『サティ: ソクラテス/メデューサの罠』
デルヴォー指揮パリ管弦楽団
チッコリーニ指揮ラムルー管弦楽団員
Erik Satie
"Socrate"
"Le piege de meduse"
Orchestre de Paris
cond. by Pierre Dervaux
Members of the Lamoureux Concerts Orchestra
cond. by Aldo Ciccolini
CD: 東芝EMI株式会社
フランス音楽のエスプリ・シリーズ
CE32-5786
税込定価3,008円(税抜価格2,920円)
サティ
SATIE
交響的劇作品「ソクラテス」(4人のソプラノと管弦楽のための)
"SOCRATE" (Drame Symphonique en trois parties sur des dialogues de Platon traduits par Victor Cousin)
1.ソクラテスの肖像 6:42
2.イリソス河の岸辺 8:01
3.ソクラテスの死 21:55
ピエール・デルヴォー指揮
パリ管弦楽団
アルキビアデス: ダニエル・ミレ(メゾ・ソプラノ)
ソクラテス: アンドレア・ギオー(ソプラノ)
パイドロス: アンドレエ・エスポジト(ソプラノ)
プァイドン: マディ・メスプレ(ソプラノ)
4.「メデューサの罠」(サティの台本・作曲による1幕の喜劇) 25:40
"LE PIEGE DE MEDUSE" (Baron Medusa's Trap) (Lyric Comedy in one act with text and music by Satie)
アルド・チッコリーニ指揮
ラムルー管弦楽団員
メデューサ男爵: ピエール・ベルタン
ポリカルプ: ユベール・デシャン
アストルフォ: ジョセフ=マリー・ファルクッキ
フリゼット: マリー・ローランス
Recorded: 1971
◆本CDについて◆
ブックレット(本文24頁)にトラックリスト&クレジット、「エリック・サティの音楽」(岡俊雄)、「デルヴォーについて」、「ソクラテス」歌詞対訳(浅沼圭司)/「エリック・サティの脱俗的な霊感」(ジェイムズ・リンゴ/訳: 三浦淳史)、「メデューサの罠」歌詞対訳(台詞聴き取り: 為永素子/訳: 湟野正満・ゆり子)。
デルヴォー指揮による「ソクラテス」と「メルキュール」を収めたLPと、チッコリーニ指揮&演奏による「メデューサの罠」その他を収めたLPからのコンピレーションCDです。
「ソクラテス」の登場人物は男ばかりですが、それを演じる(歌う)のは全員女性です。「メデューサの罠」はギリシア神話のゴルゴン三姉妹のメドゥーサ(「女王」を意味する)かと思ったら、主人公は中年男性「メデューサ男爵」です(ここでは「méduse」は「くらげ」を意味します)。アセクシャルなサティにとってジェンダーとかはもうどうでもよかったのでしょう。
★★★★★
「ソクラテスの肖像」