クレール・クロワザ
『フランス歌曲集』
Claire Croiza
French Songs
Recital
CD: 東芝EMI株式会社
TOCE-8572 (MONO) (1995年)
2,800円(税込)(税抜価格2,718円)
帯文:
「不滅の巨匠達による
20世紀演奏史の原典」
「洗練の極み…名歌手クロワザの詩的なフランス歌曲の世界。」
クレール・クロワザ/フランス歌曲集
CLAIRE CROIZA / FRENCH SONGS RECITAL
1.ちまたに雨の降るごとく(ヴェルレーヌ) 2:37
Il pleure dans mon coeur
2.噴水(ボードレール) 4:34
Le jet d'eau
3.ジュヌヴィエーヴの手紙の場~歌劇「ペレアスとメリザンド」第1幕より(メーテルリンク) 3:36
Lettre de Geneviève "PELLEAS ET MÉLISANDE"
デュパルク
DUPARC
4.悲しき歌(ジャン・ラオール) 2:52
Chanson Triste
5.嘆き(テオフィル・ゴーティエ) 3:08
Lamento
6.旅への誘い(ボードレール) 3:45
L'Invitation au Voyage
ド・ブレヴィル
DE BREVILLE
7.乙女は語る(不明) 2:55
Une jeune-fille parle
セヴラック
DE SEVERAC
8.わたしの可愛い人形は眠ろうとしない(セヴラック) 2:44
Ma poupée chérie
ルーセル
ROUSSEL
9.光(不明) 作品19-1 3:15
Light, Op. 19-1
10.サラバンド(ルネ・シャリュ) 作品20-1 2:46
Sarabande, Op. 20-1
11.アンヴォカシオン 作品8-2 4:00
Invocation, Op. 8-2
12.夜のジャズ(ルーセル) 作品38 4:18
Jazz dans la nuit, Op. 38
13.さかれた恋人(不明) 作品12-2 2:00
Amoureux séparés, Op. 12-2
フォーレ
FAURÉ
14.夕暮れ(アルベール・サマン) 作品83-2 2:56
Soir, Op. 83-2
15.夢の後に(ロマン・ビュシーヌ) 作品7-1 2:21
Après un rêve, Op. 7-1
プーランク
POULENC
動物詩集(又はオルフェオのお供たち)(アポリネール)
Le Bestiaire (ou Cortège d'Orphée)
16.a. らくだ 1:02
Le Dromadaire
17.b. チベットの山羊 0:33
La Chèvre du Thibet
18.c. いなご 0:21
La Sauterelle
19.d. いるか 0:29
Le Dauphin
20.e. ざりがに 0:34
L'Ecrevisse
21.f. 鯉 0:54
La Carpe
オネゲル
HONEGGER
22.シレーヌの歌(不明) 1:16
Chanson des Sirènes
23.シレーヌの子守唄(不明) 1:19
Berceuse de la Sirène
クレール・クロワザ(メゾ・ソプラノ)
Claire Croiza (Mezzo-Soprano)
ジョージ・リーヴス(ピアノ)(#1,2,4,5,8,14,15)
George Reeves (Piano)
ジョルジュ・トゥリュック指揮管弦楽伴奏(#3)
Orchestra accompaniment cond. by George Tryc
フランシス・プーランク(ピアノ)(#6,16-21)
Francis Poulenc (Piano)
ピエール・ド・ブレヴィル(ピアノ)(#7)
Pierre de Bréville (Piano)
アルベール・ルーセル(ピアノ)(#9-13)
Albert Roussel (Piano)
アルテュール・オネゲル(ピアノ)(#22,23)
Arthur Honegger (Piano)
Recorded : 1929頃
Re-Mastering Tape 使用
「この音源はディスクよりダビングしたもので、雑音等の目立つ箇所がありますが御了承下さい。」
◆本CD解説(石川登志夫)より◆
「クロワザ夫人は1882年パリに生まれた。我が国では、夫人がフランスの女性のように思われていたが、そうではない。母はイタリア人で、父はアイルランド人である。だからクロワザという名は芸名に過ぎず、本名はコネリーという。彼女はまずオペラ歌手として世に出た。」
「1924年ごろから特に独唱会の形式によって、フランス歌曲を歌いはじめた。彼女が声量を失ったためともいうが、大ホールを避けて、小さくても聴衆と親しめるようなホールで歌うことが数多くなった。
そのレパートリーはフランス歌曲、特に近代および現代の歌曲に重心をおいた。作曲家としてはドビュッシー、フォーレ、デュパルク、ショーソン、キャプレ、ルーセル、ラヴェルが挙げられる。続いてシャブリエ、セヴラック、ダンディー、フロラン=シュミット、ブレヴィルがある。」
「教育者としては、はやくから個人教授によって多くの弟子を育てたが、1934年からはパリ音楽院の教授となり、このほかエコール・ノルマルの演奏講習会の講師として、コルトーやティボーと共に、受講者に歌曲の解釈と唱法を講義した。その弟子の中には、スゼー、ジャンゼンなどの有名歌手の名も見出される。」
「夫人の晩年は悲惨であったようだ。今次の大戦中、対独協力者だったという理由から、同じ態度をとったコルトーと同様に、フランス楽壇からボイコットされた。他界した年は1946年で、ひっそりと寂しい死だったと伝えられている。」
◆本CDについて◆
ブックレット(全24頁)にトラックリスト&クレジット、石川登志夫による解説(1971・10/「GR-2221 より転載しました」)、歌詞対訳(鈴木信太郎/三浦潤/小松清/無記名/「[7][9][11][13][22][23]は歌詞不明のため省略させて頂きます。ご了承下さい。」)、「CLASSIC 21 入会のご案内」。
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Le jet d'eau
Le Bestiaire