『チベットの仏教音楽 1 ― 密教音楽の神髄』
Tibetan Buddhism - The Ritual Orchestra and Chants
Recorded at Pal Phuntsok Chokorling,
Tashi Jong, Himachal Pradesh, India
by David Lewiston
ノンサッチ民族音楽シリーズ 10
CD: 株ワーナーミュージック・ジャパン
WPCS-5110 (1996年)
¥1,500(税込)(税抜価格¥1,456)
帯文:
「心の奥深くに響きわたる
チベット密教音楽の神髄!」
帯裏文:
「この「チベットの仏教音楽」は、民族音楽を語る場合には欠かすことの出来ない名録音で、世界的ベストセラーを記録しています。
深いメディテーション効果をもたらす密教音楽を、完璧な臨場感で再現したこのアルバムからは、都会の喧噪とは対極の安らぎを、多くの方が得られることでしょう。」
1.グル・パドマ・サンバーヴァの為のツェチュ讃歌 14:33
Padma Sambhava Tsechu Sadhana: Invocation
2.地獄の王、マハーカラへの声明 12:29
Mahakala Sadhana: Dun-kye
3.地獄の王、マハーカラへの荘厳 25:59
Mahakala Sadhana: Dag-kye
Total timing: 53:00
【録音】 1973年5月26日 西北インド、ヒマチャル・プラデッシュ州 タシヂョング地区、カンパガール寺院
「現地レコーディングのため、一部に収録時のノイズ等がありますがご了承下さい。」
現地録音 採録: デイヴィッド・ルイストン
Recorded at Khampagar Monastery, Tashi Jong Community, Himachal Pradesh, India, by David Lewiston
Cover illustration/Tibetan t'anka of Padma Sambhava, photographed by David Lewiston
◆本CD英文原盤解説より(大意)◆
チベット音楽の理論では、根源的な音である「Ā」はあらゆる音や言語の源泉であり、沈黙の基盤である。それはあらゆるものの媒体であって、それを通じて、自己と他者、善と悪といった二元論を越えて、あらゆるものが本来は一つのものであることが認識される。
詠唱(chanting)は瞑想の動的な形であり、それゆえ内面的変容のための有力な媒体である。ゆったりとして穏やかな詠唱は心の乱れを鎮めるために用いられ、力強いリズムをもった急テンポな曲は本能的な悪を滅するために用いられる。
1.グル・パドマ・サンバーヴァの為のツェチュ讃歌
パドマ・サンバーヴァはインドのタントラ仏教の導師で、8世紀にチベットで悪鬼を調伏し、チベット仏教興隆の元となった。
2.地獄の王、マハーカラへの声明
マハーカラ(大黒天)は仏陀の慈悲の人格化である観音菩薩の忿怒相である。
3.地獄の王、マハーカラへの荘厳
この祈願(invocation)のあいだ、実践者は自らをマハーカラとして観想する。
◆本CDについて◆
1976年にノンサッチ(Nonesuch)からLPとしてリリースされたもののCD化です。
ブックレット(全4頁)の外側はオリジナルLPのジャケット(表・裏)を縮小したもの(ジャケット裏解説は「Lobsang Lhalungpa and David Lewiston」)。投込ライナーノーツ(十字折)に日本語解説(1978年のLPより転載)。
★★★★★
Tibetan Buddhism-The Ritual Orchestra and Chants
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