幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

『騎士の歌/ルネッサンスのナポリ』 エスペリオンXX

『騎士の歌/ルネッサンスナポリ
ルネッサンスナポリの音楽(1442-1556)』
Renaissance Music in Naples
エスペリオンXX(ジョルディ・サヴァール指揮)
Hesperion XX (directed by Jordi Savall)


CD: 東芝EMI株式会社 
CC33-3382 
¥3,300 

 

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ルネッサンスナポリの音楽(1442―1556)
Renaissance Music in Naples (1442-1556)
from the reign of the Cataline and Spanish kings

アルフォンソ1世とフェルナンド1世の宮廷にて(1442―1494) 
At the court of Alfons I and Ferdinand I (1442-1494)
1.ツァッパイ(作者不詳) [6,7,5,10] 1:08 
2.万才、フェルナンド王――カンシオン(作者不詳) [1-10] 3:30 
3.あらゆる徳に満たされて(ヴァン・ヒゼヘム) [2-4] 3:38 
4.お前はどこへ行った――カンシオン(コルナーゴ?) [1-3,9] 3:47 
5.フィリエ・グィリエルミンーーバス・ダンス(コルナザーノ/作者不詳) [2-10] 2:08 
6.恋人よ、わたしが何をしたというの――ストランボット(作者不詳) [1-10] 1:56 
7.フォルトゥーナ(作者不詳) [2-4] 2:52 
8.わが人生のありようを君は問う――カンシオン(コルナーゴ?/オケヘム) [1-4] 4:58 
9.コッリネット――バッロ(エブレオ・ダ・ペザロ) [2-10] 2:02 
10.デインディリディン――ロマンセ(作者不詳) [1-10] 1:34 

カルロス5世の治世(1516―1556) 
From the reign of Charles V (1516-1556)
11.神よ、はっきり見えているのに――ヴィッラネスカ(ジォヴァネ・ダ・ノラ) [1-7,9,10] 3:23 
12.イル・レ・ディ・スパーニャ――バス・ダンス~ダンサ・アルタ(オルティス/ラ・トーレ?) [2-4,9,10] 2:35 
13.告げてください、あの騎士に――ビリャンシーコ(ゴンベール) [1-4,7,9] 4:22 
14.〈騎士の歌〉によるディフェレンシアス(カベソン) [5,6,2-4,7] 2:41 
15.わたしらはジプシー――ナポリ風のマスケラータ(ジォヴァネ・ダ・ノラ) [1-4,9,10] 2:30 
16.ファンタシアⅠ、Ⅱ〈サルヴェ・レジーナ〉(オルティス) [6,2,3,7/6,7,8,5] 2:28 
17.おお、輝く月よ――ビリャンシーコ(作者不詳) [1-4,9] 3:21 
18.ナポリガリアルダ(ヴァレンテ?) [2,3,9,10] 2:05 
19.やかましやの爺さんたち――ナポリ風ヴィッラネスカ(ウィラールト) [1-7,9,10] 2:07 


エスペリオンXX 
Hesperion XX 
ジョルディ・サヴァール指揮) 

1.モンセラート・フィゲーラス(ソプラノ) 
2.ジョルディ・サヴァールルネッサンスヴィオラ・ダ・ガンバ〈ソプラノ、バス〉) 
3.セルジ・カザデムント(ルネッサンスヴィオラ・ダ・ガンバテノール〉) 
4.パオロ・パンドルフォ(ルネッサンスヴィオラ・ダ・ガンバ〈バス〉) 
5.ロレンツォ・アルペルト(フルート、ダルシアン、テノール・ショーム、打楽器) 
6.ブルース・ディッキー(コルネット) 
7.シャルル・トエ(テノールトロンボーン) 
8.ハリー・リース(テノールトロンボーン) 
9.ロバート・クランシー(ビウェラ、ルネッサンス・ギター) 
10.アントニオ・バルベーラ(打楽器) 

Recorded: 26~29 June, 1983 Basilika, Kloster Steinfeld
Producer: Gerd Berg
Recording supervision: Christfried Bickenbach
Balance Engineer: Hartwig Paulsen


◆本CD「はじめに」(濱田滋郎)より◆ 

「あの魅力的なナポレターナの数々により〈歌の都〉として知られる南イタリアナポリは、ルネッサンス期の宮廷音楽にもとづく古典音楽の重要な中心地のひとつでもあった。宮廷音楽といえば忘れられないのは、15世紀半ばから200年以上にもわたって、ナポリにはスペインから来た君主の支配がつづき、その間、スペイン語の歌やイベリア半島固有の色彩をおびた器楽演奏が、宮廷でさかんに行なわれたという事実である。当ディスクに収められた曲目はそうした事情をよく反映するもので、イベリア出身の作曲家たちによる作品を中心に、イタリア人やフランス=フランドルの人びとの作品をまじえた15~16世紀ナポリ宮廷の音楽が生き生きと再現されている。」


◆本CDについて◆

1984年にLPとしてリリースされたものののCD化(日本盤、1986年頃)です。
ブックレット(本文12頁)に「はじめに」(濱田滋郎)、「ルネッサンスナポリのスペイン音楽」(ジョルディ・サヴァール/訳:濱田滋郎)、「エスペリオンXXについて」(濱田滋郎)、歌詞対訳(濱田滋郎)。

★★★★☆


神よ、はっきり見えているのに
O Dio se vede chiaro

youtu.be

 

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