Vandertop
『Paris 76』
マグマ(ヴァンデ=トップ)
パリ・ルネッサンス’76
CD: Utopic Records / Distribution Musea
EX 6244 (2001)
Arcangelo
ARC-1052
税抜価格¥2,500
帯文:
「パガノッティ脱退後、再度ヤニック・トップがマグマに復活した伝説のパリ・ルネッサンス劇場でのライヴが遂に登場!! トップ、ヴァンデによる魂の名演は、あの名盤「Live」をも凌ぐ凄まじさ!!
【仏文ライナー対訳付/解説:竹川真】」
VANDERTOP
PARIS 76
1. Hhaï (Christian Vander) 8:56
2. La Musique des Sphères (Jannick Top) 21:57
3. De Futura (Jannick Top) 25:38
4. Troller Tanz (Christian Vander) 4:19
Recorded at : Theatre de la Renaissance,
2 novembre 1976, Paris.
Jannick Top (bs), Christian Vander (dms), Klaus Blasquisz (vc), Didier Lockwood (vn), Gabriel Federow (g), Michel Grailler (kbds).
Produced by Utopic Records (C) 2001
Project manager: Philippe Hodara
Assistant: Marc Rossi
Mastered by Uwe at Electric City Studio, Bruxelles
Graphic art and design: Liliane Mangavelle
Photos: Marc Rossi / Guy Mas / Claude Gassian
Liner notes: Philippe Hodara
◆フィリップ・オダラによるライナーノーツ(邦訳)より◆
「マグマ。リズム楽器をリーダーとすることを世界で最初に唱ったバンド。ベースとドラムスがフロントに立ち、ソロ楽器群が、時々はソロパートを与えられるものの、ほとんど単なる伴奏という役に限定されている。」
「1974年暮、ヤニック・トップはバンドを脱退し、いかなる教条に縛られるのも拒否して孤独に神秘の追求を続けるクリスチャン・ヴァンデとは反対の進路をとり、彼の精神的行程を様々なガイドに助けられて進むことを決心するのである。だが、一緒にプレイしたいという欲求は何よりも強い。マグマが到達した強度の頂点には、クリスチャンもヤニックも別々には到達できなくなってしまった。
1975年10月、ヴァンデとトップはナンシー・ジャズ・フェスティヴァルで再会し、そこでヤニックの最重要作品のひとつ“De Futura”の世界初演を、指揮ヤニック・トップの18人編成のビッグバンドで行うのである。
次いで「ウドゥ・ヴドゥ」と題されたアルバムを共同制作することで合意し、その前にヤニックの最終的なバンド復帰を知らしめるコンサートツアーが行われた。この一連のコンサートから、バンドはマグマと名乗らず、「ヴァンデ=トップ」となり、バンドにおけるヤニックの音楽的分担は、作曲、編曲、楽器配分などあらゆる面においてクリスチャン・ヴァンデと同等の重要度を持つに至った。
ヴァンデ=トップのツアーは76年の10月と11月に行われ、ヤニック作の2曲“De Futura”と“La Musique des Sphères”だけで、全演奏の半分を占めた。」
「2ヶ月のツアーの後、ヤニックは再び脱退する。しかし決してクリスチャン・ヴァンデとのコンタクトを失うことはなかった。それが証拠に「Fusion」と題されたアルバム、そして80年、81年、95年、96年のコンサートにトップは参加している。」
「ここにあるCDは、1976年11月2日、パリ、ラ・ルネッサンス劇場でのライヴ録音である。」
◆本CDについて◆
国内仕様輸入盤。透明ジュエルケース。原盤ブックレット(二つ折り)にPhilippe Hodaraによるライナーノーツ、写真図版(カラー&モノクロ)2点。インレイにトラックリスト&クレジット。投げ込みライナー(十字折り)に竹川真による解説と、フィリップ・オダラによるライナーノーツ邦訳(訳者名記載なし)。
マグマのベーシスト、ヤニック(ジャニック)・トップのレーベル「Utopic」から21世紀初頭にリリースされた4枚の1970年代マグマ関連未発表音源CDのうちの1枚で、マグマが「Vandertop」名義でクリスチャン・ヴァンデとヤニック・トップの双頭バンドとして活動していた1976年のライヴ音源を収録しています。
★★★★★
De Futura