幻の猫たち 改訂版

まぼろしの猫を慕いて

ニノン・ヴァラン  『夢のあとで [フランス歌曲集]』

ニノン・ヴァラン 
『夢のあとで [フランス歌曲集]』 

Ninon Vallin 
sings 
Fauré 
Debussy & Duparc 


CD: 東芝EMI株式会社 
シリーズ: Great Recordings on Compact Disc Collection 
TOCE-9295 (MONO) (1996年) 
2,000円(税込)(税抜価格1,942円) 

 

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帯文: 

「不滅の巨匠達による20世紀演奏史の原典」
「魅惑的歌唱……名花ヴァランの類い希なフランス歌曲の世界。」


ニノン・ヴァラン/夢のあとで(フランス歌曲集)
NINON VALLIN sings FAURÉ, DEBUSSY & DUPARC 


フォーレ 
FAURÉ 

1.夢のあとで(ロマン・ビュシーヌ、或るトスカナの詩による) 作品7-1 2:40 
Après un rêve, Op. 7-1 
2.河のほとりで(シュリー・プリュドム) 作品8-1 2:29 
Au bord de l'eau, Op. 8-1 
3.ネル(ルコント・ド・リール) 作品18-1 1:58 
Nell, Op. 18-1 
4.秋(アルマン・シルヴェストル) 作品18-3 1:58 
Automne, Op. 18-3 

ある一日の詩(シャルル・グランムージャン) 作品21 
Poème d'un jour, Op. 21 
5.a. 出会い 2:06 
Rencontre 
6.b. 永久に 1:10 
Toujours 
7.c. 別れ 2:01 
Adieu 

8.ゆりかご(シュリー・プリュドム) 作品23-1 2:44 
Les berceaux, Op. 23-1 
9.秘密(アルマン・シルヴェストル) 作品23-3 2:36 
Le secret, Op. 22-3 
10.あけぼの(アルマン・シルヴェストル) 作品39-1 2:12 
Aurore, Op. 39-1 
11.月の光(ポール・ヴェルレーヌ) 作品46-2 2:51 
Clair de lune, Op. 46-2 
12.ばら(ルコント・ド・リール) 作品51-4 2:33 
La rose, Op. 51-4 
13.ひそやかに(ポール・ヴェルレーヌ) 作品58-2 2:58 
En sourdine, Op. 58-2 
14.消えない薫り(ルコント・ド・リール) 作品76-1 1:56 
Le parfum impérissable, Op. 76-1 
15.夕暮れ(ルベール・サマン) 作品83-2 2:17 
Soir, Op. 83-2 


ドビュッシー 
DEBUSSY 

16.グリーン(「忘れられた歌」より)(ポール・ヴェルレーヌ) 2:04 
Green 
17.マンドリンポール・ヴェルレーヌ) 1:22 
Mandoline 
18.あやつり人形(ポール・ヴェルレーヌ) 1:13 
Fantoches 


デュパルク 
DUPARC 

19.旅への誘い(ボードレール) 4:05 
L'invitation au voyage 
20.悲しき歌(ジャン・ラオール) 3:08 
Chanson triste 


ニノン・ヴァラン(ソプラノ) 
Ninon Vallin (Soprano) 
ゴッドフロワ・アンドルフィ(ピアノ)(#1,2,20) 
Godfroy Andolfi (Piano) 
モーリス・フォール(ピアノ)(#3,9,10,14) 
Maurice Faure (Piano) 
不明(ピアノ伴奏)(#4)
Unknown 
ピエール・ダルク(ピアノ)(#5-7,11,12,13,15) 
マルグリット・ロン(ピアノ)(#8) 
Marguerite Long (Piano) 
ガブリエル・クロエ(ピアノ)(#16-18) 
Gabriele Cloez (Piano) 
ゴッドフロワ・アンドルフィ指揮 管弦楽伴奏(#19) 
Orchestra accompanied cond. by Godfroy Andolfi 

Recorded: 1929-30 頃 

「この音源はディスクよりダビングしたもので、雑音等の目立つ箇所がありますが御了承下さい。」


◆本CD解説(石川登志夫)より◆ 

「戦前フランス歌曲を得意とした女性はバトリ、クロワザ、ヴァランである。バトリは歌とピアノの達人で、フランス歌曲一筋の人で、またクロワザは以前はオペラ歌手だが、後、歌曲に転向した聡明な才女で、曲の解釈と技巧に卓れていた。さて、ヴァランはオペラと歌曲の両刀遣いで、華麗な喉を巧みにつかう歌姫だった。この3人の中では1番若い歌手である。」
「戦前のSPでフォーレドビュッシー、デュパルク、アーンなどの近代フランス歌曲を見事に歌ったヴァランは、まことに魅惑の歌手であった。やや高踏的で渋いフランス歌曲を清澄な、しかも妖艶な声で、われわれに聴かせてくれたのである。」


◆本CDについて◆ 

ブックレット(全24頁)にトラックリスト&クレジット、解説(石川登志夫/「GR-70094 より転載しました」)、歌詞対訳(粟津則雄/窪田般彌)、「CLASSIC 21 入会のご案内」。

★★★★★ 


L'invitation au voyage