関係がない(ヴィルレー) 2:44 
Ne me chaut - virelai
9.もし私が運命の女神のことを嘆くなら(バラード) 2:28 
Se je me plaing - ballade
10.比類なく美しい方よ(ヴィルレー) 3:33 
Belle sans per - virelai
11.ああ、お慈悲を(ロンドー) 6:03 
Helas merci - rondeau
12.愛のわなから もはや解き放たれて(バラータ) 4:18 
Gia da rete d'amor - ballata

ロンドン中世アンサンブル 
Medieval Ensemble of London 
ティモシー・ペンローズ(カウンターテノール
Timothy Penrose (Countertenor)
ジョン・エルヴス(テノール) 
John Elwes (Tenor)
ポール・ヒリアー(バリトン) 
Paul Hillier (Baritone)
ピーター・デイヴィス(フルート、リコーダー&コーンミューズ) 
Peter Davies (Flute, Recorder & Cornmuse)
ティモシー・デイヴィス(リュート&マンドーラ) 
Timothy Davies (Lute & Mandora)
ロバート・クーパー(フィドル&レベック) 
Robert Cooper (Fiddle & Rebec)

ディレクター: 
ピーター・デイヴィス&ティモシー・デイヴィス 
dircted by Peter Davies & Timothy Davies

Recording
Producer: Peter Wadland
Executive Producer: Raymond Ware
Engineer: Martin Haskell
Location: Decca Studio, London
Date: 1978

Cover: Lovers in a Garden (The British Library)


◆本CD解説(今谷和徳)より◆ 

「マッテオ・ダ・ペルージャ Matteo da Perugia (1418年ごろ没)は、15世紀の初めに北イタリアのミラノで活躍した作曲家である。名前から見て、中部イタリアのペルージャ出身だと思われるが、彼が残した作品は大部分がフランス語による多声シャンソンである。それらは14世紀のマショーの作品と、15世紀のデュファイの作品との間の時期に位置するものであり、14世紀の終りから15世紀の初めごろにかけて活躍した、多声シャンソンの分野における数多くの作曲家たちの中で、この作曲家が特に重要な存在であったことを示すものでもある。」
「マッテオ・ダ・ペルージャは、ミサの通常文楽曲を5曲、モテトゥスを1曲、フランス語の多声シャンソンを22曲、イタリア語の多声歌曲を2曲残しているが、現在北イタリアのモデナにあるエステ家の図書館に所蔵されている(中略)写本(通常モデナ写本と呼ばれる)にそれらはすべて含まれている。」
「このCDには、この写本に含まれるマッテオが残した全30曲のうち、多声シャンソンが10曲と、イタリア語の多声歌曲が2曲収録されている。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全12頁)に今谷和徳による解説と「演奏者について」、歌詞対訳(今谷和徳・訳)。

1978年録音。1980年にLPとしてリリースされたもののCD化です。

★★★★★ 


Pres du soleil

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